【注記事項】

 (継続企業の前提に関する事項)

当社グループは、①当連結会計年度末において自己資本が低い水準に留まっていることから、収益力向上、財務体質の改善・強化、安定した経営基盤の構築及び安定的な資金繰りの確保を求められていること、②2023年度に策定した経営再建策に従い、当連結会計年度において営業利益48億円を見込んでおりましたが、北米事業は継続的な再建への取組みの遅延などの影響により経営再建策を大幅に下回り、2億89百万円の連結営業損失となったこと、③当連結会計年度の業績には販売先OEMによる支援も含まれていること、④下記のとおり各取引金融機関と締結しております借入契約における確約条項及び財務制限条項に抵触している状況です。

上記から、前連結会計年度に引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。

 

当社グループでは当該事象又は状況を改善、解消すべく、以下の取組みを実行してまいります。

 

(1) グループの収益力向上

① 取引先との販売価格・数量等の改定交渉、材料の市況変動による高騰や労務費高騰の販売価格への転嫁、生産現場における生産ロスの圧縮、人員体制の最適化等による人件費抑制の継続などの経営改革を断行し、グループ収益力の向上を引き続き取り組んでまいります。

② 取引先との販売価格等の改定交渉は、着実に合意形成が図られており、グループ収益力の向上に取り組んでおります。

③ 北米拠点においては、主要販売先とのOEMの協働による生産現場改善や、間接部門における早期退職の実施、並びに事務のメキシコへの集約によるコストダウンなどの経営改革を着実に実行しております。

④ 米国関税の影響に関しては、販売先OEM等との交渉を通じて、利益圧迫を最小限とすべく取り組んでおります。

⑤ 欧州拠点において、拠点再編・不採算事業の撤退による収益改善施策を実行しております。

 

(2) 財務体質の改善・強化と安定した経営基盤の構築

① 当社グループの安定的な事業運営の継続、自己資本の充実による財務体質の改善・強化及び経営再建を確実とするための抜本的な構造改革施策の実施に必要な資金を確保することを目的とした、第三者割当増資による総額60億円の資金調達(以下、「本第三者割当増資」)が2024年11月1日に完了しております。

② 2024年11月1日に本第三者割当増資に係る払込みが完了したことで、古川幸二が当社の代表取締役社長 社長役員に新たに就任し、稲津茂樹が当社の取締役 副社長役員に新たに就任しております。2025年4月に公表した中期経営計画「Kasai Turnaround Aspiration」の策定を主導するなど、経営再建に向けた新たな体制をスタートしております。

 

(3) 安定的な資金繰りの確保

① 2024年11月1日に株式会社りそな銀行との間の、2024年5月9日付劣後特約付準金銭消費貸借契約書に基づく、デットデットスワップ(以下、「本DDS」といいます。)の効力が生じております。本DDSは、当社の既存借入金(総額約176億円)の一部(総額60億円)について2033年3月31日を返済期限とする資本性劣後ローンへ転換するものであり、当社の資金繰りの安定化に大きく寄与するものです。

② 当社は2022年5月26日に締結したシンジケートローン契約について、2024年10月23日付で変更契約を締結し、これにより最終返済期限を2028年3月31日に変更しており、短期的な債務返済に関する懸念は解消されています。

③ 当社は2022年9月30日に締結したコミットメントライン契約について、2024年10月23日付で変更契約を締結し、コミットメント期日を2028年3月31日に変更すると共に、2024年11月1日より貸出コミットメントの総額を55億円に増額しております。

④ 当社は2024年10月23日付で全取引金融機関との間で、「債権者間協定書」を締結しており、新たな財務制限条項を設定すると共に、同「債権者間協定書」において定められた新たな弁済条件に基づく金銭消費貸借契約書を併せて締結しております。

⑤上記に加えて、投資案件の厳選及び抑制等を図るとともに、グループ収益力の向上による営業キャッシュ・フローの獲得により、事業及び運転資金需要の抑制に努めてまいります。

 

しかしながら、現在進めている経営再建策の進捗のみならず、主要販売先の生産台数の動向による売上減少要因や原材料等の供給価格の高騰によるコスト増加要因などの外部環境の急激な変化により当社の業績に影響を及ぼす可能性があることから、計画している業績の回復が早期に達成できない可能性があります。さらに、当社は2025年3月期有価証券報告書の提出が法定期限内に行えなかったことにより、各取引金融機関と締結しております借入契約における確約条項に抵触していることに加え、当連結会計年度において営業赤字となったことにより借入契約の財務制限条項に抵触しております。この結果、当該契約に基づき、金融機関からの請求により期限の利益を喪失する事由に該当する可能性があります。現時点において、金融機関からの期限の利益喪失に関する請求は受けておりませんが、当社としては、金融機関と協議を進めており、有価証券報告書提出遅延の原因となった事象の解消及び再発防止策の策定・実施を講じること及び、グループの収益力向上へのさらなる取組みを実施することにより、期限の利益喪失請求等の権利を放棄いただくことに理解を得られるよう努めております。これらの取組みに対して金融機関の理解が得られず、期限の利益を喪失する事態となった場合には、当社の財務状況、キャッシュ・フロー、事業継続性等に重大な影響を及ぼす可能性があります。上記のとおり各金融機関に期限の利益喪失請求等の権利を放棄いただくことが確定していないため、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

なお、当社グループの連結財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影響を連結財務諸表に反映しておりません。

 

 

(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1 連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社の数            15

主要な連結子会社名は「第1 企業の概況  4 関係会社の状況」に記載しているため省略しております。

 なお、Kasai (Germany) GmbHは保有する全株式の売却に伴い、当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。

(2) 主要な非連結子会社の名称等

従来、非連結子会社であったKASAIKOGYO MOROCCO S.A.R.Lは、当連結会計年度において清算しております。

(3) 連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社のうち、KASAI NORTH AMERICA,INC.、KASAI UK LTD、KASAI MEXICANA S.A. DE C.V.、広州河西汽車内飾件㈲、KASAI TECK SEE CO.,LTD.、PT. KASAI TECK SEE INDONESIA、開封河西汽車飾件㈲、東風河西(大連)汽車飾件系統㈲、東風河西(武漢)頂飾系統㈲、武漢河達汽車飾件㈲の決算日は12月末日であります。連結財務諸表の作成にあたっては、同決算日現在の財務諸表を使用しておりますが、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

 

2 持分法の適用に関する事項

(1) 持分法適用の関連会社数   4

持分法適用関連会社名は「第1 企業の概況  4 関係会社の状況」に記載しているため省略しております。

なお、東北KAT㈱は保有する全株式の売却に伴い、当連結会計年度より持分法適用の範囲から除外しております。

(2) 持分法を適用しない非連結子会社の名称等

該当事項はありません。

(3) 持分法適用会社のうち、決算日が連結決算日と異なる会社については、当該会社の事業年度に係る財務諸表等を使用しております。

 

3 会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

その他有価証券

市場価格のない株式等以外のもの

時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定)

市場価格のない株式等

移動平均法による原価法

 

② 棚卸資産

当社及び国内連結子会社

評価基準        原価法

(貸借対照表価額は収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定)

評価方法

商品及び製品・仕掛品 先入先出法

  うち購入製品       移動平均法

  うち金型仕掛品等   個別法

原材料               移動平均法

貯蔵品               移動平均法

在外連結子会社

評価基準    低価法

評価方法    主として先入先出法

 

③ デリバティブ

時価法

 

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産(リース資産を除く)

当社及び国内連結子会社は主として定率法を採用しております。

ただし、当社の工具、器具及び備品のうち工具並びに当社及び国内連結子会社の1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)並びに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については定額法を採用しております。

在外連結子会社は定額法を採用しております。

なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。

建物及び構築物      2~50年

機械装置及び運搬具  2~22年

工具、器具及び備品  2~20年

 

② 無形固定資産(リース資産を除く)

定額法

なお、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づいております。

 

③ リース資産

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

 

(3) 重要な引当金の計上基準

① 貸倒引当金

債権の貸倒損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率による計算額を、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

 

② 賞与引当金

従業員賞与の支払いに備えるため、支給対象期間に対応する支給見込額を計上しております。

 

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付に係る資産及び負債は、従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における見込額に基づき、退職給付債務から年金資産の額を控除した額を計上しております。
  退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

 

② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

過去勤務費用は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により費用処理しております。

数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理することとしております。

未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用については、税効果を調整の上、純資産の部におけるその他の包括利益累計額の退職給付に係る調整累計額に計上しております。

 

③ 小規模企業等における簡便法の採用

一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

 

(5)重要な収益及び費用の計上基準

当社グループは以下の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。

ステップ1:顧客との契約を識別する。

ステップ2:契約における履行義務を識別する。

ステップ3:取引価格を算定する。

ステップ4:契約における履行義務に取引価格を配分する。

ステップ5:履行義務を充足した時に又は充足するにつれて収益を認識する。

 

商品又は製品の販売

当社グループは主として自動車メーカー向け自動車内装部品の製造及び販売を行っており、このような製品販売については、製品を顧客が検収した時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得することから、当該製品の検収時点で収益を認識しております。また、当該製品の製造に係る金型取引については、通常、顧客による買取りの意思表示である検収等が行われた時点で履行義務を充足したと判断し、当該時点で収益を認識しております。

取引価格の算定については、顧客との契約において約束された対価から、値引き額等を控除した金額で算定しております。

なお、買戻し契約に該当する有償支給取引については、支給先から受け取る対価を収益として認識しておりません。有償受給取引については、加工代相当額のみを純額で収益を認識しております。

 

(6) 重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算の基準

外貨建金銭債権債務は、決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。

なお、在外連結子会社の資産及び負債は連結決算日の直物為替相場により、収益及び費用は期中平均相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部における為替換算調整勘定並びに非支配株主持分に含めております。

 

(7) 重要なヘッジ会計の方法

① ヘッジ会計の方法

繰延ヘッジを採用しております。なお、要件を満たす場合には、為替予約については振当処理を採用しております。

 

② ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段      ヘッジ対象

為替予約        外貨建債権債務

 

③ ヘッジ方針

当社グループは、為替相場の変動・金利変動に対するリスクヘッジを目的として、実需の範囲内でデリバティブ取引を利用しております。したがって、売買差益を獲得する目的や投機目的のためには、デリバティブ取引を利用しておりません。

 

④ ヘッジ有効性評価の方法

ヘッジ手段とヘッジ対象の対応関係を確認することにより、有効性の評価を行っております。ただし、振当処理の要件を満たす為替予約については、ヘッジの有効性の判定を省略しております。

 

⑤ 取引に対する取組方針

デリバティブ取引は、外貨建債権債務の為替変動のリスク回避及び有利子負債の金利変動のリスク回避を目的として行っており、基本的に個別ヘッジを行い、取引高は実需の範囲内とし、投機目的やトレーディング目的の取引は行わない方針であります。

 

⑥ 取引に係るリスク管理体制

デリバティブ取引に係るリスク管理は、財務部が行っております。

為替変動・金利変動リスクを回避するための取引であり、実需以上のデリバティブ取引が存在していないか等に重点をおいて管理しております。また、取引により確定した為替レート・利率等は、随時担当役員に報告しております。なお、デリバティブ取引が発生する場合は、個別の稟議事項として案件ごとに承認を受けることとしております。

 

⑦ 取引に係るリスクの内容

当社グループのデリバティブ取引によるリスクとしては、為替相場及び市場金利の変動による期待利益の喪失というリスクを有しておりますが、それぞれ実需の範囲内の取引であり、実質的なリスクはありません。また、取引相手は、信用度の高い取引銀行であり、信用リスクはないものと判断しております。

 

(8) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、随時引き出し可能な預金からなっております。

 

 

(重要な会計上の見積り)

固定資産の減損損失に係る見積り

① 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

有形固定資産

45,453

43,805

無形固定資産

277

393

減損損失

967

4,213

 

 

② 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

当社グループは事業資産については事業所等を基準とした管理会計上の区分単位をグルーピングの単位とし、概ね独立したキャッシュ・フローを生み出す最小の単位でグルーピングを行っております。減損の兆候があると判定された資産グループについて、当該資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、減損損失の認識の判定を実施しております。減損損失を認識すべきであると判定された資産グループについては、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。回収可能価額は、正味売却価額と使用価値(割引後将来キャッシュ・フロー)のいずれか高い方の金額を使用しております。

正味売却価額は、外部専門家から取得した不動産鑑定評価書の不動産評価額等に基づいて算定しております。

割引前将来キャッシュ・フローについては、取締役会で承認を得た事業計画をもとに、経営環境や需要動向を踏まえて算定しております。経営環境や需要動向、不動産市況の変動により、これらの見積りにおいて用いた仮定の見直しが必要となった場合、翌連結会計年度において減損損失を計上する可能性があります。

その他の資産グループにおいて、当連結会計年度に計上しました減損損失につきましては「(連結損益計算書関係)※8減損損失」をご参照ください。

 

 

(会計方針の変更)

(「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等の適用)

「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下「2022年改正会計基準」という。)等を当連結会計年度の期首から適用しております。

法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日。以下「2022年改正適用指針」という。)第65-2項(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、当該会計方針の変更による連結財務諸表への影響はありません。

また、連結会社間における子会社株式等の売却に伴い生じた売却損益を税務上繰り延べる場合の連結財務諸表における取扱いの見直しに関連する改正については、2022年改正適用指針を当連結会計年度の期首から適用しております。当該会計方針の変更は、遡及適用され、前連結会計年度については遡及適用後の連結財務諸表となっております。なお、当該会計方針の変更による前連結会計年度の連結財務諸表への影響はありません。

 

(「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い」の適用)

「グローバル・ミニマム課税制度に係る法人税等の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第46号 2024年3月22日)を当連結会計年度の期首から適用しております。なお、当該会計方針の変更による連結財務諸表への影響はありません。

 

(未適用の会計基準等)

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)等

 

(1) 概要

企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されました。

借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用されます。

 

(2) 適用予定日

2028年3月期の期首より適用予定であります。

 

(3) 当該会計基準等の適用による影響

「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額につきましては、現時点で評価中であります。

 

(表示方法の変更)

(連結貸借対照表関係)

前連結会計年度において、「流動負債」の「支払手形及び買掛金」に含めていた「電子記録債務」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することといたしました。

この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」の「支払手形及び買掛金」に表示していた28,360百万円は、「電子記録債務」3,436百万円、「支払手形及び買掛金」24,923百万円として組み替えております。

 

(連結損益計算書関係)

前連結会計年度において、「特別損失」の「その他」に含めていた「貸倒引当金繰入額」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記することといたしました。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。

この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「特別損失」の「その他」に表示していた103百万円は、「貸倒引当金繰入額」103百万円として組み替えております。

 

 

(追加情報)

(財務制限条項)

(1) 当社のコミットメントライン契約のうち、2022年9月30日に締結し、2024年10月23日付で変更契約書を締結した当社所有の寒川工場を担保としたコミットメントライン契約には、以下の財務制限条項が付されております。

① 2025年3月期以降、決算期末日の連結貸借対照表における純資産の部の金額を101億3,000万円以上に維持する。ただし、純資産の部の金額については、連結子会社に対する貸付等債権に係る「為替差損益」の額及び「為替換算調整勘定」の額を差し引いた額とする。 

② 2025年3月期以降、各事業年度の連結の損益計算書における営業利益を正の数値に維持し、これを損失としない。

③ 2024年6月末日を初回とし、各暦月末日における借入人単体の貸借対照表における現金及び預金(現金同等物を含む。)の合計額に、借入人の相手方当事者としての金融機関が貸付義務を有するコミットメントライン契約の未使用貸付極度額を加算した金額(以下「最低現預金」という。)を20億円以上に維持する。

 

この契約に基づく貸出コミットメントの総額及び借入実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

 (2025年3月31日) 

 貸出コミットメントの総額

4,500百万円

5,500百万円

 借入実行残高

-百万円

732百万円

 差引 未実行残高

4,500百万円

4,768百万円

 

 

(2) 当社が全取引金融機関との間で2024年10月23日に締結した債権者間協定書において、当社の全取引金融機関に対する借入(但し、劣後特約付準金銭消費貸借契約の対象となる劣後債務及びコミットメントライン契約を除く。以下「既存借入」といいます。)を対象として、財務制限条項が付されております。

なお、債権者間協定書で定める財務制限条項と既存借入に設定されている財務制限条項に齟齬がある場合、債権者間協定書に定める財務制限条項が適用されます。

① 2025年3月期以降、決算期末日の連結貸借対照表における純資産の部の金額を101億3,000万円以上に維持する。ただし、純資産の部の金額については、連結子会社に対する貸付等債権に係る「為替差損益」及び「為替換算調整勘定」を差し引いた額とする。

② 2025年3月期以降、各事業年度の連結の損益計算書における営業利益を正の数値に維持し、これを損失としない。

③ 2024年6月末日を初回とし、各暦月末日における借入人単体の貸借対照表における現金及び預金(現金同等物を含む。)の合計額に、借入人の相手方当事者としての金融機関が貸付義務を有するコミットメントライン契約の未使用貸付極度額を加算した金額(以下「最低現預金」という。)を20億円以上に維持する。

 

この契約に基づく借入金残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

 (2025年3月31日)

 借入金額総額

-百万円

73,522百万円

 劣後債務残高

-百万円

6,000百万円

コミットメントライン契約の

借入実行残高

-百万円

3,732百万円

 差引 既存借入残高

-百万円

63,790百万円

 

 

(3) 当社の既存借入には、2022年5月26日に締結したシンジケートローン契約から、2024年10月23日付でシンジケートローンに参加する各取引金融機関との個別の金銭消費貸借契約の形態に変更した借入金が含まれており、以下の財務制限条項が付されております。

2022年5月末日を初回とし、各暦月末日における単体の貸借対照表における現金及び預金(現金同等物を含まない。)の合計額に、借入人の相手方当事者としての金融機関が貸付義務を有するコミットメントライン契約の未使用貸付極度額を加算した金額を20億円以上に維持する。

 

この契約に基づく借入金残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

 (2025年3月31日)

 借入金残高

25,166百万円

24,143百万円

 

 

なお、当連結会計年度末において上記(1)及び(2)条項について、財務制限条項②に抵触していることに加え、2025年3月期有価証券報告書の提出が法定期限内に行えなかったことにより、各取引金融機関と締結しております借入契約における確約条項に抵触しております。現時点において、金融機関からの期限の利益喪失に関する請求は受けておりませんが、当社としては、金融機関と協議を進めており、有価証券報告書提出遅延の原因となった事象の解消及び再発防止策の策定・実施を講じること及び、グループの収益力向上へのさらなる取組みを実施することにより、期限の利益喪失請求等の権利を放棄いただくことに理解を得られるよう努めております。

 

(業績連動型株式報酬制度)

当社は、取締役(社外取締役、監査等委員である取締役を除く)及び執行役員(以下あわせて「取締役及び執行役員」という。)を対象に、中長期的視野をもって、業績の向上と企業価値の増大への貢献意識を高めることを目的として、当社の業績と株式価値との連動性が高く、かつ透明性・客観性の高い報酬制度として、業績連動型株式報酬制度(以下「本制度」という。)を導入しております。

本制度に関する会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第30号  2015年3月26日)に準じております。

 

(1)取引の概要

本制度は、予め当社が定めた「株式給付規程」に基づき、一定の受益者要件を満たした当社の取締役及び執行役員に対し、当社株式を給付する仕組みです。当社は、取締役及び執行役員に対し、役位及び業績達成度、業績貢献度に応じて各事業年度にポイントを付与し、原則として取締役及び執行役員が退任し、受益者要件を満たした場合、所定の受益者確定手続を行うことにより、退任時に定められた確定ポイント数に応じた数の当社株式を給付します。取締役及び執行役員に対して給付する株式については、予め信託設定した金銭により将来分も含め取得し、信託財産として分別管理するものとします。

 

(2)信託が保有する自社の株式に関する事項

① 信託における帳簿価額は、前連結会計年度255百万円、当連結会計年度255百万円であります。
② 当該自社の株式の前期末株式155,429株及び当期末株式155,429株は、株主資本において自己株式として計上しております。

 

 

(連結貸借対照表関係)

 

※1 受取手形及び売掛金の金額のうち、顧客との契約から生じた債権の金額は、連結財務諸表「注記事項(収益認識関係)3.(1)顧客との契約から生じた債権及び契約負債の残高」に記載しております。

 

※2 非連結子会社及び関連会社に対するものは、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

投資有価証券(株式)

1,816

百万円

1,940

百万円

投資有価証券(出資金)

857

百万円

875

百万円

合計

2,674

百万円

2,816

百万円

 

 

※3 担保に供している資産並びに担保付債務は以下のとおりであります。

担保に供している資産

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

建物

4,856

百万円

4,653

百万円

機械装置

146

百万円

102

百万円

土地

2,883

百万円

2,883

百万円

合計

7,886

百万円

7,639

百万円

 

 

上記のうち、工場財団設定分

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

建物

2,343

百万円

2,278

百万円

機械装置

146

百万円

102

百万円

土地

362

百万円

362

百万円

合計

2,852

百万円

2,744

百万円

 

 

担保付債務

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

 短期借入金

百万円

3,732

百万円

長期借入金

200

百万円

200

百万円

合計

200

百万円

3,932

百万円

 

 

上記のうち、工場財団設定分

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

 短期借入金

百万円

732

百万円

長期借入金(1年超)

200

百万円

200

百万円

合計

200

百万円

932

百万円

 

 

※4 当社及び連結子会社においては、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行1行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。当連結会計年度末における当座貸越契約及び貸出コミットメントに係る借入未実行残高は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

当座貸越極度額及び貸出コミットメントの総額

17,642

百万円

10,500

百万円

借入実行残高

8,013

百万円

3,732

百万円

差引

9,629

百万円

6,768

百万円

 

 

※5 国庫補助金等により有形固定資産の取得価額から控除している圧縮記帳額は次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

建物及び構築物

371

百万円

371

百万円

機械装置及び運搬具

10

百万円

10

百万円

合計

382

百万円

382

百万円

 

 

 

(連結損益計算書関係)

 

※1 顧客との契約から生じる収益

売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項(セグメント情報等) 3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報」に記載しております。

 

※2 売上原価に含まれる収益性低下に伴う期末棚卸資産の簿価切下げ金額

 

前連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

売上原価

162

百万円

299

百万円

 

 

※3 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

運賃及び発送諸費

3,316

百万円

3,034

百万円

給料

6,002

百万円

6,305

百万円

減価償却費

572

百万円

615

百万円

賞与引当金繰入額

92

百万円

87

百万円

退職給付費用

58

百万円

72

百万円

支払手数料

3,709

百万円

2,714

百万円

 

 

※4 一般管理費及び当期製造費用に含まれる研究開発費は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

 

1,069

百万円

1,398

百万円

 

 

※5 固定資産売却益の内訳は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

建物及び構築物

445

百万円

0

百万円

機械装置及び運搬具

0

百万円

6

百万円

工具、器具及び備品

2

百万円

25

百万円

土地

50

百万円

68

百万円

499

百万円

100

百万円

 

 

※6 固定資産売却損の内訳は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

機械装置及び運搬具

4

百万円

17

百万円

工具、器具及び備品

0

百万円

1

百万円

土地

18

百万円

百万円

24

百万円

18

百万円

 

 

※7 固定資産除却損の内訳は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

建物及び構築物

0

百万円

4

百万円

機械装置及び運搬具

74

百万円

13

百万円

工具、器具及び備品

7

百万円

7

百万円

建設仮勘定

0

百万円

百万円

土地

百万円

0

百万円

81

百万円

26

百万円

 

 

※8 減損損失

以下の資産グループについて減損損失を計上いたしました。

 

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

場所

用途

種類

減損損失
(百万円)

広州河西汽車内飾件㈲

中国 広東省広州市

自動車内装部品用製造設備

建物及び構築物、工具、器具及び備品、機械装置及び運搬具

41

武漢河達汽車飾件有限公司

中国 湖北省武漢市

自動車内装部品用製造設備

建物及び構築物、工具、器具及び備品、機械装置及び運搬具、土地

393

Kasai (Germany) GmbH

ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ヴォルフスブルク市

自動車内装部品用製造設備

建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、土地

531

合計

967

 

 当社グループは事業資産については事業所等を基準とした管理会計上の区分単位をグルーピングの単位としております。

 広州河西汽車内飾件㈲の建物及び構築物、工具、器具及び備品、機械装置及び運搬具については、今後の使用見込みがなくなり遊休状態となったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失として特別損失に計上いたしました。

 武漢河達汽車飾件有限公司の建物及び構築物、工具、器具及び備品、機械装置及び運搬具、土地については、収益性が低下したため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失として特別損失に計上いたしました。

 Kasai (Germany) GmbHの建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、土地については、収益性が低下したため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失として特別損失に計上いたしました。

 なお、これらの有形固定資産の資産グループの回収可能価額は正味売却価額により測定しており、建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、土地については処分見込額により評価しております

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

場所

用途

種類

減損損失
(百万円)

KASAI NORTH AMERICA, INC.

米国  テネシー州 
マーフリーズボロ市

自動車内装部品用製造設備

建物及び構築物、機械装置及び運搬具

3,140

広州河西汽車内飾件㈲

中国 広東省広州市

自動車内装部品用製造設備

工具、器具及び備品、機械装置及び運搬具

開封河西汽車飾件㈲

中国  河南省開封市

自動車内装部品用製造設備

建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、土地

756

Kasai (Germany) GmbH

ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ヴォルフスブルク市

自動車内装部品用製造設備

建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、土地

313

合計

4,213

 

当社グループは事業資産については事業所等を基準とした管理会計上の区分単位をグルーピングの単位としております。

 KASAI NORTH AMERICA, INC.の建物及び構築物、機械装置及び運搬具については、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスであることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。なお、回収可能価額は正味売却価額により測定しており、不動産鑑定評価基準等に基づいた評価額から処分費用見込額を控除して算出しております。

 広州河西汽車内飾件㈲の工具、器具及び備品、機械装置及び運搬具については、将来の使用が見込まれなくなったことから、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。なお、回収可能価額は正味売却価額により測定しておりますが、他への転用や売却が困難であることから、回収可能価額を零として算出しております。

 開封河西汽車飾件㈲の建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、土地については、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスであることから、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。なお、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、見積期間内の割引前将来キャッシュ・フローに基づく使用価値がマイナスであるため、回収可能価額を零として算出しております。

 Kasai (Germany) GmbHの建物及び構築物、機械装置及び運搬具、工具、器具及び備品、土地については、収益性が低下したため、帳簿価額を回収可能価額まで減額しております。なお、回収可能価額は使用価値により測定しておりますが、見積期間内の割引前将来キャッシュ・フローに基づく使用価値がマイナスであるため、回収可能価額を零として算出しております。

 

※9 関係会社出資金評価損

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 関係会社出資金に対して減損処理を行ったものであります。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

 該当事項はありません。

 

※10 事業構造改善費用

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

 収益性の改善を図る施策を当社及び一部の海外子会社で行ったことに伴う費用であり、主な内容は早期退職者への割増退職金であります。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 

 該当事項はありません。

 

 

 

(連結包括利益計算書関係)

※1  その他の包括利益に係る組替調整額並びに法人税等及び税効果額

(百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

  当期発生額

321

△4

組替調整額

△1,006

法人税等及び税効果調整前

△684

△4

    法人税等及び税効果額

209

1

    その他有価証券評価差額金

△474

△3

為替換算調整勘定

 

 

  当期発生額

1,395

5,972

 組替調整額

41

  為替換算調整勘定

1,395

6,013

退職給付に係る調整額

 

 

  当期発生額

2,031

558

  組替調整額

△215

△398

    法人税等及び税効果調整前

1,816

160

    法人税等及び税効果額

△555

△80

    退職給付に係る調整額

1,260

80

持分法適用会社に対する持分相当額

 

 

  当期発生額

44

246

その他の包括利益合計

2,225

6,337

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

1 発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式 (株)

39,511,728

39,511,728

 

 

2  自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式 (株)

818,664

818,664

 

(注)当連結会計年度期首及び当連結会計年度末の自己株式数に含まれる株式給付信託が保有する自社の株式数は、それぞれ当連結会計年度期首155,429株、当連結会計年度末155,429株であります。

 

3  新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

4  配当に関する事項

(1) 配当金支払額

該当事項はありません。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

当連結会計年度の期末配当は無配のため、該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

1  発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式 (株)

39,511,728

39,511,728

 A種優先株式 (株)

5,827,274

5,827,274

合計 (株)

39,511,728

5,827,274

45,339,002

 

(変更事由の概要)

 A種優先株式の増加数の主な内訳は、次の通りであります。

 第三者割当増資による増加 5,827,274株 

 

2  自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

  普通株式 (株)

818,664

113

818,777

 

(注)当連結会計年度期首及び当連結会計年度末の自己株式数に含まれる株式給付信託が保有する自社の株式数は、それぞれ当連結会計年度期首155,429株、当連結会計年度末155,429株であります。

(変更事由の概要)

 普通株式の増加数の主な内訳は、次の通りであります。

 単元未満株式の買取りによる増加 113株

 

3  新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

4  配当に関する事項

(1) 配当金支払額

該当事項はありません。

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

当連結会計年度の期末配当は無配のため、該当事項はありません。

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

 

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

現金及び預金勘定

24,118

百万円

27,896

百万円

預入期間が3か月を超える定期預金

△2,219

百万円

△1,166

百万円

現金及び現金同等物

21,899

百万円

26,730

百万円

 

 

※2 重要な非資金取引の内容は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

 連結貸借対照表に計上したリース資産の取得額

285

百万円

274

百万円

 連結貸借対照表に計上した使用権資産の取得額

2,527

百万円

百万円

 連結貸借対照表に計上したリース債務の増加額

2,812

百万円

274

百万円

 

 

※3 株式の売却により連結子会社でなくなった会社の資産及び負債の主な内訳

前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)

株式の売却により、Kasai (Germany) GmbHが連結子会社でなくなったことに伴う売却時の同社の資産及び負債の内訳ならびに株式の売却価額と売却による支出(純額)は次のとおりです。

 

流動資産

2,400

百万円

固定資産

51

百万円

流動負債

△2,399

百万円

固定負債

△72

百万円

為替換算調整勘定

41

百万円

株式の売却損

△102

百万円

 株式の売却価額

△81

百万円

株式売却に伴う付随費用

△239

百万円

現金及び現金同等物

△607

百万円

 差引:売却による支出

△927

百万円

 

 

 

連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額

△927

百万円

 

 

(リース取引関係)

1 ファイナンス・リース取引

(借主側)

所有権移転外ファイナンス・リース取引

(1) リース資産の内容

・有形固定資産

主として、自動車内装部品事業における金型(工具、器具及び備品)であります。

また、一部の在外連結子会社では、IFRS第16号(リース)を適用しております。当該会計基準の適用により、当該子会社の工場等における賃借料を使用権資産として計上しております。なお、当該使用権資産は、当連結会計年度の連結貸借対照表において、「建物及び土地」に含めて表示しております。

 

・無形固定資産

主として、自動車内装部品事業におけるコンピュータソフトウエアであります。

 

(2) リース資産の減価償却の方法

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法によっております。

 

2 オペレーティング・リース取引

重要性が乏しいため記載を省略しております。

 

 

 

(金融商品関係)

1 金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、資金運用については短期的な預金等に限定し、また、資金調達については銀行借入による方針であります。デリバティブは、借入金の金利変動リスク、外貨建債権債務の為替変動リスクを回避するために利用し、投機的な取引は行いません。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。当該リスクに関しては、取引先ごとの期日管理及び残高管理を行うとともに、主な取引先の信用状況を半期ごとに把握する体制としております。

投資有価証券は、市場価格の変動リスクや発行体の信用リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する企業の株式等であり、財務部において定期的に時価や発行体の財務状況を把握する体制としております。

営業債務である電子記録債務、支払手形及び買掛金は、そのほとんどが120日以内の支払期日であります。借入金のうち、短期借入金は主に営業取引に係る資金調達であり、長期借入金は主に設備投資に係る資金調達であります。

また、営業債務や借入金は流動性リスクに、変動金利の借入金は金利の変動リスクに晒されておりますが、当社グループでは、各社が月次で資金繰計画を作成するなどの方法によりリスク管理をしております。

 

(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。

 

2 金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、市場価格のない株式等は、次表には含めておりません((注2)を参照ください)。

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

(1) 投資有価証券

 

 

 

   その他有価証券

19

19

資産計

19

19

(2) 長期借入金

24,636

24,594

△41

負債計

24,636

24,594

△41

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

連結貸借対照表計上額

時価

差額

(1) 投資有価証券

 

 

 

   その他有価証券

20

20

資産計

20

20

(2) 長期借入金

69,790

68,857

△932

負債計

69,790

68,857

△932

 

(注1) 「現金及び預金」「受取手形及び売掛金」「電子記録債務」「支払手形及び買掛金」「短期借入金」「未払金」「未払法人税等」については、そのほとんどが短期間で決済されるため、時価は帳簿価額にほぼ等しいことから、記載を省略しております。

(注2) 1年以内に返済予定の長期借入金は、「(2)長期借入金」に含まれております。

(注3) 市場価格のない株式等は、「(1)投資有価証券」に含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は以下のとおりであります。

(単位:百万円)

区分

2024年3月31日

2025年3月31日

非上場株式

2,710

2,855

 

 

(注4) 金銭債権の連結決算日後の償還予定額

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

                                        (単位:百万円)

 

1年以内

1年超

5年以内

5年超

現金及び預金

24,118

受取手形及び売掛金

32,115

合計

56,234

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

                                        (単位:百万円)

 

1年以内

1年超

5年以内

5年超

現金及び預金

27,896

受取手形及び売掛金

32,241

241

合計

60,138

241

 

 

(注5) 短期借入金、長期借入金及びリース債務の連結決算日後の返済予定額

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

短期借入金

45,387

長期借入金

20,982

2,427

410

81

81

653

リース債務

972

351

183

69

28

2,550

合計

67,342

2,778

593

151

109

3,203

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

短期借入金

3,732

長期借入金

998

2,955

59,835

6,000

リース債務

770

103

140

79

96

2,413

合計

5,501

3,059

59,976

79

96

8,413

 

 

3 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

 

レベル1の時価:

観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の算定の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:

観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:

観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

 

 時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1)時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

19

19

資 産 計

19

19

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

投資有価証券

20

20

資 産 計

20

20

 

 

(2)時価をもって連結貸借対照表計上額としない金融商品

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

24,594

24,594

負 債 計

24,594

24,594

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

区分

時価(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

長期借入金

68,857

68,857

負 債 計

68,857

68,857

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

投資有価証券

上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。

長期借入金

長期借入金は、元利金の合計額と、当該債務の残存期間及び信用リスクを加味した利率を基に、割引現在価値法により算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1 その他有価証券

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えるもの

株式

19

13

6

小計

19

13

6

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えないもの

株式

小計

合計

 

19

13

6

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

 

種類

連結貸借対照表計上額

(百万円)

取得原価

(百万円)

差額

(百万円)

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えるもの

株式

20

20

0

小計

20

20

0

連結貸借対照表計上額が

取得原価を超えないもの

株式

小計

合計

 

20

20

0

 

 

2 売却したその他有価証券

 

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

種類

売却額

(百万円)

売却益の合計額

(百万円)

売却損の合計額

(百万円)

株式

1,400

1,006

合計

1,400

1,006

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

種類

売却額

(百万円)

売却益の合計額

(百万円)

売却損の合計額

(百万円)

株式

合計

 

 

(デリバティブ取引関係)

当社グループが行っているデリバティブ取引は、重要性が乏しいため注記を省略しております。

 

 

(退職給付関係)

1 採用している退職給付制度の概要

当社及び国内連結子会社は、確定給付型の制度として、企業年金基金制度及び退職一時金制度を設けておりましたが、2024年6月に基金型から規約型に制度を移行し、同様の制度を引き継ぎました。

また、従業員の退職に際して割増退職金を支払う場合があります。

当社及び一部の国内連結子会社並びに在外連結子会社において、確定拠出型の制度を有しております。また、一部の在外連結子会社において、確定給付型の制度を有しております。

なお、一部の連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算しております。

 

2 確定給付制度

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表 (簡便法を適用した制度を除く。)

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

    退職給付債務の期首残高

11,765

11,365

      勤務費用

537

477

      利息費用

62

93

      数理計算上の差異の発生額

△209

△824

      退職給付の支払額

△790

△854

      その他

47

    退職給付債務の期末残高

11,365

10,304

 

 

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表 (簡便法を適用した制度を除く。)

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

    年金資産の期首残高

14,977

16,798

      期待運用収益

299

335

      数理計算上の差異の発生額

1,821

△265

      事業主からの拠出額

491

483

      退職給付の支払額

△790

△854

    年金資産の期末残高

16,798

16,497

 

 

(3) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

    退職給付に係る負債の期首残高

134

261

      退職給付費用

44

47

      退職給付の支払額

△2

△7

      制度への拠出額

△44

△46

      連結除外による減少

△29

      その他

129

28

    退職給付に係る負債の期末残高

261

254

 

 

(4) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

  積立型制度の退職給付債務

11,482

10,402

  年金資産

△16,919

△16,654

 

△5,436

△6,251

  非積立型制度の退職給付債務

300

312

  連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

△5,135

△5,939

 

 

 

  退職給付に係る負債

300

312

  退職給付に係る資産

△5,436

△6,251

  連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

△5,135

△5,939

 

(注) 簡便法を適用した制度を含みます。

 

(5) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

    勤務費用

537

477

    利息費用

62

93

    期待運用収益

△299

△335

    数理計算上の差異の費用処理額

△215

△398

    簡便法で計算した退職給付費用

44

47

    その他

△1

2

    確定給付制度に係る退職給付費用

128

△112

 

 

(6) 退職給付に係る調整額

退職給付に係る調整額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

    数理計算上の差異

1,816

160

    合計

1,816

160

 

 

(7) 退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

    未認識数理計算上の差異

△3,344

△3,504

    合計

△3,344

△3,504

 

 

 

(8) 年金資産に関する事項

①年金資産の主な内訳

年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

    国内債券

26%

34%

    外国債券

8%

8%

    国内株式

23%

18%

    外国株式

21%

17%

    その他(注)

20%

20%

    合計

100%

100%

 

(注)その他には、オルタナティブ投資、短期資金が含まれております。

 

②長期期待運用収益率の設定方法

年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。

 

(9) 数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表しております。)

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

    割引率

0.8%

1.4%

    長期期待運用収益率

2.0%

2.0%

    予想昇給率

6.3%

6.3%

 

 

3  確定拠出制度

確定拠出制度(確定拠出制度と同様に会計処理する、複数事業主制度の厚生年金基金制度を含む。)への要拠出額は、前連結会計年度493百万円、当連結会計年度559百万円であります。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

当連結会計年度
(2025年3月31日)

繰延税金資産

 

 

 

税務上の繰越欠損金(注)2

12,664

 

15,189

賞与引当金

245

 

253

未払費用

1,126

 

1,802

関係会社出資金評価損

119

 

貸倒引当金

71

 

196

減損損失

564

 

1,365

在外子会社の繰越税額控除

3,637

 

2,987

その他

3,270

 

4,557

繰延税金資産小計

21,699

 

26,352

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注)2

△11,554

 

△14,258

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

△6,272

 

△8,195

評価性引当額小計(注)1

△17,826

 

△22,453

繰延税金資産合計

3,872

 

3,898

繰延税金負債

△537

 

△245

繰延税金資産純額

3,335

 

3,653

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

前払費用

△80

 

退職給付に係る資産

△876

 

△2,000

その他有価証券評価差額金

△1

 

減価償却費

△229

 

在外関係会社の留保利益

△1,849

 

△1,915

その他

△702

 

△267

繰延税金負債合計

△3,739

 

△4,183

繰延税金資産

537

 

245

繰延税金負債純額

△3,201

 

△3,938

 

(注)1 評価性引当額が4,627百万円増加しております。この増加の主な内容は、当社及び一部の連結子会社における税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額の増加及びスケジューリング不能な将来減算一時差異の増加であります。

2 税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

201

209

248

112

571

11,321

12,664

評価性引当額

△201

△209

△248

△112

△571

△10,211

△11,554

繰延税金資産(b)

1,110

1,110

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(b) 税務上の繰越欠損金12,664百万円(法定実効税率を乗じた額)については、繰延税金資産1,110百万円を計上しております。当該繰延税金資産1,110百万円は、河西サポートサービス株式会社における税務上の繰越欠損金の残高1百万円(法定実効税率を乗じた額)、河西工業ジャパン株式会社における税務上の繰越欠損金の残高89百万円(法定実効税率を乗じた額)、KASAI UK LTDにおける税務上の繰越欠損金の残高690百万円(法定実効税率を乗じた額)及びKASAI MEXICANA S.A. DE.C.V. における税務上の繰越欠損金の残高328百万円(法定実効税率を乗じた額)について認識したものであります。

  当該繰延税金資産を計上した税務上の繰越欠損金は、日本及びメキシコにおいては10年、英国においては無期限で繰越控除が可能で、かつ、今後回収可能性があると判断し、評価性引当額を認識しておりません。

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超
2年以内

2年超
3年以内

3年超
4年以内

4年超
5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

252

272

112

588

988

12,976

15,189

評価性引当額

△252

△272

△112

△588

△988

△12,044

△14,258

繰延税金資産(b)

931

931

 

(a) 税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(b) 税務上の繰越欠損金15,189百万円(法定実効税率を乗じた額)については、繰延税金資産931百万円を計上しております。当該繰延税金資産931百万円は、河西サポートサービス株式会社における税務上の繰越欠損金の残高1百万円(法定実効税率を乗じた額)、KASAI UK LTDにおける税務上の繰越欠損金の残高730百万円(法定実効税率を乗じた額)及びKASAI MEXICANA S.A. DE C.V.における税務上の繰越欠損金の残高200百万円(法定実効税率を乗じた額)について認識したものであります。

  当該繰延税金資産を計上した税務上の繰越欠損金は、日本及びメキシコにおいては10年、英国においては無期限で繰越控除が可能で、かつ、今後回収可能性があると判断し、評価性引当額を認識しておりません。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

当連結会計年度
(2025年3月31日)

 

法定実効税率

30.6

(調整)

 

 

 

 

永久に損金に算入されない項目

35.7

住民税均等割

2.2

評価性引当額純増減

27.6

子会社税率差異影響

21.5

持分法による投資損益の影響

△7.4

外国源泉税額

27.5

在外子会社の留保利益

4.2

その他

1.3

税効果会計適用後の法人税等の負担率

143.2

 

(注)当連結会計年度は、税金等調整前当期純損失を計上しているため、記載を省略しております。

 

3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立したことに伴い、2026年4月1日以後に開始する連結会計年度より「防衛特別法人税」の課税が行われることになりました。

これに伴い、2026年4月1日以降に開始する連結会計年度に解消が見込まれる一時差異等に係る繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に使用する法定実効税率は変更されますが、この変更に伴う影響は軽微であります。

 

4.法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理

当社は、グループ通算制度を適用しております。また、「グループ通算制度を適用する場合の会計処理及び開示に関する取扱い」(実務対応報告第42号 2021年8月12日)に従って、法人税及び地方法人税の会計処理又はこれらに関する税効果会計の会計処理並びに開示を行っております。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

顧客との契約から生じる収益を分解した情報は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

2.顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

収益を理解するための基礎となる情報は「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)3.会計方針に関する事項 (5)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりであります。

 

3.顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

 

(1)顧客との契約から生じた債権及び契約負債の残高

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

 

期首残高

期末残高

期首残高

期末残高

顧客との契約から生じた債権

 

 

 

 

受取手形

2

10

10

21

電子記録債権

201

235

235

131

売掛金

25,851

31,869

31,869

32,329

契約負債

 

 

 

 

前受金

4,729

902

902

1,709

 

契約負債は、主に、金型取引における、実質的に支配権が顧客に移転した時に収益を認識する契約において、収益の認識前に顧客から受け取った前受金に関するものであります。契約負債は「流動負債」の「その他」に含まれております。また、契約負債は収益の認識に伴い取り崩されます。

前連結会計年度に認識した収益のうち、期首時点で契約負債残高に含まれていたものは、4,729百万円であります。

当連結会計年度に認識した収益のうち、期首時点で契約負債残高に含まれていたものは、902百万円であります。

過去の期間に充足した履行義務から、当連結会計年度に認識した収益の額に重要性はありません。

 

(2)残存履行義務に配分した取引価格

当社グループにおいては、当初に予想される契約期間が1年を超える重要な契約がないため、実務上の便法を適用し、記載を省略しております。

 

 

(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社の取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、主に自動車内装部品を生産・販売しており、国内においては当社及び国内関係会社が、海外においては北米(米国、メキシコ)、欧州(主に英国)、アジア(主に中国)の各地域をKASAI NORTH AMERICA, INC.(米国)、KASAI MEXICANA S.A. DE C.V.(メキシコ)、KASAI UK LTD(英国)、広州河西汽車内飾件㈲(中国)及びその他の現地法人が、それぞれ担当しております。現地法人はそれぞれ各地域での製造・販売戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社グループは、生産・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「北米」、「欧州」、及び「アジア」の4つを報告セグメントとしております。各報告セグメントでは、自動車内装部品の生産・販売が90%以上を占めております。

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部利益及び振替高は、第三者間取引価格に基づいております。

 

 

3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報

 

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

  (単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表

計上額

(注)2

日本

北米

欧州

アジア

売上高

 

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

58,517

105,850

22,739

27,133

214,239

214,239

その他収益

外部顧客への
売上高

58,517

105,850

22,739

27,133

214,239

214,239

セグメント間の

内部売上高又は

振替高

5,471

0

1,632

7,104

7,104

63,989

105,850

22,739

28,765

221,343

7,104

214,239

セグメント利益又は損失(△)

4,042

5,574

991

3,822

1,299

354

1,653

セグメント資産

71,511

54,427

9,024

37,989

172,953

30,214

142,738

セグメント負債

86,111

51,715

4,168

13,071

155,067

32,573

122,493

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

1,349

3,819

609

1,566

7,344

71

7,272

減損損失

531

435

967

967

 有形固定資産及び

 無形固定資産の増加額

1,055

1,494

420

678

3,648

3,648

 

(注) 1  セグメント利益又は損失(△)の調整額354百万円は、セグメント間取引消去であります。

セグメント資産の調整額△30,214百万円は、セグメント間取引消去であります。

セグメント負債の調整額△32,573百万円は、セグメント間取引消去であります。

減価償却費の調整額△71百万円は、セグメント間取引消去であります。

2  セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

  (単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結財務諸表

計上額

(注)2

日本

北米

欧州

アジア

売上高

 

 

 

 

 

 

 

顧客との契約から生じる収益

52,206

116,888

27,549

22,156

218,801

218,801

その他収益

外部顧客への
売上高

52,206

116,888

27,549

22,156

218,801

218,801

セグメント間の

内部売上高又は

振替高

5,701

10

1,405

7,117

7,117

57,907

116,899

27,549

23,561

225,918

7,117

218,801

セグメント利益又は損失(△)

4,754

6,325

294

1,498

367

77

289

セグメント資産

79,343

55,778

7,167

38,083

180,373

35,541

144,831

セグメント負債

96,884

44,739

1,304

10,960

153,888

31,966

121,922

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費

1,316

4,077

429

1,555

7,379

63

7,316

減損損失

3,140

313

759

4,213

4,213

 有形固定資産及び

 無形固定資産の増加額

1,567

3,450

713

521

6,252

6,252

 

(注) 1  セグメント利益又は損失(△)の調整額77百万円は、セグメント間取引消去であります。

セグメント資産の調整額△35,541百万円は、セグメント間取引消去であります。

セグメント負債の調整額△31,966百万円は、セグメント間取引消去であります。

減価償却費の調整額△63百万円は、セグメント間取引消去であります。

2  セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の営業損失と調整を行っております。

 

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

1  製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

2  地域ごとの情報

  (1)売上高

(単位:百万円)

日本

米国

メキシコ

中国

その他

合計

58,517

79,105

26,744

18,306

31,565

214,239

 

      (注)売上高は顧客の所在地を基礎として、国又は地域に分類しております

 

      (2)有形固定資産

(単位:百万円)

日本

米国

メキシコ

中国

その他

合計

14,286

13,676

7,437

4,875

5,177

45,453

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

日産自動車株式会社

114,055

日本、北米、欧州、アジア

本田技研工業株式会社

41,023

日本、北米、欧州、アジア

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

1  製品及びサービスごとの情報

単一の製品・サービスの区分の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

2  地域ごとの情報

  (1)売上高

(単位:百万円)

日本

米国

メキシコ

中国

その他

合計

52,206

86,417

30,471

14,765

34,940

218,801

 

      (注)売上高は顧客の所在地を基礎として、国又は地域に分類しております

 

      (2)有形固定資産

(単位:百万円)

日本

米国

メキシコ

中国

その他

合計

14,198

12,295

8,162

3,903

5,245

43,805

 

 

3  主要な顧客ごとの情報

(単位:百万円)

顧客の名称又は氏名

売上高

関連するセグメント名

日産自動車株式会社

111,331

日本、北米、欧州、アジア

本田技研工業株式会社

45,456

日本、北米、欧州、アジア

 

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(固定資産に係る重要な減損損失)

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

(固定資産に係る重要な減損損失)

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

該当事項はありません。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

該当事項はありません。

 

 

【関連当事者情報】

1  関連当事者との取引

(1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引

(ア) 連結財務諸表提出会社の親会社及び主要株主(会社等に限る)等

 

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

種類

会社等の
名称

所在地

資本金
(百万円)

事業の内容

議決権等の

所有(被所有)割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

主要

株主

長瀬産業㈱

大阪府大阪市西区

9,699

化学品

専門商社

(所有)

直接 0.0

(被所有)

直接13.9

当社材料の

主要仕入先

材料の購入

2,141

買掛金

750

 

 

取引条件及び取引条件の決定方針等

材料購入については、提示された見積価格、現行原材料の価格及び当社部品の市場価格から算定した価格を基に検討交渉の上決定しております。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

種類

会社等の
名称

所在地

資本金
(百万円)

事業の内容

議決権等の

所有(被所有)割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

主要

株主

日産自動車㈱

神奈川県

横浜市

神奈川区

605,814

自動車の

製造・

販売等

(所有)

直接 0.0

(被所有)

直接13.0

当社製品の

主要販売先

製品の製造販売

 

材料の購入

7,132

 

1,568

売掛金

 

買掛金

2,325

 

391

主要

株主

長瀬産業㈱

大阪府大阪市西区

9,699

化学品

専門商社

(所有)

直接 0.0

(被所有)

直接12.1

当社材料の

主要仕入先

材料の購入

2,495

買掛金

752

主要

株主の

子会社

日産車体㈱

神奈川県

平塚市

7,904

自動車及び自動車部品の製造・販売

(所有)

直接 0.0

(被所有)

直接0.0

当社製品の

販売先

製品の製造販売

4,723

売掛金

2,769

主要

株主の

子会社

日産トレーディング㈱

神奈川県

横浜市

戸塚区

320

自動車部品その他の輸出入及び販売

(所有)

直接 0.0

(被所有)

直接0.0

当社材料の

仕入先

材料の購入

1,058

買掛金

1,021

 

 

取引条件及び取引条件の決定方針等

 (注)1.製品等の販売価格については、市場価格、総原価を勘案し、検討・交渉の上、決定しております。

   2.材料購入については、提示された見積価格、現行原材料の価格及び当社部品の市場価格から算定した価格を基に検討交渉の上決定しております。

   3.日産自動車(株)は、2024年11月1日に当社の行った第三者割当増資を引き受けたことにより、当社の主要株主となりました。取引金額については、同日以降の取引を集計しております。尚、日産車体(株)、日産トレーディング(株)につきましても、取引金額については、同日以降の取引を集計しております。

 

(2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

(ア) 連結財務諸表提出会社の兄弟会社等

 

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

種類

会社等の
名称

所在地

資本金

事業の内容

議決権等の

所有(被所有)割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

主要

株主の

子会社

Nagase
 America
 LLC.

米国

ニュー・ヨーク州

千米ドル3,500

化学品

専門商社

当社子会社の

材料の仕入先

材料の購入

2,729

支払手形及び買掛金

383

 

 

取引条件及び取引条件の決定方針等

材料購入については、提示された見積価格、現行原材料の価格及び連結子会社部品の市場価格から算定した価格を基に検討交渉の上決定しております。

 

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

種類

会社等の
名称

所在地

資本金

事業の内容

議決権等の

所有(被所有)割合(%)

関連当事者
との関係

取引の内容

取引金額
(百万円)

科目

期末残高
(百万円)

主要

株主の

子会社

Nagase
 America
 LLC.

米国

ニュー・ヨーク州

千米ドル3,500

化学品

専門商社

当社子会社の

材料の仕入先

材料の購入

2,505

買掛金

393

主要

株主の

子会社

Nissan North America, Inc.

米国

テネシー州

非公開

自動車の

製造・

販売等

当社子会社

製品の販売先

製品の製造販売

7,163

売掛金

 

立替金

3,312

 

1,384

主要

株主の

子会社

Nissan Mexicana, S.A. De C. V.

メキシコ

アグアスカリエンテス州

非公開

自動車の

製造・

販売等

当社子会社

製品の販売先

製品の製造販売

1,917

売掛金

2,257

主要

株主の

子会社

Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd.

英国

タイン・アンド・ウィア州

非公開

自動車の

製造・

販売等

当社子会社

製品の販売先

製品の製造販売

 

補償金の受取

1,465

 

417

売掛金

1,462

 

 

取引条件及び取引条件の決定方針等

 (注)1.製品等の販売価格については、市場価格、総原価を勘案し、検討・交渉の上、決定しております。

   2.材料購入については、提示された見積価格、現行原材料の価格及び当社部品の市場価格から算定した価格を基に検討交渉の上決定しております。

   3.日産自動車(株)は、2024年11月1日に当社の行った第三者割当増資を引き受けたことにより、当社の主要株主となりました。主要株主である日産自動車(株)の子会社との取引金額については、同日以降の取引を集計しております。

 

 

(1株当たり情報)

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

1株当たり純資産額

263円05銭

162円34銭

1株当たり当期純損失

40円31銭

241円82銭

 

 

(注)1 前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。当連結会計年度の潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

(注)2 1株当たり当期純損失算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

  至  2025年3月31日)

親会社株主に帰属する当期純損失(百万円)

1,559

9,182

普通株主に帰属しない金額(百万円)

173

 (うち優先配当額(百万円))

(-)

(173)

普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純損失(百万円)

1,559

9,356

普通株式の期中平均株式数(株)

38,693,064

38,692,970

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要

 

 

2024年11月1日発行の第三者割当増資によるA種優先株式(5,827,274株。ただし普通株式に転換された場合の普通株式の数48,216,623株)

 

 

(注)3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度末

(2024年3月31日)

当連結会計年度末

(2025年3月31日)

純資産の部の合計額(百万円)

20,245

22,909

純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)

10,066

16,627

(うちA種優先株式の払込額(百万円))

(-)

(6,000)

(うち優先配当額(百万円))

(-)

(173)

(うち非支配株主持分(百万円))

(10,066)

(10,454)

普通株式に係る期末の純資産額(百万円)

10,178

6,281

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式の数(株)

38,693,064

38,692,951

 

 

(注)4 株主資本において自己株式として計上されている株式給付信託が保有する自社の株式は、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式数に含めており、また、1株当たり当期純損失の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
なお、前連結会計年度において当該信託が保有する自社の株式の期中平均株式数は155千株、期末株式数は155千株であり、当連結会計年度において当該信託が保有する自社の株式の期中平均株式数は155千株、期末株式数は155千株であります。

 

 

(重要な後発事象)

該当事項はありません。