【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

KYB株式会社(以下、「当社」)は、日本に所在する株式会社です。当社及び子会社(以下、「当社グループ」)の主な事業内容は、油圧緩衝器・油圧機器の製造・販売並びに各事業に関連するサービス業務等を行っております。

 

2.作成の基礎

(1) 要約四半期連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載

当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、同第93条の規定によりIAS第34号に準拠して作成しています。

要約四半期連結財務諸表は、年次連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の当社グループの連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

当社グループの2021年9月30日に終了する要約四半期連結財務諸表は、2021年11月5日に当社代表取締役社長執行役員大野雅生及び当社代表取締役副社長執行役員加藤孝明によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として測定しています。

 

(3) 表示通貨及び単位

要約四半期連結財務諸表の表示通貨は、当社の機能通貨である日本円であり、百万円未満を四捨五入しています。

 

3.重要な会計方針の要約

当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。

なお、当第2四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率を基に算定しています。

 

4.重要な会計上の見積り及び判断

要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行うことが義務付けられています。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの変更による影響は、その見積りを変更した会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。

本要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、新型コロナウイルス感染症の影響も含め、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。

 

 

5.セグメント情報

(1) 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、製品・サービス別に事業本部又は事業部を置き、各事業本部又は事業部は、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従来、事業セグメントは「AC(オートモーティブコンポーネンツ)事業」、「HC(ハイドロリックコンポーネンツ)事業」、「システム製品」、「航空機器事業」、「特装車両事業」及びそのいずれにも属さない「電子機器等」によって区分しておりましたが、「システム製品」については当社グループ再編に伴い事業管理区分の見直しを行った結果、当第2四半期連結累計期間より「HC事業」に含めております。

また、上記に伴い報告セグメントにつきましても、セグメント管理区分の見直しを行った結果、当第2四半期連結累計期間より「システム製品」を「HC事業」に含めて開示しております。

なお、「特装車両事業」及び「電子機器等」については、報告セグメントにおける量的基準等を勘案した結果、「その他」に含めて開示しております。したがって、当社グループは、「AC事業」、「HC事業」及び「航空機器事業」の3つを報告セグメントとしております。

「AC事業」は、四輪車用・二輪車用油圧緩衝器及びパワーステアリング製品を主とする四輪車用油圧機器等を生産しております。「HC事業」は、建設機械向けを主とする産業用油圧機器、舞台機構、艦艇機器、免制振装置等を生産しております。「航空機器事業」は、航空機用の離着陸装置、操舵装置、制御装置等を生産しております。

なお、各セグメントにおける主要製品は、下記のとおりであります。

セグメント

主要製品

報告セグメント

AC事業

ショックアブソーバ、サスペンションシステム、パワーステアリング、ベーンポンプ、フロントフォーク、オイルクッションユニット、ステイダンパ、フリーロック

HC事業

シリンダ、バルブ、鉄道車両用オイルダンパ、衝突用緩衝器、ポンプ、モータ、舞台機構、艦艇機器、免制振装置、シミュレータ、油圧システム、トンネル掘削機、環境機器

航空機器事業

航空機用離着陸装置・同操舵装置・同制御装置・同緊急装置

その他

特装車両事業

電子機器等

コンクリートミキサ車、粉粒体運搬車、特殊機能車、電子機器

 

 

(2) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、注記「3.重要な会計方針の要約」における記載と同一であります。

報告セグメントの損益は、売上高から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。

セグメント間の内部売上高及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

 

(3) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額に関する情報

前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

要約
四半期
連結
財務諸表
計上額

AC事業

HC事業

航空機器

事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

81,827

51,118

1,898

134,843

3,982

138,825

138,825

セグメント間の
内部売上高又は振替高

279

362

640

60

700

700

82,106

51,480

1,898

135,483

4,042

139,525

700

138,825

セグメント損益

(△は損失)

1,307

455

828

1,680

256

1,424

6

1,418

持分法による投資損失

(△)

151

31

181

181

181

その他の収益・費用

(純額)

360

527

219

1,106

34

1,072

1,072

営業損益(△は損失)

1,818

102

1,047

2,967

290

2,677

6

2,671

金融収益・費用(純額)

761

税引前四半期損失(△)

3,432

 

(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない特装車両事業及び電子機器等を含んでおります。

2.セグメント損益の調整額6百万円は、セグメント間取引消去であります。

 

当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

その他
(注)1

合計

調整額
(注)2

要約
四半期
連結
財務諸表
計上額

AC事業

HC事業

航空機器

事業

売上高

 

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

110,991

67,952

1,910

180,853

5,029

185,882

185,882

セグメント間の
内部売上高又は振替高

475

396

870

41

911

911

111,466

68,348

1,910

181,723

5,069

186,793

911

185,882

セグメント損益

(△は損失)

7,109

5,877

1,879

11,107

526

11,633

34

11,667

持分法による投資利益

190

57

247

247

247

その他の収益・費用

(純額)

181

2,102

23

1,897

14

1,883

1,883

営業損益(△は損失)

7,118

8,035

1,902

13,251

512

13,763

34

13,797

金融収益・費用(純額)

1,123

税引前四半期利益

12,674

 

(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない特装車両事業及び電子機器等を含んでおります。

2.セグメント損益の調整額34百万円は、セグメント間取引消去であります。

 

(4) 報告セグメントの変更等に関する事項

従来、「システム製品」については報告セグメントとしておりましたが、当社グループ再編に伴いセグメント管理区分の見直しを行った結果、当第2四半期連結累計期間より「HC事業」に含めて開示しております。

このため、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したものを記載しております。

 

6.有形固定資産、のれん及び無形資産

有形固定資産、のれん及び無形資産の帳簿価額の増減は、以下のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

 

有形固定資産

のれん

無形資産

2021年4月1日

160,308

248

4,106

取得

7,014

38

自己創設

68

処分等

△204

△0

減価償却費及び償却費

△8,786

△410

減損損失

△110

為替換算差額

198

2

20

その他

△114

△4

2021年9月30日

158,306

250

3,818

 

 

7.引当金

引当金の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

2021年3月31日

当第2四半期連結会計期間

2021年9月30日

製品保証引当金(注)1.2.

25,867

19,582

その他(注)3.

7,982

8,976

合計

33,849

28,557

流動

28,466

23,101

非流動

5,383

5,456

 

(注)1.製品保証引当金については、製品の品質保証費用の支払に備えるため、過去の発生実績に基づく連結会計年度の売上高に対応する発生見込額に、発生した品質保証費用の実状を考慮した保証見込額を加えて計上しており、当該製品保証引当金の当第2四半期連結会計期間の残高は、2,845百万円(前連結会計年度3,537百万円)であります。

(注)2.2019年3月期において、当社及び当社の子会社であるカヤバシステムマシナリー株式会社にて、製造・販売してきた免震・制振用オイルダンパーの一部について、性能検査記録データの書き換え行為により、大臣認定の性能評価基準に適合していない、または、お客様の基準値を外れた製品(以下、「不適合品」といいます。)を建築物に取り付けていた事実が判明いたしました。

        当第2四半期連結累計期間において、状況が進捗したことから免震・制振用オイルダンパーの製作費用、交換工事に要する費用、構造再計算費用、及び補償等の製品保証引当金について繰入及び取崩を行っております。

なお、当第2四半期連結会計期間においては、2021年9月30日時点で交換が未完了の不適合品及び不明の対象製品全数(免震用オイルダンパー450本、制振用オイルダンパー964本の合計1,414本)を製品保証引当金の対象としております。

本件に係る製品保証引当金の当第2四半期連結会計期間の残高は、16,737百万円(前連結会計年度22,331百万円)であります。

(注)3.その他には、訴訟や補償などの支払に備えた引当金が含まれておりますが、当社及び当社子会社の立場が著しく不利になる可能性があるため、IAS第37号92項に従い個別に記載しておりません。

 

 

8.資本金及びその他の資本項目

当社は、2021年6月28日に、株式会社みずほ銀行、株式会社日本政策投資銀行、明治安田生命保険相互会社、株式会社大垣共立銀行、株式会社七十七銀行、損害保険ジャパン株式会社、芙蓉総合リース株式会社及びみずほリース株式会社に対し、株主総会において議決権を有しないA種優先株式を、第三者割当により発行いたしました。これにより、資本金、資本剰余金がそれぞれ6,250百万円増加しております。

なお、株式の発行と同時に、資本金の額を減少し、資本剰余金へ振り替えたことにより、資本金が6,250百万円減少し、資本剰余金が6,250百万円増加しております。

 

9.配当金

前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間における配当金支払額は、以下のとおりです。

 

前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

(1) 配当金支払額

該当事項はありません。

 

(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末後となるもの

該当事項はありません。

 

当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2021年6月25日

定時株主総会

普通株式

1,916

75.00

2021年3月31日

2021年6月28日

 

 

(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末後となるもの

決議

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2021年11月5日

取締役会

普通株式

1,149

45.00

2021年9月30日

2021年12月9日

2021年11月5日

取締役会

A種優先株式

244

1,952,054.80

2021年9月30日

2021年12月9日

 

 

 

10.売上高

当社グループの事業は、AC(オートモーティブコンポーネンツ)事業、HC(ハイドロリックコンポーネンツ)事業、航空機器事業及びその他により構成されており、当社グループでは、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。

当社グループでは、これらの事業を通じて得られる収益を売上高として表示しています。また、売上高は主要な製品別に分解しています。これらを分解した売上高と注記「5.セグメント情報」で記載しているセグメント別の売上高との関連は、以下のとおりです。

 

 

 

(単位:百万円)

セグメントの名称

主要な製品

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

   至 2020年9月30日

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

   至 2021年9月30日

AC事業

四輪車用油圧緩衝器

61,069

80,991

二輪車用油圧緩衝器

9,274

15,772

四輪車用油圧機器

9,747

11,880

その他製品

1,737

2,348

小計

81,827

110,991

HC事業

産業用油圧機器

44,946

61,608

システム製品

2,518

2,060

その他製品

3,653

4,283

小計

51,118

67,952

航空機器事業

航空機用油圧機器

1,898

1,910

小計

1,898

1,910

その他

特装車両

3,605

4,411

電子機器等

377

618

小計

3,982

5,029

合計

138,825

185,882

 

(注)金額は、外部顧客への売上高で表示しています。

 

11.その他の費用

その他の費用の内訳は、以下のとおりです。

 

 

(単位:百万円)

 

 前第2四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

  至 2020年9月30日

 当第2四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

  至 2021年9月30日

製品保証引当金繰入額(注)

△3,256

△3,001

製品保証対策費(注)

3,518

1,004

その他

2,152

1,084

合計

2,413

△913

 

(注) 2019年3月期において、当社及び当社の子会社であるカヤバシステムマシナリー株式会社にて、製造・販売してきた免震・制振用オイルダンパーの一部について、性能検査記録データの書き換え行為により、大臣認定の性能評価基準に適合していない、または、お客様の基準値を外れた製品を建築物に取り付けていた事実が判明いたしました。

当第2四半期連結累計期間において、状況が進捗したことから免震・制振用オイルダンパーの製作費用、交換工事に要する費用、構造再計算費用、及び補償等の製品保証引当金について繰入及び取崩を行った影響額、並びに対応本部の人件費等の諸費用のうち、当第2四半期連結累計期間に発生した費用を製品保証対策費として計上し、第3四半期以降の見積額を製品保証引当金繰入額に計上しております。

 

 

12.1株当たり四半期利益

基本的1株当たり四半期利益又は四半期損失の算定上の基礎は、以下のとおりです。

なお、希薄化後1株当たり四半期利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年9月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2021年4月1日

至 2021年9月30日)

親会社の所有者に帰属する

四半期利益又は四半期損失(△)

(百万円)

△3,757

9,502

親会社の普通株主に帰属しない金額

(百万円)

244

基本的1株当たり四半期利益の計算に

使用する四半期利益又は四半期損失(△)

(百万円)

△3,757

9,258

期中平均普通株式数

(株)

25,543,179

25,542,446

基本的1株当たり

四半期利益又は四半期損失(△)

(円)

△147.08

362.45

 

 

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自 2020年7月1日

至 2020年9月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自 2021年7月1日

至 2021年9月30日)

親会社の所有者に帰属する四半期利益

(百万円)

70

4,822

親会社の普通株主に帰属しない金額

(百万円)

236

基本的1株当たり四半期利益の計算に

使用する四半期利益

(百万円)

70

4,586

期中平均普通株式数

(株)

25,543,156

25,542,371

基本的1株当たり四半期利益

(円)

2.75

179.54

 

 

 

13.金融商品

(1) 公正価値ヒエラルキー

公正価値で測定される金融商品について、測定に使用したインプットの観察可能性及び重要性に応じた公正価値測定額を、レベル1からレベル3まで分類しております。

レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における相場価格

レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出された公正価値

 

前連結会計年度(2021年3月31日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

同一の資産又は
負債の活発な市場
における相場価格
(レベル1)

重要なその他の
観察可能な
インプット
(レベル2)

重要な
観察不能な
インプット
(レベル3)

合計

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

上場株式

13,376

13,376

非上場株式

736

736

デリバティブ

0

0

その他

294

92

386

合計

13,376

295

828

14,500

純利益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ

合計

 

 

当第2四半期連結会計期間(2021年9月30日)

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

同一の資産又は
負債の活発な市場
における相場価格
(レベル1)

重要なその他の
観察可能な
インプット
(レベル2)

重要な観察不能な
インプット
(レベル3)

合計

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

上場株式

13,256

13,256

非上場株式

768

768

デリバティブ

その他

317

92

409

合計

13,256

317

860

14,433

純利益を通じて公正価値で
測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ

0

0

合計

0

0

 

 

前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間において、レベル1とレベル2、及びレベル3の間での振替は該当ありません。

 

 

(2) レベル2、3に区分される公正価値測定に関する情報

デリバティブの公正価値については、取引先金融機関等から提示された価格等に基づき測定しております。公正価値ヒエラルキーのレベル2及びレベル3に区分される公正価値評価の方法は、当該非上場株式及び出資金の当社の持分比率から計算された純資産額又は会員権評価額と評価前帳簿価額を比較し、純資産額又は会員権時価が評価前帳簿価額を下回った場合、当該金額をその他の包括利益として計上しております。

 

(3) レベル3に分類された金融商品の増減

前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間において、レベル3に分類される金融商品の重要な増減はありません。

 

(4) 償却原価で測定される金融商品

償却原価で測定される金融資産及び金融負債の公正価値は帳簿価額と近似しております。

 

 

14.偶発負債

(建築物用免震・制振用オイルダンパーの検査工程等における不適切行為の影響について)

当社及び当社の子会社であるカヤバシステムマシナリー株式会社は、建築物用の免震・制振部材としてオイルダンパーを製造・販売してまいりましたが、2019年3月期において、出荷していた免震・制振用オイルダンパーの一部について、性能検査記録データの書き換え行為により、大臣認定の性能評価基準に適合していない、または、お客様の基準値を外れた製品を建築物に取り付けていた事実(以下、「本件」といいます。)が判明し、国土交通省に報告を行うとともに、対応状況について、2018年10月16日に公表いたしましたが、物件調査を進めていく中で免震・制振用オイルダンパーのリスト漏れが判明し、2018年11月30日に公表いたしました。また、2018年10月16日に公表した事実に加え、基準内ではあるが、より基準値に近づけるため、又は基準内に入らない場合、減衰力の中央値を原点へ移動させることで値の調整(原点調整)を行い検査記録として提出していた事実が判明し、新たに判明した対象物件数及び製品数を2018年12月19日に公表いたしました。このほか12月19日に公表した検査機に残っているデータの解析を継続してきた結果、2019年7月5日に対象物件数及び製品数を訂正いたしました。

本件に関し、現時点において収集可能な情報、及びその情報が合理的な事実に基づくものであると判断された免震・制振用オイルダンパーの製作費用、交換工事に要する費用、構造再計算費用、及び補償等について製品保証引当金を計上しております。その金額につきましては、「7.引当金」に記載のとおりです。一方、現時点においては、本件に関する訴訟等の費用について、その費用を信頼性のある合理的な見積りを行うことが困難なものは引当金を計上しておりません。なお、IAS第37号86項各号に定める事項については、金額記載が困難であるため記載しておりません。

このことから、今後の進捗により、追加で引当金を計上することとなった場合には、当社の連結業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(独占禁止法関連)

当社は、2015年9月16日(米国時間)、米国司法省との間で、自動車・二輪車用ショックアブソーバの販売に関し、同国独占禁止法に違反する行為があったとして、62百万米ドルを支払うこと等を内容とする司法取引に合意いたしました。

しかしながら、当該事件に関連して、一部顧客からの損害賠償請求や係属中の訴訟もあり、これらの請求等によっては、当社の連結業績に影響を及ぼす可能性があります。

なお、係属中の訴訟などの支払に備えた引当金を計上しておりますが、当社及び当社子会社の立場が著しく不利になる可能性があるため、IAS第37号92項に従い訴訟等に係る詳細な内容は開示しておりません。

 

15.後発事象

 該当事項はありません。