当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
また、新型コロナウイルス感染拡大による当社グループ事業への影響については、今後の推移を引き続き注視してまいります。
なお、重要事象等は存在しておりません。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、経済活動の正常化を模索する欧米先進国の堅調な消費と政府支出等に支えられ、総じて緩やかな回復基調が見られるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大や長期化する半導体不足による自動車メーカーでの減産影響など、依然として先行きが不透明な状況が継続しております。
わが国経済においては、社会・経済のウィズコロナへの移行により、感染対策を伴った経済活動の継続が可能となったことやワクチン接種が進んだことで、足元では需要に一定の改善傾向がみられる一方で、半導体不足による自動車減産の影響等を受け、足踏みの状態が続いております。
当社グループは、このような状況の下、生産体制の強化を図り、生産性の向上や合理化によるコストダウンに注力し、グループを挙げた更なる固定費・経費削減に取り組んでまいりました。
このような市場環境下、当社グループの当第3四半期連結累計期間における業績につきましては、自動車産業、船舶や建設機械関連における国内外での新型コロナウイルス感染症の影響からの需要の回復により、売上高は前年同四半期比28.6%増収の76,073百万円となりました。
利益面につきましては、営業利益は、4,079百万円(前年同四半期は営業損失1,608百万円)となりました。また、経常利益は、3,950百万円(前年同四半期は経常損失2,064百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1,941百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失2,282百万円)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、当社グループ全体での売上高は168百万円減少しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高は、セグメントの売上高に含めております。
① 自動車用エンジン軸受
日本国内の当第3四半期連結累計期間の新車販売台数は、前年同期に比べ減少となりましたが、海外では、足元での新型コロナウイルス感染症の再拡大や世界的な半導体不足による減産の影響等があるものの、前年同期に比べ、米国、中国、欧州、いずれも増加し、総じて持ち直しの傾向が継続しております。
そのような状況下、自動車産業全体の新型コロナウイルス感染症の影響からの需要の回復により、当社グループの国内、海外の売上高も増加したことから、当セグメントの売上高は前年同四半期比29.4%増収の42,755百万円、セグメント利益は6,492百万円(前年同四半期はセグメント利益2,220百万円)となりました。
② 自動車用エンジン以外軸受
自動車用エンジン軸受と同様にグローバルで需要が回復し、当セグメントの売上高は前年同四半期比39.2%増収の15,107百万円、セグメント利益は2,549百万円(前年同四半期はセグメント利益1,058百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、当セグメントの売上高は、86百万円減少しております。
③ 非自動車用軸受
・船舶分野
2021年12月末の手持ち工事量は前年同期末に比べ増加しており、世界経済の回復に伴う海上荷動きの増加、メンテナンス需要の増加傾向に加え大型コンテナ船やLCG船等の需要も高まっており、受注環境の好転が継続しております。売上高は中国、韓国向けの新規開拓に伴う受注の増加も好調に推移し、前年同四半期に比べ増加となりました。
・建設機械分野
新型コロナウイルス感染症の影響からの需要の回復が継続したほか、サービスパーツの需要の増加も寄与し、当社グループの売上高も前年同四半期に比べ、大幅に増加に転じました。
・一般産業分野におけるエネルギー分野
エネルギー市場においては、再生可能エネルギーが注目されている中、水力発電用軸受ユニットの新規受注等はあったものの、新型コロナウイルス感染症の影響によるプラント・設備関連の工期延期等により主に火力発電向けのガスタービン、蒸気タービン用軸受の需要が減少し、売上高は前年同四半期比では減少となりました。
これらの結果、一般産業分野におけるエネルギー分野の売上が減少したものの、船舶分野・建設機械分野等の売上増が寄与し、当セグメントの売上高は前年同四半期比8.3%増収の8,157百万円となりました。他方、セグメント利益はエネルギー分野の売上減少等の影響により、前年同四半期比5.1%減益の1,182百万円となりました。
④ 自動車用軸受以外部品
・アルミダイカスト製品
タイの自動車産業については回復傾向がみられており、タイの4月~12月の生産や輸出については前年同期比で大幅に増加しております。当社においては、タイの新工場(DMキャスティングテクノロジー(タイ)CO., LTD.)における電動自動車用部品の新規納入も徐々に増え始め、売上高は前年同四半期比で増加に転じております。セグメント利益は、需要回復による増収の影響及び労務費等の削減努力の継続により、前年同四半期に比べ改善しました。
・曲げパイプ、ノックピン、NC切削品などの部品
日本、中国、北米の底堅い需要の回復を受け、前年同四半期に比べ増収となりました。セグメント利益についても需要回復による増収の影響及び生産性向上・合理化努力により、前年同四半期に比べ改善しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は前年同四半期比39.8%増収の10,184百万円、セグメント損失は1,034百万円(前年同四半期はセグメント損失1,555百万円)となり、回復基調が続いております。なお、収益認識会計基準等の適用により、当セグメントの売上高は、81百万円減少しております。
⑤ その他
電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受事業及びポンプ関連製品事業に不動産賃貸事業等を加えた当セグメントの売上高は前年同四半期比0.3%増収の1,573百万円、セグメント利益は前年同四半期比4.6%減益の251百万円となりました。
(総資産)
当第3四半期連結会計期間の総資産は前連結会計年度末に比べ4.3%増加し、161,810百万円となりました。これは主に商品及び製品、受取手形及び売掛金が増加したことによります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間の純資産は前連結会計年度末に比べ2.9%増加し、66,433百万円となりました。これは主に利益剰余金、為替換算調整勘定が増加したことによります。
(自己資本比率)
当第3四半期連結会計期間の自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.2ポイント減少し、36.1%となりました。
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、18,270百万円となり前年同四半期末に比べ4,425百万円(19.5%)の減少となりました。
当第3四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動において獲得した資金は、9,763百万円(前第3四半期連結累計期間は2,910百万円の獲得)となりました。これは主に減価償却費6,812百万円、仕入債務の増減額の増加3,631百万円によります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動において使用した資金は、5,976百万円(前第3四半期連結累計期間は5,280百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出4,810百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動において使用した資金は、4,376百万円(前第3四半期連結累計期間は6,357百万円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の純増減額の減少2,902百万円によります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に関する重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は1,429百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。