第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から企業活動、個人消費などの経済活動が抑制されました。国内においても、当社と関係の深い工作機械業界の2020年暦年受注高が10年ぶりに1兆円割れとなるなど、事業環境は大変厳しいものとなりました。しかし、中国や半導体関連市場、電動車関連市場などの分野においては回復の兆しが見られました。

こうした状況下、当社グループにおける受注高は7月を底に急速な回復を見せています。第3四半期の受注は第2四半期と比べ31.1%増となりました。しかし前期までの低迷が影響し連結累計期間では8,972百万円(前年同期比990百万円、9.9%減)となりました。また第2四半期連結累計期間における受注残の減少の影響から、連結累計売上高は9,284百万円(前年同期比2,027百万円、17.9%減)と減収となりました。

利益面に関しては、売上原価及び販売管理費の抑制に努めたものの売上高の減少による影響を補うには至らず、営業利益は42百万円(前年同期比248百万円、85.3%減)と黒字は維持したとは言え大きく減益となりました。また、為替差損等を計上したことから経常損失は44百万円(前年同期は経常利益236百万円)、新型コロナウイルス感染拡大に伴う海外子会社の操業休止費用や一時帰休等に伴う費用等を特別損失として258百万円計上したこと等から親会社株主に帰属する四半期純損失は109百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益92百万円)となりました。

 

セグメントの業績は以下のとおりです。

 

〇駆動システム

当セグメントでは、足元の受注は中国や半導体製造装置向けを中心に回復傾向にありますが、工作機械業界等の市況の低迷に加え、新型コロナウイルスの感染拡大が継続したことにより受注高は3,431百万円(前年同期比245百万円、6.7%減)と減少しました。売上高も受注残の減少や顧客からの納入調整要請の影響等から3,943百万円(前年同期比1,376百万円、25.9%減)と落ち込み、利益面に関しては営業損失28百万円(前年は営業利益318百万円)の損失計上となりました。

 

〇金型システム

当セグメントでは、第2四半期連結累計期間まで減少傾向であった受注高は、当第3四半期連結会計期間より大きな回復を見せ、第2四半期比83.7%増、累計では前年同期比29百万円、1.0%増の3,104百万円となりました。売上高は車載用モーター向け金型の売上貢献及び家電用モーターコア等の増加により3,110百万円(前年同期比567百万円、22.3%増)と増収となり、営業利益は147百万円(前年同期は営業損失231百万円)と業績が大きく改善しました。

 

〇機工・計測システム

当セグメントでは、自動車分野、ロボット向け減速機市場、工作機械市場の低迷が継続し、要素機器・システム商品ともに受注・売上が落ち込みました。

受注高は2,443百万円(前年同期比781百万円、24.2%減)、売上高は2,236百万円(前年同期比1,225百万円、35.4%減)と大幅な減少となったことにより、利益面に関しては営業損失59百万円(前年同期は営業利益227百万円)の損失計上となりました。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

当第3四半期連結会計期間末における総資産は18,924百万円となり、前連結会計年度末と比較して86百万円増加しました。これは主に現金及び預金、売上債権の減少等により流動資産が554百万円減少したものの、有形固定資産及び投資有価証券等の等の増加により固定資産が640百万円増加したことによるものです。

負債合計額は10,030百万円となり、前連結会計年度末と比較して10百万円増加しました。これは主に仕入債務等の減少により流動負債が274百万円減少したものの、長期借入金及び退職給付に係る負債等の増加により固定負債が285百万円増加したことによるものです。

また、当第3四半期連結会計期間末の純資産は8,894百万円となり、前連結会計年度末と比較して75百万円増加しました。これは主に利益剰余金の減少等により株主資本合計が172百万円減少したものの、その他有価証券評価差額金等の増加により、その他の包括利益累計額が248百万円増加したことによるものです。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

  当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は220百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。