当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクの内容に重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間につきましては、重点市場である北米の販売を中心に第2四半期以降は新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあり、第3四半期は前年を上回る水準で推移しています。しかしながら、第1四半期に受けた生産・販売への当該影響を吸収しきれず、自動車売上台数の減少により売上収益は2兆748億円と前年同期比4,097億円(16.5%)の減収となりました。
利益面につきましては、販売管理費の圧縮や保証修理費の減少により諸経費等が減少したものの、自動車売上台数の減少により、営業利益は983億円と前年同期比544億円(35.6%)の減益、税引前四半期利益は1,057億円と前年同期比475億円(31.0%)の減益となりました。また、親会社の所有者に帰属する四半期利益につきましても、742億円と前年同期比375億円(33.6%)の減益となりました。
当第3四半期連結累計期間のセグメントの状況は以下のとおりです。
① 自動車事業部門
第3四半期は重点市場である北米において不透明な市場環境が続いている中で、「クロストレック(日本名:SUBARU XV)」等を中心に販売が堅調に推移しております。また、国内においては「2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した「新型レヴォーグ」が販売に寄与しました。しかしながら、第1四半期に受けた新型コロナウイルス感染症の拡大による影響は大きく、売上台数につきましては、海外は56.1万台と前年同期比11.5万台(17.0%)の減少、国内は7.0万台と前年同期比2.5万台(26.5%)の減少となりました。
以上の結果、海外と国内の売上台数の合計は63.1万台と前年同期比14.0万台(18.1%)の減少となり、売上収益は2兆16億円と前年同期比3,722億円(15.7%)の減収となりました。また、セグメント利益につきましては、1,005億円と前年同期比428億円(29.8%)の減益となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間の地域別の売上台数は以下のとおりです。
② 航空宇宙事業部門
新型コロナウイルス感染症の拡大による影響を受け、「ボーイング787」及び「ボーイング777」等の引き渡しが減少したため、売上収益は695億円と前年同期比347億円(33.3%)の減収となりました。また、セグメント損失につきましては、59億円と前年同期比122億円の減益となりました。
③ その他事業部門
売上収益は38億円と前年同期比29億円(43.1%)の減収となりました。また、セグメント利益につきましては、35億円と前年同期比6億円(19.3%)の増益となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産は、3兆3,006億円と前期末に比べ67億円の増加となりました。主な要因は、流動資産及び非流動資産のその他の金融資産の増加901億円、現金及び現金同等物の減少342億円、営業債権及びその他の債権の減少226億円、棚卸資産の減少151億円、繰延税金資産の減少125億円などであります。
負債につきましては、1兆5,702億円と前期末に比べ36億円の減少となりました。主な要因は、流動負債及び非流動負債の資金調達に係る債務の増加951億円、流動負債及び非流動負債の引当金の減少547億円、営業債務及びその他の債務の減少418億円などであります。
資本につきましては、1兆7,304億円と前期末に比べ103億円の増加となりました。主な要因は、利益剰余金の増加313億円、その他の資本の構成要素の減少221億円などであります。
(百万円)
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、8,247億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は1,806億円(前年同四半期連結累計期間は1,292億円の増加)となりました。主な要因は、減価償却費及び償却費1,520億円、税引前四半期利益1,057億円、引当金及び従業員給付に係る負債の減少532億円などであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は2,197億円(前年同四半期連結累計期間は18億円の増加)となりました。主な要因は、有形固定資産の取得による支出(売却による収入との純額)920億円、その他の金融資産の取得による支出(売却または回収による収入との純額)808億円、無形資産の取得及び内部開発に関わる支出414億円などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の増加は249億円(前年同四半期連結累計期間は711億円の減少)となりました。主な要因は、長期借入れによる収入655億円、親会社の所有者への配当金の支払額429億円、社債の発行による収入400億円、リース負債の返済による支出301億円などであります。
(百万円)
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した経営方針、経営戦略等の内容について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体での研究開発支出は747億円、要約四半期連結損益計算書に計上されている研究開発費は775億円であります。
当第3四半期連結累計期間における自動車セグメントの生産につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、第1四半期に海外・国内拠点において生産の一時停止及び生産量の調整を行いましたが、第2四半期以降の生産につきましては前年同期並みの水準となりました。以上の結果、海外と国内の生産台数の合計は61.4万台と前年同期比19.2%の減少となりました。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定、または、締結等はありません。