当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
また、新型コロナウイルス感染拡大による当社グループ事業への影響については、今後の推移を注視してまいります。
なお、重要事象等は存在しておりません。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米中貿易摩擦の影響等による世界経済の減速に加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により急激に減速しました。
わが国経済においても同様の影響による外出制限が行われ、個人消費が低下し、生産活動においても停滞し、自動車生産においては大幅な減産の状況が続きました。今後、感染拡大の第2波、第3波の発生も懸念され、国内外の経済は先行き不透明な状況が続いております。
当社グループにおいては、新型コロナウイルス感染症の感染防止を徹底するほか、顧客の受注変動に対する生産の調整、サプライチェーンの維持及び新規設備の投資延期・抑制の検討を実施してまいりました。
また、グループ全体の資金調達については、手元流動性の確保に努めております。
このような市場環境下、当社グループの当第1四半期連結累計期間における業績につきましては、主に自動車産業関連の全世界的な需要の伸び悩みにより、当社グループ全体での売上高は、前年同四半期に比べて25.9%減収の18,870百万円となりました。
利益面につきましては、営業損失は、1,054百万円(前年同四半期は営業利益1,144百万円)となりました。また、経常損失は、1,403百万円(前年同四半期は経常利益1,075百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は、1,151百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益498百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高は、セグメントの売上高に含めております。
また、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、「第4 経理の状況 注記事項 (セグメント情報等)3 報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
① 自動車用エンジン軸受
日本国内の当第1四半期連結累計期間の新車販売台数は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が大きく波及し、前年同四半期に比べ減少しており、海外も同様の影響を受け、中国、タイ、欧州、米国を中心に減少し、当社グループをとり巻く環境は、極めて厳しい状況となりました。
そのような状況下、当社グループの国内及び海外売上高は、ともに減少し、売上高は前年同四半期に比べ27.2%減収の10,497百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ77.3%減益の373百万円となりました。
② 自動車用エンジン以外軸受
新型コロナウイルス感染症拡大による影響から、売上高は前年同四半期に比べ24.6%減収の3,434百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ63.4%減益の265百万円となりました。
③ 非自動車用軸受
・船舶分野
2020年6月末の手持ち工事量は前年同四半期末と比べ減少し、1997年6月末以来の低水準となっております。当社グループにおいては、LNG船(液化天然ガスを運ぶタンカー)のエンジン軸受で中国・韓国向けに新規開拓の継続的な受注はあるものの、低速ディーゼルエンジン用軸受の需要が落ち込み、売上高も減少となりました。
・建設機械分野
国内では、政府の緊急事態宣言の発令により建設工事が停滞し、北米では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による経済活動の停滞を受け、建機需要が大きく落ち込みました。また、アジアの最大市場であるインドネシアにおいても、燃料価格の下落に伴う鉱山機械の需要低迷やアジア各国政府による経済活動の規制により需要が低迷しており、売上高も減少となりました。
・一般産業分野におけるエネルギー分野
エネルギー市場における化石燃料の発電市場全般については、CO2削減の観点から厳しい環境が続いているものの、高効率型の火力発電向けのガスタービンや蒸気タービン用軸受の受注増があり、売上高は増加となりました。
これらの結果、一般産業分野におけるエネルギー分野の売上増が寄与し、当セグメントの売上高は前年同四半期に比べ4.0%増収の2,587百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ0.2%減益の388百万円となりました。
④ 自動車用軸受以外部品
・アルミダイカスト製品
タイの自動車産業が低調な上、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、タイの自動車輸出台数が大幅に減少し、売上高は前年同四半期比で減少しております。一方で、タイの新工場(DMキャスティングテクノロジー(タイ)CO., LTD.)が稼働を開始しており、EV車用部品の量産納入に伴い、今後、徐々に売上に寄与してまいります。セグメント利益についても主に売上低迷の影響により減益となりました。
・曲げパイプ、ノックピン、NC切削品などの部品
新型コロナウイルス感染症拡大の影響による国内外の受注減少により減収となりました。セグメント利益面については売上の低迷により減益となりました。
これらの結果、売上高は前年同四半期に比べ40.2%減収の2,265百万円、セグメント損失は659百万円(前年同四半期はセグメント損失12百万円)となりました。
⑤ その他
米中貿易摩擦の影響による全般的な設備投資の減速を受け、電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受事業及びポンプ関連製品事業に不動産賃貸事業等を加えた当セグメントの売上高は前年同四半期に比べ15.5%減収の529百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ23.5%減益の103百万円となりました。
(総資産)
当第1四半期連結会計期間の総資産は、前連結会計年度末に比べ0.5%増加し、160,302百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金、有形固定資産が減少した一方で、現金及び預金が増加したことによります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間の純資産は、前連結会計年度末に比べ5.5%減少し、60,627百万円となりました。これは主に為替換算調整勘定のマイナスが増加したことによります。
(自己資本比率)
当第1四半期連結会計期間の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ2.0ポイント減少し、33.1%となりました。
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、27,575百万円となり、前年同四半期末に比べ11,336百万円(69.8%)の増加となりました。
当第1四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動において獲得した資金は、2,144百万円(前第1四半期連結累計期間は2,337百万円の獲得)となりました。これは主に減価償却費2,088百万円によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動において使用した資金は、1,551百万円(前第1四半期連結累計期間は2,296百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出2,186百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動において獲得した資金は、8,166百万円(前第1四半期連結累計期間は1,018百万円の使用)となりました。これは主に短期借入金の純増減額の増加9,722百万円によります。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に関する重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、451百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。