当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1) 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における連結財政状態は、資産合計が1,845億92百万円(前連結会計年度末比206億17百万円増)となりました。これは主に現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、棚卸資産、有形固定資産などが増加したことによるものであります。
負債合計は、1,097億36百万円(同180億86百万円増)となりました。これは主に営業債務と借入金が増加したことによるものであります。
資本合計は、748億56百万円(同25億30百万円増)となりました。これは主に為替相場の円安によりその他の資本の構成要素が良化したことによるものであります。親会社の所有者に帰属する持分比率は38.3%(同2.7ポイントのマイナス)となりました。
(2) 経営成績の状況
① 事業全体の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しております。世界経済は、ワクチン接種が進展し新規感染者数が減少傾向に移るなかで、先進国を中心に経済活動が段階的に再開されました。日本では、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置が9月末に全面的に解除されたことにより、個人消費に持ち直しの動きが見られました。一方、2021年末以降のオミクロン株の流行による感染症再拡大が懸念されるなど、経済活動の完全な再開に向けてはいまだ予断を許さない状況が続いております。
自動車業界においては、世界的な半導体供給不足やアジアからの部品供給の停滞等の影響は解消されておらず、加えて原材料価格の高騰や北米での労務費上昇等により自動車の生産及び販売に係るコストが増加するなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
そのような中での当第3四半期連結累計期間の経営成績は、前年同四半期に比べ当社グループの主力得意先向けの自動車フレームの生産量が約14.2%減少したものの、為替相場が前年同四半期に比べ円安水準にあったことなどにより売上収益は1,260億93百万円(前年同四半期比3.9%増)、利益面では労務費などの製造コストの増加により売上総利益は98億10百万円(同17.9%減)となりました。また、販売費及び一般管理費も前年同四半期に対して増加したことから営業損失は2億28百万円(前年同四半期は営業利益22億27百万円)となり、金融損益が改善したものの税引前四半期損失は69百万円(前年同四半期は税引前四半期利益18億21百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は7億69百万円(前年同四半期比38.5%減)となりました。
② セグメント情報に記載された区分ごとの状況
(日本)
主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて減少したものの、金型取引の増加や原価低減に努めたことなどから売上収益は325億67百万円(前年同四半期比1.9%増)、税引前四半期利益は12億23百万円(同18.5%増)となりました。
(北米)
第1四半期は自動車フレームの生産量が前年同四半期を上回りましたが、第2四半期及び第3四半期(7月~12月)にかけて自動車フレームの生産量が前年同四半期を下回り、売上収益は418億23百万円(前年同四半期比6.1%減)、利益面では、売上収益の減少に加え、製造コストの増加もあり税引前四半期損失は32億50百万円(前年同四半期は税引前四半期損失17億82百万円)となりました。
(中国)
主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて大きく減少しましたが、為替水準が円安に推移したことから売上収益は429億56百万円(前年同四半期比4.9%増)、利益面では、生産量減少の影響などにより税引前四半期利益は22億54百万円(同47.9%減)となりました。
(アジア・大洋州)
主力得意先向けの自動車フレームの生産量が前年同四半期に比べて増加したことなどから売上収益は155億6百万円(前年同四半期比54.8%増)、税引前四半期損失は2億35百万円(前年同四半期は税引前四半期損失17億68百万円)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業債権及びその他の債権の増加、棚卸資産の増加、有形固定資産の取得による支出等の資金の減少要因があった一方、減価償却費及び償却費、営業債務の増加、短期借入金の増加等の資金の増加要因によって72億5百万円(前年同四半期比19億31百万円増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同四半期に比べ46億2百万円(52.7%)減少の41億36百万円となりました。これは主に、税引前四半期損失の計上や棚卸資産の増加によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、前年同四半期に比べ44億16百万円(46.3%)増加の139億46百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果稼得した資金は、132億6百万円(前年同四半期は68億3百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金が増加したことによるものであります。
(4) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の優先的に対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は15億90百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 生産、受注及び販売実績
当第3四半期連結累計期間において、アジア・大洋州の生産、受注及び販売実績が著しく変動しております。その内容などについては「(2) 経営成績の状況」をご覧ください。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。