第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクの内容に重要な変更はありません。 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

なお、当社グループは第1四半期連結累計期間より、従来の日本基準に替えてIFRSを任意適用しており、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度の数値もIFRSベースに組み替えて比較・分析を行っております。

 

(1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間の売上収益につきましては、自動車売上台数の増加などにより、2兆4,846億円前年同期比932億円3.9%)の増収となりました。

利益面につきましては、自動車売上台数の増加及び販売奨励金の抑制による増益影響があったものの、為替変動などにより営業利益は1,527億円前年同期比30億円1.9%)の減益、税引前四半期利益は1,532億円と前年同期比45億円2.9%)の減益となりました。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益につきましても、1,117億円前年同期比64億円5.4%)の減益となりました。

(単位 金額:百万円、比率:%)

 

売上収益

 

税引前

四半期利益

親会社の所有者に帰属する
四半期利益

為替レート

営業利益

 

 

 

(利益率)

(利益率)

(利益率)

 

2020年3月期第3四半期

2,484,564

152,658

153,225

111,699

109円/米ドル

 

6.1

6.2

4.5

121円/ユーロ

2019年3月期第3四半期

2,391,344

155,666

157,751

118,113

111円/米ドル

 

6.5

6.6

4.9

130円/ユーロ

増減

93,220

△3,008

△4,526

△6,414

 

増減率

3.9

△1.9

△2.9

△5.4

 

 

 

当第3四半期連結累計期間のセグメントの状況は以下のとおりです。

(単位 金額:百万円、比率:%)

 

売上収益

セグメント利益

2019年3月期

2020年3月期

増減

増減率

2019年3月期

2020年3月期

増減

増減率

第3四半期

第3四半期

第3四半期

第3四半期

自動車

2,284,001

2,373,757

89,756

3.9

146,390

143,322

△3,068

△2.1

航空宇宙

96,200

104,173

7,973

8.3

5,310

6,320

1,010

19.0

その他

11,143

6,634

△4,509

△40.5

3,707

2,924

△783

△21.1

調整額

259

92

△167

△64.5

合計

2,391,344

2,484,564

93,220

3.9

155,666

152,658

△3,008

△1.9

(注)1.売上収益は、外部顧客への売上収益であります。

   2.セグメント利益の調整額は、セグメント間取引消去であります。

 

 

① 自動車事業部門

海外につきましては、当社の重点市場であります米国において「レガシィ」及び「アウトバック」の販売が新旧モデルの生産切り替えの影響を受け減少したものの、「フォレスター」や「アセント」が好調に推移したことなどにより、売上台数は67.6万台と前年同期比1.3万台1.9%)の増加となりました。

国内につきましては、「インプレッサ」の販売が減少したことなどにより、売上台数は9.5万台と前年同期比1.0万台9.1%)の減少となりました。

以上の結果、海外と国内の売上台数の合計は77.1万台と前年同期比0.3万台0.4%)の増加となり、売上収益は2兆3,738億円と前年同期比898億円3.9%)の増収となりました。一方、セグメント利益につきましては、1,433億円と前年同期比31億円2.1%)の減益となりました。

 

 

なお、当第3四半期連結累計期間の地域別の売上台数は以下のとおりです。

 

(単位 台数:万台、比率:%)

 

2019年3月期

2020年3月期

増減

増減率

第3四半期

第3四半期

国内合計

10.4

9.5

△1.0

△9.1

 

登録車

8.5

7.6

△0.9

△10.2

 

軽自動車

1.9

1.8

△0.1

△4.7

海外合計

66.4

67.6

1.3

1.9

 

北米

54.3

56.5

2.2

4.0

 

欧州・ロシア

3.2

3.2

△0.0

△0.4

 

豪州

3.6

3.3

△0.2

△6.9

 

中国

1.7

1.8

0.1

5.4

 

その他地域

3.6

2.8

△0.8

△21.3

総合計

76.8

77.1

0.3

0.4

 

 

② 航空宇宙事業部門

「ボーイング787」及び「ボーイング777X」の生産が増加したことなどにより、売上収益は1,042億円と前年同期比80億円8.3%)の増収となりました。また、セグメント利益につきましても、63億円と前年同期比10億円19.0%)の増益となりました。

 

③ その他事業部門

売上収益は66億円と前年同期比45億円40.5%)の減収となりました。また、セグメント利益につきましても、29億円と前年同期比8億円21.1%)の減益となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の資産は、3兆1,668億円前期末に比べ138億円の減少となりました。主な要因は、流動資産のその他の金融資産の減少1,635億円、現金及び現金同等物の増加535億円、無形資産及びのれんの増加243億円、棚卸資産の増加194億円、有形固定資産の増加192億円などであります。

負債につきましては、1兆4,777億円と前期末に比べ130億円の減少となりました。主な要因は、営業債務及びその他の債務の減少946億円、流動負債及び非流動負債の資金調達に係る債務の増加715億円、流動負債及び非流動負債の引当金の減少132億円などであります。

資本につきましては、1兆6,891億円と前期末に比べ8億円の減少となりました。主な要因は、その他の資本の構成要素の減少18億円、利益剰余金の増加14億円などであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、7,558億円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金の増加は1,292億円(前年同四半期連結累計期間は1,717億円の増加)となりました。主な要因は、税引前四半期利益1,532億円、減価償却費及び償却費1,431億円、営業債務及びその他の債務の減少893億円、法人所得税の支払403億円などであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金の増加は18億円(前年同四半期連結累計期間は1,392億円の減少)となりました。主な要因は、定期預金の払い戻しによる収入1,250億円、有形固定資産の取得による支出(売却による収入との純額)1,004億円などであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金の減少は711億円(前年同四半期連結累計期間は1,785億円の減少)となりました。主な要因は、親会社の所有者への配当金の支払1,103億円、社債の発行による収入400億円などであります。

 

(4) 経営方針、経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営方針、経営戦略等の内容について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体での研究開発支出は84,896百万円、要約四半期連結損益計算書に計上されている研究開発費は65,843百万円であります。

 

(7) 生産の実績

当第3四半期連結累計期間における自動車セグメントの国内生産につきましては、2019年10月に発生した台風19号の影響により操業を一定期間停止しましたが、「フォレスター」が増加したことなどにより、前年同期を上回りました。また、海外生産につきましては、スバル オブ インディアナ オートモーティブ インク(SIA)において、「アセント」が増加しましたが、「レガシィ」及び「アウトバック」がモデル切り替えの影響で減少したことなどにより、前年同期を下回りました。以上の結果、国内と海外の生産台数の合計は760,377台と前年同期比0.2%の減少となりました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2019年9月27日にトヨタ自動車株式会社と長期的連携関係のさらなる発展・強化を目指し、新たな業務資本提携に合意いたしました。