第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、新型コロナウイルスの感染拡大が当社の中国子会社の操業に影響を及ぼしており、今後の経過によっては当社グループの事業や財政状態及び経営成績が影響を受ける可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における連結財政状態は、資産合計が1,613億89百万円(前連結会計年度末比25億62百万円増)となりました。これは主に営業債権及びその他の債権、その他の金融資産、有形固定資産が減少した一方で、棚卸資産が増加したことによるものであります。

負債合計は、898億2百万円(同9億40百万円増)となりました。これは主に営業債務が減少した一方で、借入金が増加したことによるものであります。

資本合計は、715億86百万円(同16億22百万円増)となりました。これは主に利益剰余金の増加によるものであります。親会社の所有者に帰属する持分比率は40.1%(同0.4ポイントのプラス)となりました。
 

 (2) 経営成績の状況

 ① 事業全体の状況

当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経営環境は、日本経済は輸出が弱含む一方で雇用や所得環境の改善を通じて景気回復が続いており、米国経済も引き続き堅調に推移した一方で、中国の景気は米中貿易摩擦などから減速基調にありました。

自動車業界では、米国の新車販売は比較的堅調だった一方で、中国では主力得意先の販売は好調な半面マーケットは前年同四半期を下回る水準が続き、アジア大洋州地域でも総じて新車販売が振るいませんでした。また、日本の新車販売は上半期は前年同期を上回ったものの10月~12月は消費税増税の影響もあり前年同四半期を下回りました。

以上の環境下、当社グループは、第5次中期事業計画の経営方針である「H-oneブランドの確立を目指し、品質信頼性向上とNo.1技術確立で収益力向上を強力に推し進める」に沿って、これまでに培ってきた技術力やグローバル展開を活かし、取引先開拓をはじめとする受注拡大に努めてまいりました。

そのような中での当第3四半期連結累計期間の経営成績は、前年同四半期に比べ当社グループの主力得意先向けの自動車フレームの生産台数が約3.5%減少したことのほか、為替相場が前年同四半期に比べ円高水準にあったことに加え、金型設備等の販売が前年同四半期を下回ったことなどによって売上収益は1,372億65百万円(前年同四半期比7.9%減)、売上総利益は148億90百万円(同12.4%減)となりました。また、前年同四半期に比べて販売費及び一般管理費が増加、その他の収益が減少したこともあり営業利益は39億41百万円(同38.2%減)となり、持分法による投資利益(前年同四半期は持分法による投資損失)を計上したものの税引前四半期利益は33億25百万円(前年同四半期比40.2%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は23億80百万円(同39.6%減)となりました。

 

 ② セグメント情報に記載された区分ごとの状況

(日本)

主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて減少したことなどから売上収益は384億28百万円(前年同四半期比1.4%減)、税引前四半期利益は11億87百万円(同29.2%減)となりました。

 

 

(北米)

主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて減少したことなどから売上収益は561億49百万円(前年同四半期比8.2%減)、税引前四半期損失は5億96百万円(前年同四半期は税引前四半期利益7億13百万円)となりました。

(中国)

主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて増加したことから売上収益は340億32百万円(前年同四半期比1.1%増)、税引前四半期利益は36億81百万円(同52.0%増)となりました。

(アジア・大洋州)

自動車需要の悪化を受け自動車フレームの販売が前年同四半期に比べて減少したことから売上収益は178億89百万円(前年同四半期比15.9%減)、税引前四半期損失は4億92百万円(前年同四半期は税引前四半期利益2億24百万円)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況 

当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、税引前四半期利益、減価償却費及び償却費、短期借入金の増加等の資金の増加がありましたが、棚卸資産の増加、有形固定資産の取得による支出、長期借入金の返済による支出などによって25億48百万円(前年同四半期比7億35百万円減)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ146億25百万円(71.5%)減少の58億20百万円となりました。これは主に、前年同四半期に比べ税引前四半期利益が減少したことに加え棚卸資産の増加や営業債務の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果支出した資金は、前年同四半期に比べ7億24百万円(9.1%)増加の86億59百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が増加したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果得られた資金は、29億65百万円(前年同四半期は120億15百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金が増加したことによるものであります。
  

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は17億47百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。