なお、重要事象等は存在しておりません。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経営環境は、米国では景気の回復が続く中、連邦準備制度理事会が12月にゼロ金利の解除に踏み切りました。日本では景気は概ね堅調に推移しましたが、中国では経済成長が鈍化基調にありました。
自動車業界においては、北米では新車販売の伸びが続き、インド市場でも販売台数が増加基調にある一方で、中国では需要の拡大ペースが減速しはじめ、日本では消費税や軽自動車の増税の影響、タイでは景気回復の鈍さなどから、それぞれ販売が低調に推移しました。
以上のような環境下、当社グループは、第4次中期事業計画の経営方針である「全世界の競合他社を凌駕する競争力と技術力で、お客様ニーズに最大限にお応えする」に沿って、これまでに培ってきた技術力やグローバル展開を活かし、取引先開拓をはじめとする受注拡大に努めてまいりました。
そのような中での当第3四半期連結累計期間の経営成績は、当社グループの自動車フレームの生産量は、北米やタイ、インドで増加したものの日本で落ち込み、全体では前年同四半期をやや下回りましたが、円安による為替換算上の影響もあり売上高は1,479億22百万円(前年同四半期比8.2%増)となりました。利益面では、日本の生産減少に加え、減価償却費の増加影響等により、営業利益は6億51百万円(同67.4%減)、営業外収益に持分法による投資利益やユー ワイ ティ リミテッドの事業譲渡に伴う債務保証損失引当金戻入額を計上する一方で支払利息の増加や為替差損の発生もあり経常利益は1億96百万円(同86.6%減)となりました。また、特別利益にヒラタ ヤチヨ リーシング リミテッドの株式譲渡などに伴う投資有価証券売却益を計上し、加えて、米国子会社の投資税優遇などを法人税等に反映させた結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は6億10百万円(同94.1%増)となりました。
セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。
①日本
主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期と比べて減少したことから売上高は349億14百万円(前年同四半期比13.2%減)となり、在外子会社からの配当金の受取りや債務保証損失引当金戻入額の計上がありましたが、売上減少の影響を主因に経常利益は1億円(同87.0%減)となりました。
②欧州・北米
主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて増加したことや為替換算上の影響があり売上高は754億23百万円(前年同四半期比21.4%増)となり、持分法による投資利益の計上がありましたが、労務費や減価償却費の増加もあり経常利益は5億39百万円(同43.6%減)となりました。
③中国
主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて増加したことや為替換算上の影響があり売上高は258億61百万円(前年同四半期比7.0%増)となりましたが、減価償却費の増加もあり経常利益は7億74百万円(同34.4%減)となりました。
④アジア・大洋州
自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて増加したことから売上高は206億57百万円(前年同四半期比7.6%増)となりましたが、支払利息の増加もあり経常損失は5億81百万円(前年同四半期は経常損失9億84百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における連結財政状態は、受取手形及び売掛金が減少したことなどから流動資産が減少し、また、有形固定資産の新規取得があった一方、減価償却の進行等の影響から有形固定資産合計が減少しました。これらの結果、資産合計は1,824億53百万円(前連結会計年度末比103億24百万円減)となりました。
負債合計は、支払手形及び買掛金、短期借入金が減少したことなどにより1,160億2百万円(同81億62百万円減)となりました。
純資産合計は、その他の包括利益累計額合計が減少したことなどにより664億50百万円(同21億62百万円減)となりました。自己資本比率は31.6%(同0.8ポイントのプラス)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、仕入債務の減少、有形固定資産の取得による支出、長期借入金の返済などがありましたが、売上債権の減少や減価償却費、長期借入れによる収入などの資金の増加によって52億17百万円(前年同四半期比10億60百万円増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、仕入債務の減少などがありましたが、売上債権の減少や減価償却費などによって、前年同四半期と比べて116億3百万円(170.2%)増加の184億21百万円となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、有形固定資産の取得による支出などによって前年同四半期と比べて94億24百万円(38.6%)減少の149億82百万円となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、長期借入れによる収入がありましたが、短期借入金の減少や長期借入金の返済による支出などにより31億6百万円(前年同四半期は157億67百万円の収入)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は11億38百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。