当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについては重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、ロシアのウクライナ侵攻泥沼化に伴う影響、インフレ抑制のための欧米各国の金融引き締めに伴う景気下押し圧力、中国の経済低迷等のネガティブ要因継続により、低調に推移しました。そんな中、ロシアと北朝鮮が接近し、パレスチナとイスラエルが戦争状態になる等、紛争の拡大や長期化が懸念される事態が続いております。
国内経済につきましては、最早定着した感が有る超円安環境により物価上昇が継続しました。特にガソリンや電気といったインフラコストは影響をもろに受けて上昇、これに対して補助金で下げる構図が繰り返されました。根本対策ではなく対症療法なので持続性の無い一時的な措置だと思われますが、一時的には落ち着くので実際の景気が本当は良いのか悪いのか不透明な環境となっています。
当社が属する自動車業界につきましては、部品調達問題もほぼ解消して増産への道筋は出来ているように思えましたが、不正問題やシステム障害、サプライヤー工場火災等が頻発し、生産は思ったほど伸びませんでした。
このような状況の中、当社グループの連結売上高は、11,971百万円(前年同期比14.1%増)となりました。営業利益は943百万円(前年同期比428.5%増)と大幅に増加しました。経常利益は為替差益323百万円もあり1,348百万円(前年同期比82.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は916百万円(前年同期比119.9%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間における報告セグメントの業績は、次の通りであります。
① 金属関連部品事業
当第2四半期連結累計期間の当事業の売上高は、10,386百万円(前年同期比14.9%増)となりました。海外子会社含めて客先の生産が回復した事と材料費等の価格転嫁分が売上に反映されている事、円安により海外子会社の円換算売上が増えた事等により増加しました。
② 樹脂関連部品事業
当第2四半期連結累計期間の当事業の売上高は、828百万円(前年同期比4.2%減)となりました。タイ子会社は生活雑貨品目の受注増加により増加しましたが、いがり産業は客先の減産を受けて減少しました。
③ その他事業
当第2四半期連結累計期間の当事業の売上高は、757百万円(前年同期比30.3%増)となりました。海外は経済及び市場の回復により米国と欧州、豪州で増加しました。国内については、トラック市場及び建築市場の回復と新規販売により増加しました。
(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,835百万円増加し、31,889百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,390百万円増加し、10,709百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,444百万円増加し、21,180百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ、1,779百万円増加し8,119百万円(前連結会計年度末比28.1%増)となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、2,140百万円(前年同期は51百万円の使用)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益1,350百万円、減価償却費669百万円、仕入債務の増加716百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1,132百万円(前年同期は1,284百万円の使用)となりました。これは主に定期預金の預入による支出80百万円、有価証券の取得による支出138百万円、有形固定資産の取得による支出922百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、436百万円(前年同期は204百万円の収入)となりました。これは主に配当金の支払額132百万円があったものの、長期借入れによる収入469百万円によるものであります。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は38百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6) 生産、受注及び販売の状況
当連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は販売価格によっております。
当社グループは受注より出荷までの期間が極めて短いため、得意先の生産計画に基づく週単位、旬単位、月単位での内示情報と、過去の流動傾向を基にした見込生産を行っているため、該当事項はありません。
当連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 最近2連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。