第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定、又は、締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間の売上高につきましては、自動車売上台数の増加や為替変動に伴う売上高の増加などにより、2兆4,186億円前年同期比3,579億円17.4%)の増収となりました。

利益面につきましては、売上高の増加に伴い、営業利益が4,357億円前年同期比1,256億円40.5%)の増益となり、経常利益につきましても、4,340億円前年同期比1,456億円50.5%)の増益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、防衛省向け戦闘ヘリコプターAH-64Dに関する初度費請求訴訟の判決確定に伴う特別利益を482億円計上したことなどにより、3,378億円前年同期比1,474億円77.5%)の増益となりました。 

 

第3四半期連結累計期間のセグメントの状況は以下のとおりです。

① 自動車事業部門

国内の登録車につきましては、「レガシィ」及び「クロスオーバー7」の販売が好調に推移したものの、発売から1年が経過した「レヴォーグ」の販売が減少したことなどにより、売上台数は7.6万台と前年同期比0.8万台(9.1%)の減少となりました。一方、軽自動車につきましては、「ステラ」の販売が好調に推移したことなどにより、2.4万台と前年同期比0.2万台(7.4%)の増加となりました。これらの結果、国内における売上台数の合計は10.0万台と前年同期比0.6万台(5.6%)の減少となりました。

海外につきましては、当社の重点市場である北米を中心に「アウトバック」、「クロストレック(日本名:スバルXV)」の販売が好調に推移したことにより、売上台数の合計は61.2万台と前年同期比5.4万台(9.8%)の増加となりました。

地域別の売上台数は、北米で48.3万台と前年同期比5.2万台(12.2%)の増加、ロシアを含む欧州でほぼ前年並みの3.3万台、豪州で3.3万台と前年同期比0.5万台(16.8%)の増加、中国で3.0万台と前年同期比1.1万台(26.1%) の減少、その他地域で3.3万台と前年同期比0.8万台(34.1%)の増加となりました。

以上の結果、国内と海外の売上台数の合計は71.2万台と前年同期比4.9万台(7.3%)の増加となり、為替変動の影響も加わり、全体の売上高は、2兆2,772億円前年同期比3,402億円17.6%)の増収となりました。また、セグメント利益につきましても、4,203億円前年同期比1,230億円41.4%)の増益となりました。

 

② 航空宇宙事業部門

防衛省向け製品では、哨戒機「P-1」の生産が増加したことにより、売上高は前年同期を上回りました。また、民間向け製品におきましても、「ボーイング787」、「ボーイング777」の売上増加及び為替変動の影響により、売上高は前年同期を上回りました。

以上の結果、全体の売上高は1,102億円前年同期比123億円12.5%)の増収となりました。セグメント利益につきましても、122億円前年同期比15億円14.4%)の増益となりました。

 

③ 産業機器事業部門

北米向けレジャービークル用エンジンの販売が増加したことや為替変動の影響により、売上高は254億円前年同期比51億円25.0%)の増収となりました。セグメント利益につきましても、6億円前年同期比5億円528.2%)の増益となりました。

 

 

④ その他事業部門

売上高は59億円前年同期比3億円6.0%)の増収となりました。セグメント利益につきましても、21億円前年同期比5億円28.8%)の増益となりました。 

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、2兆4,294億円と前期末に比べ2,297億円の増加となりました。主な要因は、現金及び預金と短期資金運用のための有価証券を合わせた手許資金の増加2,216億円、商品及び製品の減少295億円、有形固定資産の増加338億円などであります。

負債につきましては、1兆1,477億円と前期末に比べ213億円の減少となりました。主な要因は、長期借入金の減少268億円などであります。

純資産につきましては、1兆2,817億円と前期末に比べ2,510億円の増加となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などによる利益剰余金の増加2,527億円などであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、7,539億円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は4,343億円前年同四半期連結累計期間は1,773億円の増加)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益の計上4,805億円、売上債権の減少237億円、たな卸資産の減少252億円、損害賠償金の受取481億円、法人税等の支払1,317億円などであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の減少は1,808億円前年同四半期連結累計期間は1,165億円の減少)となりました。主な要因は、固定資産の取得による支出(売却による収入との純額)883億円などであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は1,102億円前年同四半期連結累計期間は935億円の減少)となりました。主な要因は、長期借入金の返済による支出(借入れによる収入との純額)202億円、配当金の支払848億円などであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体での研究開発費総額は、71,715百万円であります。

 

(6) 生産実績

当第3四半期連結累計期間における自動車セグメントの生産につきましては、国内において欧州・豪州向け「アウトバック」、北米向け「インプレッサ/スバルXV」 が増加したことなどにより前年より微増し、海外においても「レガシィ/アウトバック」の販売が好調なことから前年超えとなりました。その結果、国内と海外の生産台数の合計は701,581台と前年同期比3.6%の増加となりました。