当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
また、新型コロナウイルス感染拡大による当社グループ事業への影響については、今後の推移を引き続き注視してまいります。
なお、重要事象等は存在しておりません。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルスの長期化・感染の再拡大により、一部地域では活動制限が強化されるなどの影響から回復鈍化がみられるものの中国をはじめ各国で経済活動の正常化の動きが進み、アジア諸国他においても下げ止まりの傾向がみられました。
わが国経済においては、政府・自治体による各種施策の実施により持ち直しの傾向がみられましたが、足元では感染再拡大の影響により予断を許さない状況が続いており、先行きが不透明な状況となっております。
当社グループにおいては、新型コロナウイルス感染防止の徹底を図り、社員の感染防止策の強化のほか、顧客の受注変動に対する生産の調整、サプライチェーンの維持に努めております。また、新規設備の抑制等の実施、グループを挙げた継続的な収益改善や固定費・経費削減活動に取り組みました。
このような市場環境下、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績につきましては、自動車産業関連における国内外での需要回復の兆しはみられるものの、売上高は前年同四半期に比べて20.9%減収の59,160百万円となりました。
利益面につきましては、営業損失は、1,608百万円(前年同四半期は営業利益3,730百万円)となりました。また、経常損失は、2,064百万円(前年同四半期は経常利益3,482百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は、2,282百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益1,552百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高は、セグメントの売上高に含めております。
また、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、「第4 経理の状況 注記事項 (セグメント情報等)3 報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。
① 自動車用エンジン軸受
日本国内の当第3四半期連結累計期間の新車販売台数は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、前年同四半期に比べ減少しているものの、足元では徐々に回復傾向がみられております。また、海外の新車販売台数についても、前年同四半期に比べ減少しておりますが、その減少幅は、第2四半期に比べ縮小しております。
そのような状況下、自動車産業全体の需要減により当社グループの国内売上高及び海外売上高とも減少した結果、売上高は前年同四半期に比べ24.0%減収の33,043百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ60.1%減益の2,220百万円となりました。
② 自動車用エンジン以外軸受
自動車用エンジン軸受と同様に、足元では徐々に回復傾向がみられるものの、売上高は前年同四半期に比べ12.5%減収の10,856百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ51.9%減益の1,058百万円となりました。
③ 非自動車用軸受
・船舶分野
2020年12月末の手持ち工事量は、前年同四半期末と比べ減少し、1997年以来の低水準が続いております。当社グループにおいては、LNG船(液化天然ガスを運ぶタンカー)の低速ディーゼルエンジン用軸受で、中国向け新規開拓の継続的な受注に伴うシェアアップを図っているものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響による海上荷動きの停滞や移動制限などの影響を受け、メンテナンス需要も減少し、売上高も減少となりました。
・建設機械分野
中国では、インフラ投資などの景気下支え策による需要が、引き続き堅調に推移し、それ以外の主要地域においても持ち直しの傾向がみられましたが、第2四半期までの新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、当社グループの売上高も減少となりました。
・一般産業分野におけるエネルギー分野
エネルギー市場における化石燃料の発電市場全般については、CO2削減の観点から厳しい環境が続いているものの、高効率型の火力発電向けのガスタービン、蒸気タービンや水力発電機用軸受の受注増があり、売上高は前年同四半期に比べ増加となりました。
これらの結果、一般産業分野におけるエネルギー分野の売上増があったものの、当セグメントの売上高は前年同四半期に比べ1.5%減収の7,530百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ0.5%増益の1,246百万円となりました。
④ 自動車用軸受以外部品
・アルミダイカスト製品
タイの自動車産業については徐々に回復傾向がみられるものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により低調な推移が継続しており、売上高は前年同四半期比で減少しております。また、電動自動車用部品の生産を開始しましたタイの新工場(DMキャスティングテクノロジー(タイ)CO., LTD.)においては、需要の減少や新規納入の後ろ倒しにより売上高が当初の見込みに比べ減少しましたが、今後は徐々に売上に寄与してまいります。セグメント利益についても、売上低迷の影響により減益となりました。
・曲げパイプ、ノックピン、NC切削品などの部品
足元では回復傾向がみられるものの、第2四半期までの新型コロナウイルス感染拡大の影響による国内外の受注減少により、減収減益となりました。
これらの結果、売上高は前年同四半期に比べ32.3%減収の7,284百万円、セグメント損失は1,555百万円(前年同四半期はセグメント損失360百万円)となりました。
⑤ その他
新型コロナウイルス感染拡大の影響による全般的な設備投資の減速が続いた結果、電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受事業及びポンプ関連製品事業に不動産賃貸事業等を加えたその他のセグメントの売上高は前年同四半期に比べ13.0%減収の1,569百万円、セグメント利益は前年同四半期に比べ29.2%減益の263百万円となりました。
(総資産)
当第3四半期連結会計期間の総資産は前連結会計年度末に比べ2.4%減少し、155,698百万円となりました。これは主に現金及び預金が増加した一方、受取手形及び売掛金、有形固定資産が減少したことによります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間の純資産は前連結会計年度末に比べ7.3%減少し、59,489百万円となりました。これは主に為替換算調整勘定、利益剰余金が減少したことによります。
(自己資本比率)
当第3四半期連結会計期間の自己資本比率は前連結会計年度末に比べ1.8ポイント減少し、33.3%となりました。
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、22,696百万円となり前年同四半期末に比べ6,767百万円(42.5%)の増加となりました。
当第3四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動において獲得した資金は、2,910百万円(前第3四半期連結累計期間は6,511百万円の獲得)となりました。これは主に減価償却費6,381百万円の一方、仕入債務の増減額の減少3,112百万円によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動において使用した資金は、5,280百万円(前第3四半期連結累計期間は7,296百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出5,865百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動において獲得した資金は、6,357百万円(前第3四半期連結累計期間は155百万円の使用)となりました。これは主に長期借入れによる収入6,766百万円によります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載のうち、新型コロナウイルス感染拡大における会計上の見積りの仮定について変更を行っております。
詳細は、「第4 経理の状況 注記事項 (追加情報)」をご参照ください。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に関する重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,491百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に重要な変更があったものは、次のとおりであります。
2 欧州風力発電用軸受新会社(仮称)は、設立前段階のため名称は未定です。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。