文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におきましては、欧州ではユーロ安を背景に域内製造業の輸出が増加し、緩やかな景気回復の気配が見られました。しかしながら、期末にかけては中国の景気失速に加え新興国の需要下振れもあり、欧州経済の先行きに影を落とすこととなりました。米国では、労働市場の改善が着実に進む中、個人消費は底堅く推移し、企業業績も拡大しました。
国内におきましては、為替相場の円安推移に後押しされ、企業の景況感は改善の方向で推移しましたが、中国および新興国経済の減速が輸出・生産を下押しするなど景気回復の動きに一服感が見え始めました。
このような状況のもと、当社グループは、「人と自然のふれあいの中で、新しい価値を創造し、健康とよろこびに貢献する。」を使命に、健康志向や環境保全意識の高まりといった追い風の中、こころ躍る製品づくりを通じ、より豊かな自転車ライフ・フィッシングライフのご提案をしてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は286,840百万円(前年同期比19.0%増)、営業利益は65,087百万円(前年同期比35.7%増)、経常利益は84,007百万円(前年同期比74.2%増)、四半期純利益は64,715百万円(前年同期比86.7%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
欧州、北米市場ともに天候による需要への大きな影響はなく推移しました。欧州については好天気に恵まれて非常に好調であった昨年に比べ販売台数は劣るものの、E-Bikeを中心とした高価格帯モデルの好調な販売を軸に店頭販売は順調に推移しております。欧州・北米ともに市場在庫はほぼ適正レベルを維持しております。
日本においては、スポーツタイプ自転車の店頭販売は堅調を維持しているものの、軽快車については店頭販売が円安による値上げの影響を大きく受けて低調のまま、市場在庫は依然としてやや高いレベルに留まっております。
中国については、景気の鈍化を受けてスポーツタイプ自転車の店頭販売は昨年を下回っており、市場在庫もやや高いレベルで推移しております。一方で他の有力新興国市場である東南アジアと南米におけるスポーツタイプ自転車は比較的堅調な伸びを継続しております。
このような市況のもと上半期に投入したマウンテンバイクコンポーネントの「DEORE XT」、「ACERA」、ロードバイクコンポーネントの「Tiagra」のフルモデルチェンジが好評で、当期も引き続き多くの注文をいただきました。
この結果、当セグメントの売上高は237,738百万円(前年同期比21.0%増)、営業利益は61,233百万円(前年同期比37.0%増)となりました。
国内市場は、台風の影響を多少受けた時期もありましたが、全体的にみるとお盆を中心に天候が比較的安定して市場動向が良かったこともあり、売上は前年同期を上回る結果となりました。
一方、海外市場では、新製品評価がメイン市場で特に高いことや、比較的安定した天候の好影響もあり、売上は堅調に推移して前年同期を上回る結果となりました。
この結果、当セグメントの売上高は48,811百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益は3,973百万円(前年同期比18.8%増)となりました。
当セグメントの売上高は290百万円(前年同期比1.1%増)、営業損失は119百万円(前年同期は営業損失82百万円)となりました。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産は415,653百万円(前連結会計年度比18,685百万円の増加)となりました。これは、現金及び預金が17,728百万円、建設仮勘定が3,121百万円それぞれ増加したこと等によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は59,413百万円(前連結会計年度比6,359百万円の減少)となりました。これは、買掛金が4,590百万円、短期借入金が2,941百万円それぞれ減少したこと等によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は356,240百万円(前連結会計年度比25,045百万円の増加)となりました。これは、利益剰余金が53,043百万円増加し、為替換算調整勘定が28,335百万円減少したこと等によるものです。
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は8,918百万円であります。