第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間における当社グループは、新型コロナウイルス感染症による世界経済の先行きは不透明感が漂うものの、前連結会計年度の後半より需要は回復傾向にあり、加えて韓国で電動ウォーターポンプなど新製品の開発や販路拡大を進めるなどしたほか、生産性の改善やコスト削減などの競争力強化に努めました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高が52,683百万円(前年同四半期比31.7%増)、営業利益は383百万円(前年同四半期は1,191百万円の損失)となりました。さらに、外貨建て資産・負債の評価益等の為替差益やデリバティブ評価益も加わったことなどにより、経常利益は979百万円(前年同四半期は1,379百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は521百万円(前年同四半期は732百万円の損失)となりました。

 

 主要な品目分類別の販売状況を説明しますと、次のとおりであります。

 駆動・伝達及び操縦装置部品部門は、海外補修用部品市場や欧州の新車用部品市場におけるユニバーサルジョイントに加えて、韓国・中国の新車用部品市場におけるバルブスプール、等速ジョイントの販売が増加したことなどにより、売上高は27,099百万円(前年同四半期比33.1%増)となりました。

 エンジン部品部門は、韓国で電動ウォーターポンプの販路拡大を進めるなどしたほか、海外補修用部品市場におけるウォーターポンプの販売も増加したことなどにより、売上高は17,027百万円(同26.9%増)となりました。

 ベアリング部門は、海外補修用部品市場におけるテンショナー・アイドラー・ベアリングの販売が増加したことなどにより、売上高は7,815百万円(同28.2%増)となりました。

 

 セグメントの業績は次のとおりであります。

 当社は、製造、販売体制を基礎とした拠点の所在地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「米国」、「韓国」、「中国」、「タイ」、「欧州」及び「豪州」の7つを報告セグメントとしております。各報告セグメントでは、自動車部品を製造、販売しております。

① 日本

 新型コロナウイルス感染症の影響を受けた需要は前連結会計年度の後半より回復傾向にあり、海外における補修用部品市場での販売が増加したことに加えて、欧州の新車用部品市場におけるユニバーサルジョイントの輸出も増加したことなどの結果、売上高11,418百万円(前年同四半期比41.3%増)、セグメント利益459百万円(同865.6%増)となりました。

② 米国

 連結子会社のGMB NORTH AMERICA INC.において取扱製品の拡大などにより販売が増加した一方で、関税引き上げによる費用増加などの結果、売上高5,431百万円(前年同四半期比16.8%増)、セグメント損失788百万円(前年同四半期は191百万円の損失)となりました。

③ 韓国

 連結子会社のGMB KOREA CORP.において電動ウォーターポンプの販売が増加したことに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた需要は前連結会計年度の後半より回復傾向にあり、新車用部品市場におけるバルブスプールや等速ジョイントの販売が増加したことなどの結果、売上高30,238百万円(前年同四半期比29.5%増)、セグメント利益394百万円(前年同四半期は1,041百万円の損失)となりました。

④ 中国

 製造拠点である連結子会社3社及び調達・物流拠点の連結子会社1社において、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた需要は前連結会計年度の後半より回復傾向にあり、新車用部品市場におけるバルブスプールや等速ジョイントの販売が増加するなどした結果、売上高3,545百万円(同54.4%増)、セグメント利益469百万円(同374.8%増)となりました。

⑤ タイ

 タイ国内向けの販売に加えて、日本向けの輸出取引も増加するなどした結果、売上高444百万円(同32.4%増)、セグメント利益111百万円(同724.9%増)となりました。

⑥ 欧州

 欧州の新車用部品市場においてウォーターポンプの販売が増加するなどしたことの一方で、新工場への移転を含む設備や人員にかかる費用などの増加の結果、売上高1,765百万円(同19.1%増)、セグメント損失61百万円(前年同四半期は44百万円の損失)となりました。

⑦ 豪州

 前々連結会計年度に設立した新拠点において、前年第3四半期より本格的な販売活動を開始した結果、売上高108百万円(前年同四半期比1,393.8%増)、セグメント損失38百万円(前年同四半期は50百万円の損失)となりました。

 

(2)財政状態の状況

① 資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は67,750百万円と前連結会計年度に比べ4,138百万円の増加となりました。これは主に、棚卸資産が4,124百万円増加したことなどによるものであります。

② 負債の部

 当第3四半期連結会計期間末の負債合計は39,382百万円と前連結会計年度に比べ3,366百万円の増加となりました。これは主に、短期借入金が3,063百万円増加したことなどによるものであります。

③ 純資産の部

 当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は28,368百万円と前連結会計年度に比べ772百万円の増加となりました。これは主に、利益剰余金が421百万円、非支配株主持分が255百万円、それぞれ増加したことなどによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前四半期純利益が993百万円(前年同四半期は1,427百万円の損失)、減価償却費が2,445百万円(前年同四半期比4.4%増)、短期・長期借入金、社債、リースを合わせた有利子負債残高の増加額が1,375百万円(同397.6%増)、政府補助金による収入が872百万円となるなどの一方で、棚卸資産の増加額が3,664百万円(前年同四半期は224百万円の減少)、設備投資による有形固定資産の取得による支出が2,517百万円(前年同四半期比43.2%増)となったことなどの結果、期末残高は395百万円減少して5,897百万円となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は17百万円(前年同四半期は1,839百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が993百万円(前年同四半期は1,427百万円の損失)、減価償却費が2,445百万円(前年同四半期比4.4%増)となるなどの一方で、棚卸資産の増加額が3,664百万円(前年同四半期は224百万円の減少)となったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は1,815百万円(前年同四半期比8.1%減)となりました。これは主に、設備投資による有形固定資産の取得による支出が2,517百万円(同43.2%増)となるなどの一方で、政府補助金による収入が872百万円となったことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果獲得した資金は1,323百万円(同701.7%増)となりました。これは、短期・長期借入金、社債、リースを合わせた有利子負債残高の増加額が1,375百万円(同397.6%増)となったことなどによるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は758,095千円であります。当社グループの研究開発活動は、主に連結子会社のGMB KOREA CORP.で行われており、韓国のセグメント発生額は、758,005千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。