第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況及び分析

 当第3四半期連結累計期間の国内のトラック市場につきましては、底堅く推移したものの、世界的な半導体不足等による車両生産遅れの影響で供給が滞ったことにより、大型・中型トラックの総需要は60.1千台と前年同期に比べ2.1千台(△3.4%)の減少、小型トラックの総需要は56.1千台と前年同期に比べ4.9千台(△8.0%)の減少となりました。

 全トラック市場のシェアは、コロナ禍の中、感染防止策を徹底しグループ一丸となった販売活動を行った結果、36.1%となりました。なお、国内売上台数につきましては、大中型・小型トラック、バス総合計で43.7千台と前年同期に比べ0.5千台(1.2%)増加いたしました。

 海外市場につきましては、一部の国でコロナ感染の影響は残るものの、アジア・中南米地域等での販売が引き続き堅調であったため、海外売上台数はトラック・バスの合計で73.5千台と前年同期に比べ23.2千台(46.3%)増加いたしました。

 この結果、日野ブランド事業のトラック・バスの総売上台数は117.2千台と前年同期に比べ23.8千台(25.4%)増加いたしました。

 また、トヨタ向け車両台数につきましては、主にSUVの台数が増加した結果、総売上台数は105.1千台と前年同期に比べ26.2千台(33.3%)増加いたしました。

 

ⅰ)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ436億57百万円増加し、1兆2,751億53百万円となりました。これは、主に棚卸資産が330億57百万円増加したことによります。

 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ351億51百万円増加し、6,617億74百万円となりました。これは、買掛債務が122億48百万円、有利子負債が115億46百万円それぞれ増加したこと等によります。

 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ85億6百万円増加し、6,133億79百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益を188億36百万円計上し、剰余金の配当を97億60百万円実施したこと等によります。

 

ⅱ)経営成績の分析

 当第3四半期連結累計期間の売上高は1兆694億27百万円となりました。損益面では、売上高が増加したこと等により営業利益は498億34百万円と前年同期に比べ508億30百万円の増益(前年同期は9億96百万円の営業損失)、経常利益は523億33百万円と前年同期に比べ540億5百万円の増益(前年同期は16億72百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は188億36百万円と前年同期に比べ209億98百万円の増益(前年同期は21億62百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、当第3四半期連結累計期間の売上高は2,015億62百万円減少しております。詳細については「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

(日本)

 日野ブランド事業の国内向けトラック・バスの売上高は、大型トラックの売上台数が減少したこと等により、減収となりました。海外向けについては、アジア・中南米向けを中心として売上台数が増加したこと等により、増収となりました。また、トヨタ向けについてはSUVを中心に台数が増加するも、「収益認識に関する会計基準」等の適用の影響により、減収となりました。

 以上により、売上高は8,472億1百万円となりました。損益面におきましては、セグメント利益(営業利益)は404億22百万円と前年同期に比べ411億79百万円の増益(前年同期は7億57百万円のセグメント損失)となりました。

 なお、「収益認識に関する会計基準」等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、従来の方法に比べて、当第3四半期連結累計期間の日本の売上高は2,015億62百万円減少しております。

 

(アジア)

 主にインドネシアの売上台数が増加したこと等により、売上高は2,813億65百万円と前年同期に比べ862億66百万円(44.2%)の増収となりました。セグメント利益(営業利益)は、154億61百万円と前年同期に比べ137億36百万円の増益(8.0倍)となりました。

 

(その他)

 北米は売上台数が減少したものの、中南米・アフリカ・オセアニアを中心として売上台数が増加したこと等により、売上高は1,221億60百万円と前年同期に比べ135億50百万円(12.5%)の増収となりました。セグメント損失(営業損失)は、65億47百万円と前年同期に比べ19億31百万円の減益(前年同期は46億15百万円のセグメント損失)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、394億69百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。