第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間における世界経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や欧米における金融引き締めや中国経済の減速などの影響により、依然として先行き不透明な状況で推移しました。

国内経済については、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い社会経済活動の正常化が進み、インバウンド需要にも回復が見られる中で、緩やかな景気の回復が続きました。

こうした状況下、当社グループにおいては半導体・液晶関連装置の市況低迷により駆動システム商品の受注が減少傾向となっています。金型システム事業については、電動車駆動モーター用金型の受注が堅調であった一方、プレス製品の大口販売先の販売不振の影響を受けました。機工・計測システム事業についても工作機械や減速機市場の低迷などから低水準の受注に終わりました。

以上の結果、受注高は8,976百万円(前年同期比2,880百万円、24.3%減)となりました。

売上高は調整局面の中、受注残の消化に努めたものの8,942百万円(前年同期比1,695百万円、15.9%減)となりました。

利益面に関しては、売上高の減少に加え、ドイツ現地法人において工場移転後の生産立上が計画よりも遅れたことから業績不振が続いており、連結営業利益は311百万円(前年同期比352百万円、53.0%減)となりました。経常利益は為替差益135百万円の営業外収益もあり453百万円(前年同期比573百万円、55.8%減)、となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益は284百万円(前年同期比372百万円、56.7%減)となりました。

 

セグメントの業績は以下のとおりです。

なお、下記セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高を含めて表示しております。

 

○ 駆動システム

当セグメントでは、半導体・液晶関連装置市場向け受注の減少傾向が続いており、受注高は、2,986百万円(前年同期比1,561百万円、34.3%減)に留まりました。

売上高についても同様に3,378百万円(前年同期比1,097百万円、24.5%減)となりました。

収益面では、黒田精工単体としては期初計画を上回る営業利益を確保したものの減収減益となり、ドイツ現地法人の工場移転に伴う業績低迷が続いていることの影響を大きく受けて、営業損失3百万円(前年同期は営業利益622百万円)となりました。

 

○ 金型システム

当セグメントでは、車載用モーターコアの主要ユーザーの生産調整により受注高は4,233百万円(前年同期比1,017百万円、19.4%減)となりました。売上高は、車載用モーター向け金型の売上が増加したものの、車載用モーターコアの減少により、4,008百万円(前年同期比426百万円、9.6%減)となりました。利益面においては、車載用モーター向け金型の増収や、売上総利益率の改善努力、品種構成差等が寄与して利益率が大幅に改善し、営業利益は419百万円(前年同期比253百万円、152.7%増)と増益となりました。

 

○ 機工・計測システム

当セグメントでは、工作機械市場全体の低迷と自動車業界における設備投資回復の遅れ、精密減速機の在庫調整等の影響を受けて、受注高は1,756百万円(前年同期比309百万円、15.0%減)となりました。受注残の消化に努めましたが、売上高は1,583百万円(前年同期比150百万円、8.7%減)となりました。収益面では、経費削減に努めた一方、自動車関連向け商品を手掛ける子会社の収益減があり、前期より縮小したものの営業損失86百万円(前年同期は営業損失110百万円)と損失が残る結果となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比較して1,154百万円減の2,805百万円となりました。各キャッシュ・フロ-の状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロ-)

営業活動の結果、減少した資金は737百万円(前年同四半期は143百万円の増加)となりました。これは主に棚卸資産の増加777百万円、仕入債務の減少939百万円等により資金が減少した一方、税金等調整前四半期純利益の計上453百万円、その他の流動資産の減少591百万円等により資金が増加したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロ-)

投資活動の結果、減少した資金は744百万円(前年同四半期は414百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産等の取得728百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロ-)

財務活動の結果、増加した資金は368百万円(前年同四半期は544百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の増加1,200百万円により資金が増加した一方、長期借入金の返済544百万円等により資金が減少したことによるものであります。

 

(3)資産、負債及び純資産の状況

当第2四半期連結会計期間末における総資産は25,289百万円となり、前連結会計年度末と比較して113百万円減少しました。これは主に有形固定資産等の増加により固定資産が827百万円増加し、現金及び預金の減少等により流動資産が940百万円減少したことによるものです。

負債合計額は14,115百万円となり、前連結会計年度末と比較して557百万円減少しました。これは主に仕入債務等の減少により流動負債が193百万円減少し、長期借入金等の減少により固定負債が364百万円減少したことによるものです。

また、当第2四半期連結会計期間末の純資産は11,174百万円となり、前連結会計年度末と比較して444百万円増加しました。これは主に利益剰余金の増加等により株主資本合計が77百万円増加し、その他有価証券評価差額金等の増加により、その他の包括利益累計額が364百万円増加したことによるものです。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は140百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。