当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、従来、決算日が12月31日であった在外連結子会社4社につきましては、当第1四半期連結会計期間より、決算日の3月31日への変更および連結決算日に仮決算を行う方法への変更を行っております。これに伴い、当第1四半期連結累計期間は、当該連結子会社について2021年1月1日から2021年6月30日までの6か月間を連結しております。詳細は、「第4 経理の状況 注記事項 (連結の範囲又は持分法適用の範囲の変更)」に記載のとおりであります。
また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細は、「第4 経理の状況 注記事項 (会計方針の変更)」に記載のとおりであります。
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、前期から続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止に向けた緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による経済活動の自粛等により企業活動に大きな影響を及ぼしており、業種により二極化も見られますが、総合的には企業の生産活動や輸出の増加により、景気は緩やかな回復基調が継続しました。
世界経済につきましては、米国は、引き続き新型コロナウイルス感染者の発生が続いておりますが、ワクチン接種の効果が発現し経済活動は正常化に進んでおり、景気は緩やかな回復の基調となりました。中国でも感染症の抑制により経済活動がいち早く再開されており、景気は回復基調が継続しましたが、世界全体ではワクチン接種先行地域での効果は発現しているものの変異株による波動的な感染症拡大の影響による経済の落ち込みは大きく、今後も引き続き厳しい状況が続くことが懸念されます。
当社グループの属する自動車業界につきましては、全世界的に新型コロナウイルス感染症拡大が引き続き影響を及ぼしておりますが、それ以上に半導体不足による減産の影響が各メーカーに大きく現れております。国内需要および北米・中国全需につきましても、前年同期比では大きく上回る販売となりましたが、一方、半導体不足による減産の影響が顕著に現れており、前年下期と比較しますと今期の販売は低い水準となりました。
このような市場環境の中、当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響、また半導体不足による自動車減産の影響を受けましたが、前年同期に比較し、米国や欧州顧客への販売は回復し、特に海外拠点からの販売が大きく回復したことに加えて、在外連結子会社4社におきましては、決算日の変更および連結決算日に仮決算を行う方法への変更により2021年1月1日から2021年6月30日の6か月間の経営成績を連結していることから、海外販売は149.7%の増加(在外連結子会社について2021年4月1日から2021年6月30日までの3か月間を連結した場合は35.9%の増加)となりました。国内販売につきましても、前年同期に比較すると大きく回復し57.7%の増加となり、国内外を合わせると92.3%の販売増(在外連結子会社について2021年4月1日から2021年6月30日までの3か月間を連結した場合は49.5%の販売増)となりました。
利益につきましても、売上の回復に加え、前期に引き続き固定費の徹底圧縮による原価改善活動など収支対策に取り組んでまいりました結果、大幅な利益改善となりました。
以上の結果、売上高は6,674百万円(前年同期比3,203百万円増)、営業利益は920百万円(前年同期は営業損失588百万円)、経常利益は965百万円(前年同期は経常損失515百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は672百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失389百万円)となりました。
また、在外連結子会社4社につきまして、当第1四半期連結累計期間が2021年4月1日から2021年6月30日までの3か月間であった場合の連結経営成績は、売上高は5,191百万円(前年同期比1,720百万円増)、営業利益は547百万円(前年同期は営業損失588百万円)、経常利益は599百万円(前年同期は経常損失515百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は407百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失389百万円)であります。
なお、当社グループは、単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ262百万円増加し36,235百万円となりました。総資産の増加の主な内訳は、流動資産(その他)に含まれる関係会社預け金が1,509百万円、減少の主な内訳は現金及び預金が370百万円、有形固定資産が319百万円であります。
現金及び預金と流動資産(その他)に含まれる関係会社預け金を合算した現金及び現金同等物は1,138百万円増加しておりますが、これは販売が前期と比較して回復している一方で、前期に引き続き固定費の徹底圧縮等の収支対策を行っていることにより営業キャッシュ・フローが大きく改善しているためです。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ631百万円減少し9,602百万円となりました。負債の減少の主な内訳は支払手形及び買掛金が524百万円であります。
支払手形及び買掛金は、半導体不足の影響による販売の減少に伴い生産を調整し、仕入を抑制していることから、減少しております。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の非支配株主持分を含めた純資産は、前連結会計年度末に比べ893百万円増加し26,633百万円となりました。純資産の増加の主な内訳は、利益剰余金の増加533百万円であります。
(3) 経営方針・経営戦略等および経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、2021年6月23日に、2021年度から2023年度までの3年間を計画期間とする新たな中期経営計画を策定、公表いたしました。その概要については以下の通りです。
中期経営計画の基本方針
当社グループの更なる成長を目指し、新たに3つの大きな課題に取り組んでまいります。
1点目は、自動車部品事業の安定収益確保であり、コスト構造のあるべき姿と現状のギャップ解決手段の検討を行い、比例費低減と固定費の削減を実行してまいります。
2点目は、新規事業のスタートおよび基軸への成長であり、拡大市場のマーケティングや新規事業の立案を検討・実行してまいります。
3点目は、効率経営推進による社会貢献であり、働き方改革・DX推進・財務改善・BCPなど経営基盤強化を図っていくとともに、CO2削減・SDGsの取り組みを開始し、ESG経営を実践してまいります。
(2023年中期経営計画基本方針)
① 自動車部品事業の安定収益確保
② 新規事業のスタートおよび基軸への成長
③ 効率経営推進による社会貢献
定量目標
●エンジンバルブ事業の合理化推進による利益率向上
●新規事業、ESG関連中心の積極的な投資
●株主への利益還元目標は連結配当性向30%以上
※2021年度は決算期統一のため、在外連結子会社は15ヶ月決算となります
重要施策
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は48百万円であります。
当第1四半期連結累計期間における生産、受注および販売の実績は、前年同期に比較し著しく増加しております。これは、前第1四半期連結累計期間においては新型コロナウイルス感染症拡大の影響により生産、受注および販売が著しく減少しておりましたが、当第1四半期連結累計期間においてはいずれも回復しているためであります。
当社は、2021年5月27日開催の取締役会において、2021年7月1日を効力発生日として、当社の完全子会社であるフジホローバルブ株式会社を、2021年6月22日開催の当社定時株主総会での承認を条件として吸収合併することを決議し、2021年5月27日付で合併契約を締結いたしました。また、本合併に関する議案は2021年6月22日開催の当社定時株主総会において承認決議されました。
詳細は、「第4 経理の状況 注記事項 (重要な後発事象)」に記載のとおりであります。