第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)  経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止に向けた緊急事態宣言等により企業活動に大きな影響を受けましたが、依然感染症拡大リスクは残るものの、経済活動の再開により、景気は緩やかな回復基調が継続しました。

世界経済につきましても、新型コロナウイルス感染症は、米国や欧州を中心に感染者の拡大が続いているなど依然終息は見えていない一方で、経済活動の再開や追加経済対策等により、景気は緩やかな回復の基調が続いております。中国ではほぼ感染症は制御されており、経済促進策や輸出入の回復に下支えされた景気は引き続き回復傾向で推移しています。

しかしながら、世界全体では、感染症拡大の影響による経済の落ち込みは大きく、特に欧州では変異ウイルスの感染再拡大によるロックダウンや非常事態宣言が発令されるなど今後も非常に厳しい状況が続くことが予想されます。

当社グループが属する自動車業界の国内新車販売は回復基調ではあるものの、新型コロナウイルス感染症影響が大きく、前年同期を下回る販売となりました。また、米国は9月以降の販売は前年比プラスに転じたものの、北米全体の第3四半期累計では前年同期を下回る販売となりました。一方で中国は景気が回復傾向で推移する中、4月以降は伸長を続け、輸出は11、12月に過去最高となるなど引き続き前年同期を上回る販売を維持しています。

このような市場環境の中、当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、海外販売につきましては、中国販売は回復したものの米国や欧州顧客を中心に販売不振による受注の落ち込みが続いたため前年同期に比較し8.7%の減少となりました。国内販売につきましても、回復基調ではあるものの受注の落ち込みから前年同期に比較し25.4%の減少となり、国内外を合わせると20.4%の販売減となりました。

利益につきましては、販売が大幅に落ち込むなか、固定費の徹底圧縮による原価改善活動、より無駄のない生産体制への見直しなど引き続き利益確保を目指した対策を継続的に取り組んでまいりましたが、販売減少の影響は大きく損失計上となりました。

以上の結果、売上高は13,399百万円(前年同期比3,437百万円減)、営業損失は287百万円(前年同期は営業利益540百万円)、経常損失は376百万円(前年同期は経常利益505百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は327百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益380百万円)となりました。

 

なお、当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。

 

(2)  財政状態

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ384百万円減少し36,856百万円となりました。総資産の増加の主な内訳は現金及び預金が2,806百万円、減少の主な内訳は受取手形及び売掛金が771百万円、商品及び製品が326百万円、原材料及び貯蔵品が296百万円、有形固定資産が1,654百万円であります。

現金及び預金は、新型コロナウイルス感染症拡大による事業環境の変化に対応するため、資金のさらなる手元流動性を確保すべく、金融機関借入による資金調達を行っていることから増加しております。有形固定資産は、減価償却等により減少しております。

当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ151百万円増加し11,647百万円となりました。負債の増加の主な内訳は短期借入金が1,472百万円、減少の主な内訳は支払手形及び買掛金が574百万円、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)が491百万円であります。

短期借入金は、前述の金融機関借入により増加しております。

当第3四半期連結会計期間末の非支配株主持分を含めた純資産は、前連結会計年度末に比べ535百万円減少し25,208百万円となりました。純資産の減少の主な内訳は、利益剰余金の減少430百万円であります。

なお、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化による事業環境の変化等、不測の事態への対応手段確保として、2020年10月1日に取引銀行3行と総額20億円のコミットメントライン契約を締結しております。

 

(3)  重要な会計上の見積りおよび仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積りおよび仮定の記載について、第1四半期連結会計期間末において重要な変更を行っております。

詳細は「第4 経理の状況 注記事項 (会計上の見積りの不確実性に関する追加情報)」に記載のとおりであります。

 

(4)  研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は173百万円であります。

 

(5)  生産、受注および販売の実績

① 生産実績

当第3四半期連結累計期間における生産実績は、新型コロナウイルス感染症の拡大による受注の落ち込みの影響により著しく減少しております。

当社グループは自動車部品製造事業のみの単一セグメントであり、当第3四半期連結累計期間の生産実績は次のとおりであります。

 

セグメントの名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

自動車部品製造

12,603,653

74.0

 

(注)1 金額は、販売価格によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

② 受注実績

当社グループは、一部において受注生産を行っていますが、得意先の生産計画の内示等による見込生産が主体であり、受注高は生産高にほとんど等しくなるため、記載を省略しております。

 

③ 販売実績

当第3四半期連結累計期間における販売実績は、「(1)  経営成績」に記載のとおり、新型コロナウイルス感染症の拡大による受注の落ち込みの影響により著しく減少しております。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。

技術供与契約(提出会社)

提携先

国籍

契約品目

契約の内容

契約期間

対価の算定

FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.

メキシコ

エンジンバルブ、コッタ、リテーナ他

製造、販売、使用の非独占的実施権の許諾

自 2020年10月24日
至 2023年10月31日

契約品目の純売上高につき一定の比率