当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
a.経営成績
当中間連結会計期間の業績につきましては、「認証不正問題」に伴うライン停止の影響があった前年に比べて、自動車用バックミラーの販売数量が増加し、売上高は54,385百万円となり、前中間連結会計期間に比べて1,407百万円(2.7%)の増加となりました。
営業利益は、日本において労務費・経費等の増加があったものの売上高の増加により、4,774百万円となり、前中間連結会計期間に比べて751百万円(18.7%)の増加となりました。経常利益は5,561百万円となり、前中間連結会計期間に比べて897百万円(19.2%)の増加となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は3,579百万円となり、749百万円(26.5%)の増加となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①日本
自動車メーカーの「認証不正問題」に伴うライン停止の影響があった前年に比べて、主力の自動車用バックミラー等の販売数量が増加した結果、売上高は前中間連結会計期間に比べて821百万円(3.3%)増加し、25,430百万円となりました。営業利益は、労務費・固定経費の増加等の影響により、739百万円となり、前中間連結会計期間に比べて302百万円(29.0%)の減少となりました。
②アジア
タイ国内・中国国内における、自動車用バックミラーの販売数量が増加した結果、売上高は前中間連結会計期間に比べて551百万円(4.0%)増加し、14,282百万円となりました。営業利益は、タイ、中国における売上高増加の影響等により、2,109百万円となり、前中間連結会計期間に比べて386百万円(22.4%)の増加となりました。
③北米
主にメキシコにおける自動車用バックミラーの販売数量増加も、為替の影響により、売上高は前中間連結会計期間に比べて34百万円(0.2%)増加に留まり、14,673百万円となりました。営業利益は、売上高増加等の影響により、1,453百万円となり、前中間連結会計期間に比べて556百万円(62.1%)の増加となりました。
b.財政状態
当中間連結会計期間末における資産の残高は、114,697百万円となり、前連結会計年度末に比べて828百万円減少いたしました。これは、現金及び預金が1,124百万円減少、受取手形及び売掛金が163百万円増加、仕掛品が333百万円減少、有形固定資産が310百万円増加したことなどによるものであります。
負債の残高は、22,473百万円となり、前連結会計年度末に比べて791百万円減少いたしました。これは、主に支払手形及び買掛金が1,026百万円減少、短期借入金が101百万円増加、賞与引当金が380百万円増加したことなどによるものであります。
純資産の残高は、92,224百万円となり前連結会計年度末に比べて37百万円減少いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する中間純利益3,579百万円、為替換算調整勘定が2,300百万円減少、剰余金の配当1,389百万円、その他有価証券評価差額金が378百万円増加したことなどによるものであります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前中間連結会計期間と比較して3,078百万円(7.5%)増加し、44,208百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況につきましては次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動による資金の増加は、5,341百万円(前年同期は3,021百万円の増加)となりました。これは、主に税金等調整前中間純利益5,550百万円、減価償却費2,078百万円、売上債権の増加額475百万円、棚卸資産の減少575百万円、仕入債務の減少707百万円、法人税等の支払額1,339百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動による資金の減少は、3,297百万円(前年同期は3,110百万円の減少)となりました。これは、主に定期預金の預入による支出1,267百万円、定期預金の払戻による収入1,341百万円、有形固定資産の取得による支出3,309百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動による資金の減少は、1,956百万円(前年同期は1,574百万円の減少)となりました。これは、主に配当金の支払額1,385百万円、非支配株主への配当金の支払額635百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
a.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
ミラーシステム事業は近年、自動車メーカーの現地生産化の拡大に対応すべく海外拠点の拡充を図っております。当中間連結会計期間は、連結売上高に占める海外向け売上高が54.4%と海外拠点の重要性が高く、今後も安定した売上高確保のために設備投資が増加することが予想されます。日本においては、新分野・新製品に対する研究開発関連費用も増加する傾向にあり、これらは当社グループの連結業績に重要な影響を与える要因と考えております。
b.資本の財源及び資金の流動性
当中間連結会計期間において、当社グループの資本の財源及び資金の流動性について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は536百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
該当事項はありません。