当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ中で、経済活動の正常化が進み、日本・欧米などの先進国の経済が持ち直しを見せるものの、一方で自動車業界では半導体供給不足、新型コロナウイルス感染拡大と中国の上海ロックダウンなどの影響によるカーメーカーでの減産、また、ウクライナ情勢長期化や急激な為替円安に伴う原材料やエネルギー価格の高騰など、依然として事業環境は厳しく先行きも不透明な状況が継続しております。
わが国経済においては、新型コロナウイルス感染症による経済活動の制限緩和に伴い、個人消費や設備投資は底堅く推移したものの、半導体供給不足や中国の上海ロックダウンなどによる自動車の減産等により、総じて持ち直しの動きに足踏みがみられます。
当社グループの業績においては、原材料価格高騰に伴い、グループを挙げて売価への転嫁を行っておりますが、原材料やエネルギーのコスト増が一段と進行した影響を受けました。
このような市場環境下、当社グループの当第1四半期連結累計期間における業績につきましては、自動車産業における新型コロナウイルス感染症からの世界的な底堅い需要回復、船舶や建設機械関連における好調な需要の増加、また為替の円安影響を受け、売上高は、前年同四半期比10.3%増収の27,569百万円となりました。
利益面につきましては、営業利益は、557百万円(前年同四半期は営業利益1,399百万円)となりました。また、経常利益は、651百万円(前年同四半期は経常利益1,403百万円)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、63百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益726百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
なお、セグメント間の内部売上高又は振替高は、セグメントの売上高に含めております。
① 自動車用エンジン軸受
日本国内の当第1四半期連結累計期間の新車販売台数は、半導体供給不足に加え中国の上海ロックダウンによる部品不足で生産が停滞した影響を受け、前年同四半期に比べて減少しております。また、海外では、半導体供給不足の影響が大幅には改善せず、前年同四半期に比べ、中国の新車販売台数は微増に留まり、米国でもガソリン価格の高騰や金利上昇の影響などで新車購入には逆風となり販売台数は減少、また欧州においても半導体供給不足の影響が続いており、新車販売台数は減少しております。他方、タイでは政府による経済活動や消費の振興策が奏功し、タイ国内向けの新車販売台数は増加しております。
そのような状況下、当社グループの国内の売上高は前年同四半期比で微減に留まりましたが、海外では新型コロナウイルス感染症からの底堅い需要の回復により、売上高が増加したことから、当セグメントの売上高は、前年同四半期比7.3%増収の15,141百万円となりました。一方、セグメント利益は、前年同四半期比30.6%減益の1,575百万円となりました。
② 自動車用エンジン以外軸受
海外では自動車用エンジン軸受と同様に新型コロナウイルス感染症からの底堅い需要の回復により回復傾向がみられましたが、国内は半導体供給不足に加え中国の上海ロックダウンによる部品不足による自動車の減産が続いた影響を受けて、当セグメントの売上高は、前年同四半期比1.5%減収の4,977百万円、セグメント利益は、前年同四半期比11.8%減益の726百万円となりました。
③ 非自動車用軸受
・船舶分野
2022年6月末の手持ち工事量は前年同四半期末と比べ増加しており、世界経済の回復に伴う海上荷動きの増加、メンテナンス需要の増加傾向に加えLNG船(液化天然ガスを運ぶタンカー)等、受注環境の好転や開拓によるシェアアップで、売上高は前年同四半期に比べ、大幅な増収となりました。
・建設機械分野
主に北米、中南米や東南アジア(インドネシアなど)の需要の回復基調が続き、サービスパーツなどの需要も好調に推移した事も寄与し、当社グループの売上高も前年同四半期に比べ、増加しました。
・一般産業分野におけるエネルギー分野
エネルギー市場においては、再生可能エネルギーが注目されている中、水力発電等の需要は堅調に推移しており、また、化石燃料の発電市場全般では、CO2削減の観点から当社においても主に火力発電向けのガスタービン、蒸気タービン用軸受の需要は厳しい環境が続いておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い停滞していたプラント案件が動き出し、売上高は前年同四半期比で増加に転じました。
これらの結果、建設機械分野、船舶及び一般産業分野におけるエネルギー分野の売上増により、当セグメントの売上高は、前年同四半期比36.5%増収の3,462百万円、セグメント利益は、前年同四半期比55.4%増益の513百万円となりました。
④ 自動車用軸受以外部品
・アルミダイカスト製品
タイの自動車産業については徐々に回復傾向がみられており、前年同四半期に比べ、国内生産は増加しております。当社においては、タイの自動車産業における需要回復に伴う売上増やタイの新工場(DMキャスティングテクノロジー(タイ)CO., LTD.)における電動自動車用部品の新規納入も増え始め、売上高は前年同四半期に比べ大幅に増加しました。セグメント利益については、新規に納入する電動自動車用部品の垂直立ち上げに伴う初期の経費増により、前年同四半期に比べ減少しました。
・曲げパイプ、ノックピン、NC切削品などの部品
世界的な半導体供給不足の影響を受け、前年同四半期に比べ減収となりました。他方、セグメント利益については拠点の統合や生産の合理化努力により改善しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は、前年同四半期比25.2%増収の4,047百万円、セグメント損失は、507百万円(前年同四半期はセグメント損失359百万円)となりました。
⑤ その他
ポンプ関連製品事業の工作機械向け潤滑装置は堅調であるものの、代理店向け金属系無潤滑軸受の在庫調整や半導体供給不足に伴うポンプの駆動機器などの調達難の影響により、電気二重層キャパシタ用電極シート、金属系無潤滑軸受事業、ポンプ関連製品事業及び不動産賃貸事業等を加えた当セグメントの売上高は、前年同四半期比9.2%減収の486百万円、セグメント利益は、前年同四半期比22.1%減益の73百万円となりました。
(総資産)
当第1四半期連結会計期間の総資産は、前連結会計年度末に比べ3.1%増加し、171,318百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金、商品及び製品、有形固定資産が増加したことによります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間の純資産は、前連結会計年度末に比べ2.2%増加し、70,178百万円となりました。これは主に為替換算調整勘定が増加したことによります。
(自己資本比率)
当第1四半期連結会計期間の自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ0.4ポイント減少し、35.9%となりました。
当第1四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、16,897百万円となり、前年同四半期末に比べ1,627百万円(8.8%)の減少となりました。
当第1四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動において使用した資金は、937百万円(前第1四半期連結累計期間は5,778百万円の獲得)となりました。これは主に、減価償却費による資金の獲得2,223百万円があった一方、棚卸資産の増加2,044百万円、売上債権の増加854百万円、賞与引当金の減少735百万円があったことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動において使用した資金は、1,591百万円(前第1四半期連結累計期間は2,319百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,318百万円によります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動において獲得した資金は、265百万円(前第1四半期連結累計期間は3,841百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が1,045百万円あった一方、短期借入金の純増減額が1,752百万円増加したことによります。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に関する重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、496百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。