第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、新たに発生した事項は以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日(2021年2月12日)において当社グループが判断したものであります。

(1)当社北米工場の生産停止について

  北米向けのエンジンに関し、米国法定エンジン認証試験の過程において課題が生じたため、2020年12月23日の当

 社取締役会において、連結子会社である日野モータース マニュファクチャリング U.S.A.株式会社のウェストバー

 ジニア工場及び日野モータース カナダ株式会社のウッドストック工場における車両生産を2021年9月末まで停止

 することを決定いたしました。これに伴い、両国における新たなモデルイヤーエンジンの搭載車両の発売を延期い

 たしました。

  現在、関係各所との交渉を継続しており、今後、生産停止に伴う関連費用の発生により、当社グループの業績及

 び財政状況が影響を受ける可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況及び分析

 当第3四半期連結累計期間の国内のトラック市場につきましては、新型コロナウイルスの影響により、大型・中型トラックの総需要は62.3千台と前年同期に比べ8.0%の減少、小型トラックの総需要は61.0千台と前年同期に比べ21.1%の減少となりました。

国内売上台数につきましては、前述の需要減少のもとトラック・バスの合計で43.2千台と前年同期に比べ12.2%減少いたしました。

 海外市場につきましては、新型コロナウイルスの影響を受け販売台数が減少したことに加えて、在庫調整を推進したことにより、海外売上台数はトラック・バスの合計で50.2千台と前年同期に比べ41.5%減少いたしました。

 この結果、日野ブランド事業のトラック・バスの総売上台数は93.4千台と前年同期に比べ30.9%減少いたしました。

 また、トヨタ向け車両台数につきましては、総売上台数は78.8千台と前年同期に比べ26.8%減少いたしました。

 

ⅰ)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ558億39百万円減少し、1兆2,192億40百万円となりました。これは、投資有価証券が141億37百万円増加した一方で、売掛債権が308億47百万円、棚卸資産が388億33百万円減少したこと等によります。

 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ592億42百万円減少し、6,231億57百万円となりました。これは、買掛債務が345億29百万円減少したことに加え、未払費用等その他の負債が減少したことによります。

 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ34億2百万円増加し、5,960億83百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が121億99百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失を21億62百万円計上したこと、剰余金の配当を68億89百万円行ったこと等によります。

 

ⅱ)経営成績の分析

 当第3四半期連結累計期間の売上高は1兆744億63百万円と前年同期に比べ2,998億43百万円(△21.8%)の減収となりました。損益面では、売上高が減少したこと等により営業損失は9億96百万円と前年同期に比べ492億38百万円の減益(前年同期は482億41百万円の営業利益)、経常損失は16億72百万円と前年同期に比べ466億38百万円の減益(前年同期は449億66百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は21億62百万円と前年同期に比べ320億99百万円の減益(前年同期は299億37百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

 

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

(日本)

 日野ブランド事業の国内向けトラック・バスの売上高は、売上台数が減少したこと等により、減収となりました。海外向けについては、アジア・北米向けを中心として売上台数が減少したこと等により、減収となりました。また、トヨタ向けについても売上台数が減少したこと等により、減収となりました。

以上により、売上高は8,727億17百万円と前年同期に比べ2,353億36百万円(△21.2%)の減収となりました。損益面におきましては、売上台数の減少により、セグメント損失(営業損失)は7億57百万円と前年同期に比べ327億59百万円の減益(前年同期は320億1百万円のセグメント利益)となりました。

 

(アジア)

 主にインドネシア・タイの売上台数が減少したこと等により、売上高は1,950億98百万円と前年同期に比べ905億69百万円(△31.7%)の減収となりました。また、セグメント利益(営業利益)は、17億25百万円と前年同期に比べ99億79百万円(△85.3%)の減益となりました。

 

(その他)

 北米を中心として売上台数が減少したこと等により、売上高は1,086億9百万円と前年同期に比べ762億47百万円(△41.2%)の減収となりました。また、セグメント損失(営業損失)は、46億15百万円と前年同期に比べ77億21百万円の減益(前年同期は31億6百万円のセグメント利益)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、376億30百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。