第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における連結財政状態は、資産合計が1,600億81百万円(前連結会計年度末比84億84百万円減)となりました。これは主に営業債権及びその他の債権、棚卸資産、有形固定資産の減少によるものであります。
 負債合計は、894億38百万円(同110億77百万円減)となりました。これは主に借入金の減少によるものであります。
 資本合計は、706億43百万円(同25億92百万円増)となりました。これは主に、利益剰余金の増加によるものであります。親会社の所有者に帰属する持分比率は39.2%(同3.3ポイントのプラス)となりました。
 

 (2) 経営成績の状況

 ① 事業全体の状況

当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経営環境は、日本では設備投資や生産、雇用の増加などを背景に景気回復が続いており、米国経済も引き続き堅調に推移した一方で、中国経済は米中貿易摩擦の影響などを受けて秋以降に景気の減速が鮮明になりました。
 自動車業界では、日本では4月~12月の軽自動車を含む新車販売台数が前年同期を上回り、タイ、インド、インドネシアの各新車市場も総じて堅調に推移いたしました。他方、北米市場は踊り場にあり、中国の新車販売も7月以降は前年同月割れが続きました。
 以上の環境下、当社グループは、第5次中期事業計画の経営方針である「H-oneブランドの確立を目指し、品質信頼性向上とNo.1技術確立で収益力向上を強力に推し進める」に沿って、これまでに培ってきた技術力やグローバル展開を活かし、取引先開拓をはじめとする受注拡大に努めてまいりました。
 そのような中での当第3四半期連結累計期間の経営成績は、前年同四半期に比べ当社グループの主力得意先向けの自動車フレームの生産台数が約6.1%増加しましたが金型設備等の販売が前年同四半期を下回ったことなどから売上収益は1,489億82百万円(前年同四半期比1.1%減)となりました。利益面では、売上収益の減少のほか労務費の増加などから売上総利益は170億7百万円(同4.4%減)となりました。また、前年同四半期に比べてその他の損益が改善した一方で販売費及び一般管理費が増加したことから営業利益は63億76百万円(同9.1%減)となり、支払利息の減少を主因に金融損益のマイナスが縮小したものの持分法による投資損失(前年同四半期は持分法による投資利益)を計上したことから税引前四半期利益は55億60百万円(前年同四半期比11.9%減)となりました。税金費用の増加もあり親会社の所有者に帰属する四半期利益は39億44百万円(同31.0%減)となりました。
 なお、2017年3月期に行われた企業結合に関して暫定的な会計処理に拠っておりましたが、2018年3月期第4四半期連結会計期間において確定しております。これに伴い前第3四半期連結累計期間の経営成績については暫定的な会計処理の確定の内容を反映しております。

 

 ② セグメント情報に記載された区分ごとの状況

(日本)

主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて増加したものの、金型取引が減少したことから売上収益は389億82百万円(前年同四半期比7.0%減)、税引前四半期利益は16億77百万円(同19.6%減)となりました。

 

 

(北米)

主力得意先向けの自動車フレームの生産量は前年同四半期に比べてやや増加したものの、金型取引が減少したことから、売上収益は611億73百万円(前年同四半期比1.0%減)となりましたが、利益面では生産コストの低減に努め税引前四半期利益は7億13百万円(前年同四半期は税引前四半期損失8億60百万円)となりました。

 

(中国)

主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて増加したものの、金型取引が減少したことなどから売上収益は336億71百万円(前年同四半期比8.5%減)、税引前四半期利益は24億22百万円(同49.0%減)となりました。

(アジア・大洋州)

セグメント全体では主力得意先向けの自動車フレームの生産が前年同四半期で増加したものの、金型取引が減少したことから売上収益は212億61百万円(前年同四半期比1.0%減)となりましたが、利益面ではタイが牽引し税引前四半期利益は2億24百万円(前年同四半期比93.8%増)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況 

当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税引前四半期利益、減価償却費及び償却費、棚卸資産の減少、長期借入れによる収入等の資金の増加がありましたが、有形固定資産の取得による支出、短期借入金の減少や長期借入金の返済による支出などによって32億83百万円(前年同四半期比1億25百万円減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ71億96百万円(54.3%)増加の204億45百万円となりました。これは主に、営業債務の減少額の減少や営業債権及びその他の債権の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果支出した資金は、前年同四半期に比べ58億44百万円(42.4%)減少の79億34百万円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が減少したことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果支出した資金は、120億15百万円(前年同四半期は14億75百万円の収入)となりました。これは主に、短期借入金の減少や長期借入金の返済によるものであります。
  

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は16億52百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。