第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)  業績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、中国を始めとするアジア新興国経済の減速や原油安による資源国経済の下落傾向も加わり、先行き不透明な状況で推移しました。

一方、国内経済は政府の経済政策や円安を背景に企業収益や雇用・所得環境は緩やかな回復基調が継続しました。

当社グループの属する自動車業界につきましては、国内は軽自動車の需要の落込みが継続し低水準となりましたが、中国において10月から実施された小型自動車の取得税減税による需要回復及び北米を中心とした好調な海外需要が国内需要を補い総じて堅調に推移しました。

このような市場環境の中、当社グループは顧客の要請に応えるべく積極的にグローバル展開を進めてまいりました。北米の主要顧客である日系自動車メーカーの現地生産化に対応するため、来年度上期の稼働に向け、FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.の工場建設も順調に進めております。

なお、国内生産拠点においては静岡工場のLED化等の将来に向けた投資及び藤沢工場の刷新を推進し、継続的な生産性の向上、原価改善に努めてまいりました。

これにより、売上高は12,939百万円(前年同期比312百万円増)、営業利益は977百万円(前年同期比45百万円増)、経常利益は1,196百万円(前年同期比107百万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,149百万円(前年同期比371百万円増)となりました。

なお、第1四半期連結会計期間より、当社グループは単一セグメントに変更したため、セグメント別の記載を省略しております。(詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご覧ください。)
 

 

(2)  財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は28,202百万円となり、前連結会計年度末に比べ722百万円増加しております。

 

(流動資産)

当第3四半期連結会計期間末の流動資産は15,512百万円と前連結会計年度末に比べ1,085百万円増加しております。

主な要因は次のとおりであります。

・関係会社株式の売却等により現金及び預金が481百万円増加しております。

・商品及び製品が176百万円増加しております。

・流動資産(その他)に含まれている預け金が135百万円増加しております。

 

(固定資産)

当第3四半期連結会計期間末の固定資産は12,690百万円と前連結会計年度末に比べ363百万円減少しております。

主な要因は次のとおりであります。

・設備購入により有形固定資産は、648百万円増加しております。

・投資その他の資産(その他)に含まれる関係会社株式は、株式売却により1,104百万円減少しております。

 

(流動負債)

当第3四半期連結会計期間末の流動負債は4,039百万円と前連結会計年度末に比べ830百万円増加しております。

主な要因は次のとおりであります。

・関係会社株式売却益の発生等により未払法人税等が429百万円増加しております。

・流動負債(その他)に含まれる未払金が、設備購入の増加等により546百万円増加しております。

 

(固定負債)

当第3四半期連結会計期間末の固定負債は73百万円と前連結会計年度末に比べ169百万円減少しております。

主な要因は次のとおりであります。

・固定負債(その他)に含まれる繰延税金負債が168百万円減少しております。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産は24,090百万円と前連結会計年度末に比べ61百万円増加しております。

 

(3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)  研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は184百万円であります。

 

 

(5)  経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し

当社グループの事業の中心である自動車産業は、自動車の世界全需の伸びが期待されるものの、国内需要に関しては円安による物価上昇や厳しい個人消費の状況等に加え、現地生産化の伸展に伴う減少基調が継続するため、今後も厳しい事業環境が予想されます。
 このような状況の中、当社グループといたしましては、積極的にグローバル展開を進め中国の富士气門(広東)有限公司及びインドネシア共和国のPT. FUJI OOZX INDONESIAの各海外子会社の生産能力増強による増産体制を確保し、アジア地域の顧客要求への対応充実を図ってまいります。

また、新たな海外拠点のメキシコ合衆国のFUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.の立上げにより、グループとしての売上増加をさらに推進いたします。

一方、国内では自主管理活動の活性化を進め、原価低減活動等による利益の確保、経費削減活動による固定費の低減等を推進し、静岡工場を物造りにおけるマザー工場として位置づけ、日本・中国・インドネシア・メキシコの4極一体経営による経営基盤を強化してまいります。
 こうした経営環境の変化に対応するため、当社は
 1.技術を極め、顧客の高い満足と強い信頼を頂く商品を提供する。
 2.地球環境を守り、企業責任を全うし、社業を通じて社会に貢献する。
 3.世界を視野に高い目標に挑戦し、企業の発展と個人の成長を実現する。
 の3つの経営理念を新たに制定し、構造改革を進め、収益の向上に努めてまいります。