第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

  当第3四半期連結累計期間における経済状況は、わが国においては、企業収益の改善や設備投資の増加による緩やかな回復傾向も停滞感がみられるようになりました。海外においては、米国経済が堅調に推移する一方で、原油価格の下落や中国の経済成長の鈍化が鮮明となり、世界的な景気への悪影響が懸念されております。また、自動車業界においては、中国をはじめとする新興国市場の需要の減速感があるものの、世界規模では緩やかな拡大基調を継続しております。

 このような環境の中、当社グループでは、新車用部品市場において中国や欧州拠点からの販売を増加することができましたが、第3四半期に入り中国国内需要の停滞を主要因とする顧客の生産調整の影響を受けました。補修用部品市場においては、順調に推移した日本からの海外市場への輸出も第3四半期以降減速傾向となり、競争の厳しい米国市場では苦戦が続きました。収益面では、第3四半期には販売減少の影響が大きく、新拠点の立ち上げコストに加え、海外拠点の人件費などの固定費増加や、日本における輸入コストの上昇やタイにおける輸出取引の採算悪化などの為替変動の影響も受けました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が50,984百万円(前年同四半期比7.5%増)、営業利益は35百万円(同97.4%減)となり、経常損失は52百万円(前年同四半期は1,384百万円の利益)、さらに税金費用などにより、親会社株主に帰属する四半期純損失は561百万円(前年同四半期は512百万円の利益)となりました。

 

 主要な品目分類別の販売状況を説明しますと、次のとおりであります。

 駆動・伝達及び操縦装置部品部門は、韓国や中国の新車用部品市場におけるバルブスプールや等速ジョイントや、東南アジアなど海外補修用部品市場におけるユニバーサルジョイントの販売が増加したことなどにより、売上高は29,573百万円(前年同四半期比8.3%増)となりました。

 エンジン部品部門は、中南米・東南アジアなど海外補修用部品市場や欧州の新車用部品市場におけるウォーターポンプの販売が増加したことなどにより、売上高は12,156百万円(同8.8%増)となりました。

 ベアリング部門は、海外補修用部品市場における取扱製品の拡大などにより、売上高は9,063百万円(同3.1%増)となりました。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。

 当社は、製造、販売体制を基礎とした拠点の所在地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「米国」、「韓国」、「中国」、「タイ」及び「欧州」の6つを報告セグメントとしております。各報告セグメントでは、自動車部品を製造、販売しております。

① 日本

 海外補修用部品の輸出が増加したものの、固定費の高止まりや円安による輸入コストの上昇などの結果、売上高10,056百万円(前年同四半期比1.7%増)、セグメント損失468百万円(前年同四半期は218百万円の損失)となりました。

② 米国

 連結子会社のGMB NORTH AMERICA INC.において補修用ウォーターポンプなど販売が減少したことなどの結果、売上高4,798百万円(前年同四半期比4.9%減)、セグメント損失417百万円(前年同四半期は85百万円の利益)となりました。

③ 韓国

 連結子会社のGMB KOREA CORP.において韓国自動車メーカーや系列部品メーカー向けに等速ジョイントなどの新車用部品の販売が増加した一方で、新設の海外工場に関連する費用や人件費などの固定費が増加したことなどの結果、売上高31,692百万円(前年同四半期比5.5%増)、セグメント利益1,021百万円(同22.2%減)となりました。

④ 中国

 製造拠点である連結子会社3社及び調達・物流拠点の連結子会社1社において、中国新車用部品市場向けのバルブスプールの現地生産・販売が本格化したことなどの結果、売上高3,589百万円(同65.9%増)、セグメント利益104百万円(同50.0%増)となりました。

 

⑤ タイ

 タイ国内向けサスペンションの販売が増加しましたが、為替変動により輸出取引の採算が悪化するなどした結果、売上高318百万円(同4.3%減)、セグメント利益34百万円(同84.3%減)となりました。

⑥ 欧州

 前連結会計年度に設立した新拠点において、欧州の新車用部品市場向けのウォーターポンプの生産・販売が開始しましたが、本格稼働前でもあり、売上高684百万円(前年同四半期は該当なし)、セグメント損失201百万円(前年同四半期は25百万円の損失)となりました。

 

(2)財政状態の状況

① 資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は65,313百万円と前連結会計年度に比べ2,912百万円の減少となりました。これは主に、たな卸資産が921百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が1,362百万円、現金及び預金が1,359百万円、有形固定資産が1,141百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。

② 負債の部

 当第3四半期連結会計期間末の負債合計は36,658百万円と前連結会計年度に比べ432百万円の減少となりました。これは主に、短期借入金が2,159百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が1,614百万円、長期借入金が1,322百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。

③ 純資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は28,654百万円と前連結会計年度に比べ2,480百万円の減少となりました。これは主に、為替換算調整勘定が1,026百万円減少したことに加えて、剰余金の配当や親会社株主に帰属する四半期純損失により利益剰余金が770百万円減少したこと、非支配株主持分が679百万円減少したことなどによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

  当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前四半期純損失が75百万円(前年同四半期は1,364百万円の利益)となるなど収入が減少し、たな卸資産の増加額が1,586百万円(前年同四半期比157.5%増)、仕入債務の減少額が1,157百万円(同204.8%増)、有形固定資産の取得による支出が3,633百万円(同9.7%減)となるなどした結果、期末残高は1,309百万円減少して3,629百万円となりました。

 

 当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は99百万円(前年同四半期比95.9%減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純損失が75百万円(前年同四半期は1,364百万円の利益)、たな卸資産の増加額が1,586百万円(前年同四半期比157.5%増)、仕入債務の減少額が1,157百万円(同204.8%増)となったことなどによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は3,706百万円(同12.8%減)となりました。これは主に、設備投資による有形固定資産の取得による支出が3,633百万円(同9.7%減)となったことなどによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は2,411百万円(同3.5%減)となりました。これは主に、短期・長期借入金、社債、リースによる資金調達額が2,802百万円(同1.7%減)となったことなどによるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社の研究開発費は572,133千円であります。この内、日本のセグメント発生額は、355千円であり、韓国のセグメント発生額は、571,777千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。