当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)経営成績の分析
当社グループは、平成29年3月期を初年度とする中期経営計画「構造改革ステージ2」の下、「走る歓び」と「優れた環境・安全性能」を両立する魅力ある商品をお届けするとともに、全領域でビジネスの質的成長を目指し、ブランド価値のさらなる向上に向けて取り組んでおります。
当第3四半期連結会計期間においては、新型「マツダ ロードスター RF(海外名:MX-5 RF)」の販売を日本より開始いたしました。新型「ロードスター RF」は、革新的なデザインで簡易に開閉できるルーフを採用しており、スタイルの美しさとオープンカーの楽しさを両立しております。また、「マツダ デミオ(海外名:Mazda2)」と「マツダ CX-3」の2車種で商品改良を実施し、高評価のデザインにさらに磨きをかけるとともに、走りの質感を深化させております。今後も、SKYACTIV商品群の拡充と継続的進化により、台数成長と収益性の向上の両立を図ってまいります。
当第3四半期連結累計期間のグローバル販売台数は、「CX-3」、新型「マツダ CX-9」、中国に導入した新型「マツダ CX-4」などのクロスオーバー系車種の販売拡大により、前年同期比1.5%増の1,162千台となりました。
市場別の販売台数は、次のとおりです。
<日本>
他社との競合等により、前年同期比19.0%減の132千台となりました。足元では、昨年11月に「デミオ」と「CX-3」の商品改良モデルを投入し、また、12月には新型「ロードスター RF」の販売を開始しております。
<北米>
米国では、新型「CX-9」や「CX-3」などのクロスオーバー系車種の販売が順調であった一方で、セダン系車種の台数減等により、前年同期を下回りました。また、メキシコにおいて為替の悪化等により厳しい販売環境が続いたことから、北米全体で前年同期比4.2%減の331千台となりました。
<欧州>
主要市場であるドイツを中心に販売が好調に推移し、ロシアで需要縮小の影響が見られたものの、欧州全体では前年同期比4.1%増の191千台となりました。車種別では、堅調な販売が続く「CX-3」のほか、「MX-5」が販売増加に貢献しました。
<中国>
導入以来好調な販売が続く新型「CX-4」が台数貢献したほか、小型車減税政策の効果継続により「Mazda3(日本名:マツダ アクセラ)」の販売台数が増加したことから、前年同期比28.7%増の227千台の販売となりました。
<その他の市場>
主要市場のオーストラリアでは、「マツダ CX-5」がセグメント別販売台数で1位を獲得するなど、前年同期を上回る販売を達成しました。ASEAN市場では、ベトナムなどで販売が大幅に増加したほか、その他の市場においても、コロンビアやニュージーランドなどで過去最高の販売を記録したことにより、全体で前年同期比1.4%増の281千台となりました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの連結業績は、売上高は、為替相場の円高影響等により、2兆3,486億円(前年同期比1,992億円減、7.8%減)となりました。営業利益は、「モノ造り革新」によるコスト改善などの取組みを強化したものの、為替影響等により、1,020億円(前年同期比714億円減、41.2%減)となり、経常利益は1,179億円(前年同期比541億円減、31.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は799億円(前年同期比435億円減、35.3%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりです。
日本は売上高が1兆9,897億円(前年同期比1,456億円減、6.8%減)、セグメント別営業利益(以下、営業利益)は561億円(前年同期比748億円減、57.2%減)となりました。北米は売上高が9,777億円(前年同期比1,235億円減、11.2%減)、営業利益は248億円(前年同期比16億円減、6.0%減)、欧州は売上高が4,520億円(前年同期比680億円減、13.1%減)、営業利益は33億円(前年同期比34億円減、51.0%減)、その他の地域は売上高が4,287億円(前年同期比137億円減、3.1%減)、営業利益は199億円(前年同期比11億円増、6.1%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末より138億円増加し、2兆5,623億円となり、負債合計は、前連結会計年度末より448億円減少し、1兆5,269億円となりました。有利子負債は、前連結会計年度末より320億円減少し、5,852億円となりました。有利子負債から現金及び現金同等物の四半期末残高を除いた純有利子負債は、前連結会計年度より344億円減少し、140億円となりました。純有利子負債自己資本比率は、前連結会計年度末より3.7ポイント改善し、1.4%となりました。
純資産は、前連結会計年度末より586億円増加し、1兆353億円となりました。自己資本比率は、前連結会計年度末より2.0ポイント増加し、39.4%(劣後特約付ローンの資本性考慮後40.7%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末より24億円増加し、5,711億円となりました。
当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益1,107億円等により、840億円の増加(前年同期は1,686億円の増加)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出611億円に対し、定期預金の払戻しによる収入等があったことにより、401億円の減少(前年同期は580億円の減少)となりました。これらの結果、連結フリー・キャッシュ・フロー(営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計)は、439億円の増加(前年同期は1,106億円の増加)となりました。また、財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済や配当金の支払等により532億円の減少(前年同期は453億円の減少)となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、938億円であります。