第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

新型コロナウイルス感染症の再拡大によりアセアン諸国を中心に断続的に繰り返されるロックダウン、半導体不足による需給逼迫など、当第1四半期連結累計期間におきましても、当社を取り巻く環境は非常に厳しいものでした。

然しながら、北米における新型アウトランダーの投入成功による大幅な採算改善や、前年度より実施しております構造改革の効果が持続的に出現した事などにより、当社の業績につきましては前年同期に比べて大幅な改善が見られました。

この結果、当社グループの売上高は4,319億円(前年同期比+2,024億円、同+88%)、営業利益は、新車効果等による販売台数増及び販売構成の改善、販売費抑制効果及び前年度より実施してきたコスト削減効果等により大幅に改善し、106億円(前年同期は営業損失533億円)となりました。さらに、経常利益は112億円(前年同期は経常損失587億円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は61億円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1,762億円)となりました。

また、当第1四半期連結累計期間におけるグローバル販売台数は230千台となりました。主な地域別の販売状況は次の通りです。

 

・ アセアン        :  58千台(前年同期比 +34千台)

・ 豪州・ニュージーランド :  25千台(  同上   +12千台)

・ 日本          :  15千台(  同上   +4千台)

・ 中国他         :  21千台(  同上  △4千台)

・ 北米          :  39千台(  同上   +22千台)

・ 欧州          :  36千台(  同上   +6千台)

・ 中南米、中東、アフリカ他:  36千台(  同上   +17千台)

 

まず、主力地域のアセアンですが、前年度の新型コロナウイルス感染症拡大による大幅な販売減少から、一定の回復が見られました。特に、前年度最も回復基調が鈍かったインドネシアは、回復傾向が顕在化しました。

コア地域である豪州・ニュージーランドは、小規模かつ短期的なロックダウンが実施されているものの、自動車市場はいずれも好調に推移しております。当社は、いずれの地域におきましても販売シェアを着実に積み上げました。

日本国内の自動車需要は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により大きく低迷した前年度からは回復基調にある一方で、半導体問題による車両供給不足により、新型コロナウイルス感染症拡大以前までの回復は見られませんでした。当社は、主力モデルを中心に半導体不足の影響をうけましたが、キャンペーンを積極的に打ち出すなどの拡販施策により、前年同期比で販売台数増となりました。

その他、北米においては、新型アウトランダーが販売開始以降非常に好調であり、前年同期比で販売台数が大幅増となりました。また、欧州・中南米・中東アフリカは、いずれも新型コロナウイルス感染症拡大の影響による経済活動制限は続いておりますが、穏やかな回復基調が見られました。

一方、中国他に関しましては、市場全体が前年度のコロナ明け大幅増加局面から半導体不足による市場伸び悩みへとシフトしております。当社は全体市場の動向に加え、来店数減少といった課題を抱え、厳しい結果となりました。

 

② セグメントごとの経営成績

(ⅰ)自動車

当第1四半期連結累計期間における自動車事業に係る売上高は4,255億円(前年同期比+2,021億円)となり、営業利益は100億円(前年同期は営業損失552億円)となりました。営業増益は、前年度の新型コロナウイルス拡大による販売台数大幅減から一定の回復が見られたことや販売車種構成及び売価の好転に加え、構造改革による費用抑制効果や為替の改善等によるものです。

 

(ⅱ)金融

当第1四半期連結累計期間における金融事業に係る売上高は99億円(前年同期比+20億円)となり、営業利益は12億円(前年同期は営業利益12億円)となりました。

 

③ 財政状態

当第1四半期連結会計期間末の総資産は1兆7,361億円(前年度末比△1,202億円)となりました。そのうち現金及び預金は3,893億円(前年度末比△664億円)となりました。負債合計は1兆2,092億円(前年度末比△1,218億円)となり、そのうち有利子負債残高は、4,698億円(前年度末比△135億円)となりました。純資産は5,269億円(前年度末比+16億円)となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等及び対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等、及び当社グループ
が対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費(自動車事業)は、21,723百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(4)生産、受注及び販売の実績

① 生産実績

 当第1四半期連結累計期間における生産実績は次のとおりであります。

 

第1四半期連結累計期間

数量(台)

第1四半期連結累計期間比(%)

国 内

90,875

187.2

海 外

130,987

224.6

合計

221,862

207.6

 

② 販売実績

 当第1四半期連結累計期間における販売実績は次のとおりであります。

 

第1四半期連結累計期間

第1四半期連結累計期間比(%)

数量(台)

金額(百万円)

数量

金額

国 内

32,907

75,450

80.7

96.2

海 外

184,810

356,490

214.4

235.8

合計

217,717

431,940

171.5

188.1

(注)1. 販売実績は、外部顧客の所在地別の当社及び連結子会社の完成車及びKDパックの卸売り台数を示しております。

2. 上記金額は、消費税等を含んでおりません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、終了した経営上の重要な契約は以下のとおりであります。

 

契約会社名

相手方

契約の内容

契約締結日

名称

国籍

三菱自動車工業株式会社

(当社)

福建省汽車工業集団有限公司

中国

車両の生産・販売等、東南(福建)汽車工業有限公司の合弁事業に関する契約

2006年3月27日

中華汽車工業股份有限公司

台湾