第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における当社グループは、第2四半期までは、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大の影響により、新車用部品市場においては、自動車販売の世界的な需要減少にともなう生産調整や、補修用部品市場においては、外出自粛や営業活動の制限の影響を受け、厳しい状況となりました。第3四半期以降は、国内外の活動制限緩和を受けて、地域により差はあるものの、自動車部品需要は回復傾向にあり、新車用部品市場、補修用部品市場ともに生産・販売は持ち直しておりますが、感染再拡大などを背景に、先行きは依然として不透明な状況となっています。

 この様な環境の中、当社グループにおいても、第3四半期以降は、韓国における新車用部品市場、東南アジアをはじめとする海外における補修用部品市場において、第2四半期までの販売の落ち込みから、生産・販売が回復に向かっています。利益面では、固定費の圧縮、生産体制の見直し等、グループをあげて経営全般にわたる効率化に努めましたが、売上収益減少の影響を完全には吸収できませんでした。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が40,004百万円(前年同四半期比10.4%減)、営業損失は1,191百万円(前年同四半期は439百万円の損失)となり、経常損失は1,379百万円(前年同四半期は497百万円の損失)となりました。さらに非支配株主に帰属する四半期純損失505百万円を控除するなどした結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は732百万円(前年同四半期は662百万円の損失)となりました。

 

 主要な品目分類別の販売状況を説明しますと、次のとおりであります。

 駆動・伝達及び操縦装置部品部門は、欧州の新車用部品市場におけるユニバーサルジョイント、韓国の新車用部品市場におけるバルブスプールの販売が減少したことなどにより、売上高は20,355百万円(前年同四半期比16.8%減)となりました。

 エンジン部品部門は、欧州の新車用部品市場における販売が減少した一方で、米国などの海外補修用部品市場におけるウォーターポンプの販売が増加したことなどにより、売上高は13,421百万円(同3.9%増)となりました。

 ベアリング部門は、海外補修用部品市場におけるテンショナー・アイドラー・ベアリングの販売が減少したことなどにより、売上高は6,097百万円(同14.9%減)となりました。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。

 当社は、製造、販売体制を基礎とした拠点の所在地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「米国」、「韓国」、「中国」、「タイ」、「欧州」及び「豪州」の7つを報告セグメントとしております。各報告セグメントでは、自動車部品を製造、販売しております。

① 日本

 特に第2四半期までに、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、欧州の新車用部品市場におけるユニバーサルジョイントの輸出が減少したことに加えて、東南アジアをはじめとする海外における補修用部品市場での販売が減少したことなどの結果、売上高8,081百万円(前年同四半期比17.6%減)、セグメント利益47百万円(前年同四半期は154百万円の損失)となりました。

② 米国

 連結子会社のGMB NORTH AMERICA INC.においては、新型コロナウィルス感染拡大の影響が軽微であり、米国補修用部品市場において販売が順調に推移しましたが、厳しい競合環境の中で採算の十分な改善は図れず、売上高4,649百万円(前年同四半期比36.1%増)、セグメント損失191百万円(前年同四半期は448百万円の損失)となりました。

③ 韓国

 連結子会社のGMB KOREA CORP.において、新型コロナウィルス感染拡大の影響による、完成車メーカーの生産調整にともない、等速ジョイントやバルブスプールの新車用部品の販売が減少したことに加え、海外補修用部品市場におけるテンショナー・アイドラー・ベアリングなどの販売が減少し、売上収益の減少を一時的な稼働停止や投資や経費などの支出を抑制するなどのコスト削減努力で吸収しきれなかったことなどの結果、売上高23,354百万円(前年同四半期比14.5%減)、セグメント損失1,041百万円(前年同四半期は165百万円の利益)となりました。

④ 中国

 製造拠点である連結子会社3社及び調達・物流拠点の連結子会社1社において、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、2月上旬から中旬にかけて工場の稼働を停止しましたが、同月中旬以降は生産を開始しました。グループ内製品の生産減少により一時的に採算は悪化したものの、公的な経営支援策や、経費削減などのコストダウンの効果に加え、中国新車用部品市場向けのバルブスプールやウォーターポンプの販売が相対的に早く回復した結果、売上高2,295百万円(前年同四半期比2.3%増)、セグメント利益98百万円(前年同四半期は141百万円の損失)となりました。

⑤ タイ

 新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、タイ国内向け、日本向けの補修用サスペンションパーツの減少に加えて、欧州向けの新車用ウォーターポンプの生産減少などの結果、売上高335百万円(前年同四半期比20.9%減)、セグメント利益13百万円(同79.0%減)となりました。

⑥ 欧州

 新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、欧州の新車用部品市場向けのウォーターポンプなどの販売が減少した結果、売上高1,481百万円(前年同四半期比2.6%減)、セグメント損失44百万円(前年同四半期は80百万円の利益)となりました。

⑦ 豪州

 前連結会計年度に設立した新拠点において、本格的な販売活動を開始した結果、売上高7百万円、セグメント損失50百万円となりました。

 

(2)財政状態の状況

① 資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は60,040百万円と前連結会計年度に比べ3,533百万円の減少となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が1,305百万円、棚卸資産が685百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。

② 負債の部

 当第3四半期連結会計期間末の負債合計は34,080百万円と前連結会計年度に比べ1,318百万円の減少となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,511百万円減少したことなどによるものであります。

③ 純資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は25,960百万円と前連結会計年度に比べ2,214百万円の減少となりました。これは主に、利益剰余金が836百万円、非支配株主持分が813百万円、為替換算調整勘定が593百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、減価償却費が2,343百万円(前年同四半期比9.9%減)、売上債権の減少額が890百万円(同32.2%減)となるなどの一方で、税金等調整前四半期純損失が1,427百万円(前年同四半期は582百万円の損失)、仕入債務の減少額が1,274百万円(同120.5%増)、設備投資による有形固定資産の取得による支出が1,758百万円(同47.8%減)となったことなどの結果、期末残高126百万円増加して5,096百万円となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は1,839百万円(前年同四半期比14.3%減)となりました。これは主に減価償却費が2,343百万円(同9.9%減)、売上債権の減少額が890百万円(同32.2%減)、たな卸資産の減少額が224百万円(同49.0%増)となるなどの一方で、税金等調整前四半期純損失が1,427百万円(前年同四半期は582百万円の損失)、仕入債務の減少額が1,274百万円(同120.5%増)となったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は1,976百万円(同37.9%減)となりました。これは主に、設備投資による有形固定資産の取得による支出が1,758百万円(同47.8%減)となったことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果獲得した資金は165百万円(同79.7%減)となりました。これは主に、配当金支払いによる支出が104百万円(同49.8%減)となったことなどによるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は537,539千円であります。当社グループの研究開発活動は、主に連結子会社のGMB KOREA CORP.で行われており、韓国のセグメント発生額は、537,410千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。