文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、総じて景気回復基調で推移しました。米国では良好な雇用環境を背景に消費が堅調に推移し緩やかな拡大が続き、金融環境正常化に向け政策金利の引き上げが決定されました。中国では成長速度は緩やかになりつつもインフラ投資等に牽引され経済は堅調に推移しました。その他新興国も総じて堅調に推移しました。日本経済は、堅調な世界経済を背景とする輸出・生産の回復や消費の持ち直しを背景に緩やかな景気回復が続きました。
自動車業界においては、米国では新車販売が踊り場を迎えた一方、中国では引き続き安定した増加を見せており、日本やアジアにおいては堅調に推移しました。
こうした環境において当社グループは、平成29年4月より開始した第13次中期計画において「Back to Basics」「Challenge for New」を基本方針に掲げ、得意先に対し新たな価値を提供すべく活動しております。
当社グループの当第3四半期連結累計期間の経営成績は、国内市場での主要得意先の生産増、中国市場での主要得意先等の販売好調を受け、売上高は163,802百万円(前年同期比15.7%増)、営業利益5,321百万円(前年同期比9.6%減)、経常利益4,537百万円(前年同期比9.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,500百万円(前年同期比46.1%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(日本)
当社の主要得意先の生産台数の増加を受け販売が好調に推移し売上高は21,040百万円(前年同期比12.5%増)、営業利益は1,538百万円(前年同期比77.5%増)となりました。
(北米)
米国における自動車販売が踊り場を迎えた影響もあり北米における主要得意先の生産台数は伸び悩みましたが、得意先からの新規受注製品の立ち上げ、商品売上の増加及び為替相場の前年同期比円安による換算上の影響により、売上高は95,772百万円(前年同期比11.6%増)となりました。損益面では、高付加価値製品の生産完了、新規受注製品の立ち上げに伴う費用増及び労働市場逼迫に起因する生産効率低下により、営業損失は319百万円(前年同期は2,272百万円の営業利益)となりました。
(アジア)
中国での主要得意先等への販売が好調に推移し、売上高は46,989百万円(前年同期比26.9%増)、営業利益は3,984百万円(前年同期比58.0%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、受取手形及び売掛金、仕掛品、原材料及び貯蔵品、機械装置及び運搬具等の増加により、前連結会計年度末に比べ9,276百万円増加し、153,697百万円となりました。
負債は、短期借入金、1年内返済予定の長期借入金、長期借入金等の増加により、前連結会計年度末に比べ2,685百万円増加し、97,374百万円となりました。
純資産は、資本金、資本剰余金、利益剰余金等の増加により、前連結会計年度末に比べ6,590百万円増加し、56,323百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発費は一般管理費に計上した2,237百万円であり、セグメントでは日本824百万円、北米958百万円、アジア454百万円となります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。