第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定、又は、締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間の売上高につきましては、自動車売上台数の増加などにより、為替変動に伴う売上高の減少を吸収し、2兆4,279億円前年同期比93億円0.4%)の増収となりました。

利益面につきましては、自動車売上台数の増加や原価低減の進捗などがあったものの、エアバッグインフレータに起因する品質関連費用を中心とした諸経費等ならびに試験研究費の増加、為替変動が影響し、営業利益は3,068億円前年同期比1,290億円29.6%)の減益となり、経常利益につきましても、2,972億円前年同期比1,368億円31.5%)の減益となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましても、2,075億円前年同期比1,303億円38.6%)の減益となりました。

(単位 金額:百万円、比率:%)

 

売上高

 

 

親会社株主

為替レート

営業利益

経常利益

に帰属する

(利益率)

(利益率)

四半期純利益

 

 

 

 

(利益率)

 

2017年3月期第3四半期

2,427,891

306,760

297,194

207,513

106円/米ドル

 

(12.6)

(12.2)

(8.5)

118円/ユーロ

2016年3月期第3四半期

2,418,630

435,741

433,978

337,792

122円/米ドル

 

(18.0)

(17.9)

(14.0)

135円/ユーロ

増減

9,261

△128,981

△136,784

△130,279

 

増減率

0.4

△29.6

△31.5

△38.6

 

 

 

第3四半期連結累計期間のセグメントの状況は以下のとおりです。

なお、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。また、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

(単位 金額:百万円、比率:%)

 

売上高

セグメント利益

2016年3月期

2017年3月期

増減

増減率

2016年3月期

2017年3月期

増減

増減率

第3四半期

第3四半期

第3四半期

第3四半期

自動車

2,277,192

2,305,296

28,104

1.2

420,288

298,727

△121,561

△28.9

航空宇宙

110,215

96,407

△13,808

△12.5

12,165

4,956

△7,209

△59.3

その他

31,223

26,188

△5,035

△16.1

2,799

2,421

△378

△13.5

調整額

489

656

167

34.2

合計

2,418,630

2,427,891

9,261

0.4

435,741

306,760

△128,981

△29.6

(注)1.売上高は、外部顧客への売上高であります。

   2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。

 

 

① 自動車事業部門

国内の登録車につきましては、「フォレスター」及び「インプレッサ」などの販売が好調に推移したことにより、売上台数は8.3万台と前年同期比0.7万台(9.5%)の増加となりました。一方、軽自動車につきましては、昨年度一部改良を行った「ステラ」の台数減少などの影響により、2.2万台と前年同期比0.2万台(6.7%)の減少となりました。これらの結果、国内における売上台数の合計は10.6万台と前年同期比0.6万台(5.6%)の増加となりました。

海外につきましては、当社の重点市場である北米において「アウトバック」などの販売が好調に推移したことにより、売上台数の合計は68.0万台と前年同期比6.8万台(11.1%)の増加となりました。

地域別の売上台数は、北米で54.2万台と前年同期比5.9万台(12.2%)の増加、ロシアを含む欧州で前年同期並みの3.4万台、豪州で3.8万台と前年同期比0.5万台(15.2%) の増加、中国で3.2万台と前年同期比0.2万台(6.3%) の増加、その他地域で3.5万台と前年同期比0.2万台(5.7%) の増加となりました。

以上の結果、国内と海外の売上台数の合計は、第3四半期連結累計期間において過去最高となる78.6万台と前年同期比7.4万台(10.3%)の増加となり、全体の売上高は、2兆3,053億円前年同期比281億円1.2%)の増収となりました。また、セグメント利益につきましては、為替変動及びエアバッグインフレータに起因する品質関連費用を中心とした諸経費等ならびに試験研究費の増加の影響により、2,987億円前年同期比1,216億円28.9%)の減益となりました。

なお、当第3四半期連結累計期間の連結売上台数は以下のとおりです。

 

(単位 台数:万台、比率:%)

 

2016年3月期

2017年3月期

増減

増減率

第3四半期

第3四半期

国内合計

10.0

10.6

0.6

5.6

 

登録車

7.6

8.3

0.7

9.5

 

軽自動車

2.4

2.2

△0.2

△6.7

海外合計

61.2

68.0

6.8

11.1

 

北米

48.3

54.2

5.9

12.2

 

欧州・ロシア

3.3

3.4

0.0

1.4

 

豪州

3.3

3.8

0.5

15.2

 

中国

3.0

3.2

0.2

6.3

 

その他地域

3.3

3.5

0.2

5.7

総合計

71.2

78.6

7.4

10.3

 

 

② 航空宇宙事業部門

防衛省向け製品では、回転翼機の生産が減少したことにより、売上高は前年同期を下回りました。

民間向け製品では、「ボーイング787」の生産が増加したものの、「ボーイング777」の生産の減少及び為替変動の影響により、売上高は前年同期を下回りました。

以上の結果、全体の売上高は964億円前年同期比138億円12.5%)の減収となりました。セグメント利益につきましても、50億円前年同期比72億円59.3%)の減益となりました。

 

③ その他事業部門

産業機器事業において、北米向けレジャービークル用エンジンの販売が減少したことにより、売上高は262億円前年同期比50億円16.1%)の減収となりました。セグメント利益につきましても、24億円前年同期比4億円13.5%)の減益となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、2兆6,440億円前期末に比べ516億円の増加となりました。主な要因は、有形固定資産の増加701億円などであります。

負債につきましては、1兆2,412億円と前期末に比べ18億円の減少となりました。主な要因は、未払法人税等の減少976億円、未払費用の増加620億円などであります。

純資産につきましては、1兆4,028億円と前期末に比べ534億円の増加となりました。主な要因は、利益剰余金の増加491億円などであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、6,970億円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は2,164億円前年同四半期連結累計期間は4,343億円の増加)となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益の計上2,988億円、未払費用の増加582億円、法人税等の支払2,015億円などであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の減少は1,665億円前年同四半期連結累計期間は1,808億円の減少)となりました。主な要因は、固定資産の取得による支出(売却による収入との純額)1,247億円、貸付けによる支出(回収による収入との純額)189億円などであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は1,884億円前年同四半期連結累計期間は1,102億円の減少)となりました。主な要因は、自己株式の取得による支出527億円、配当金の支払1,111億円などであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体での研究開発費総額は、80,452百万円であります。

 

(6) 生産実績

当第3四半期連結累計期間における自動車セグメントの国内生産につきましては、「フォレスター」が牽引する形で、前年同期を上回りました。また、海外生産につきましては、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク(SIA)において、2016年5月末にこれまで受託生産をしておりましたトヨタ車「カムリ」の生産を終了し、同年7月より「アウトバック」、同年11月より「インプレッサ」の生産を開始したため、前年同期を大幅に上回りました。以上の結果、国内と海外の生産台数の合計は775,327台と前年同期比10.5%の増加となりました。