第4【経理の状況】

1 要約四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号。以下、「四半期連結財務諸表規則」)第93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」(以下、「IAS第34号」)に準拠して作成しています。

 

2 監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第3四半期連結会計期間(2020年10月1日から2020年12月31日まで)及び第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)の要約四半期連結財務諸表について、EY新日本有限責任監査法人による四半期レビューを受けています。

 

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第3四半期

連結会計期間

(2020年12月31日)

資産

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

6,16

162,494

163,420

営業債権及びその他の債権

16

143,062

129,977

その他の金融資産

16

3,424

47,618

棚卸資産

 

167,596

159,457

未収法人所得税

 

3,521

9,426

その他の流動資産

 

20,336

19,010

小計

 

500,433

528,908

売却目的で保有する資産

7

6,274

25,027

流動資産合計

 

506,707

553,935

非流動資産

 

 

 

有形固定資産

 

202,134

207,641

のれん

 

98,328

132,938

無形資産

 

74,792

78,860

退職給付に係る資産

 

31,111

20,188

持分法で会計処理されている投資

 

2,267

3,208

営業債権及びその他の債権

16

19,685

20,747

その他の金融資産

16

27,266

30,431

繰延税金資産

 

51,156

55,725

その他の非流動資産

 

2,217

1,548

非流動資産合計

 

508,956

551,286

資産合計

 

1,015,663

1,105,221

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第3四半期

連結会計期間

(2020年12月31日)

負債及び資本

 

 

 

負債

 

 

 

流動負債

 

 

 

営業債務及びその他の債務

16

59,557

47,472

社債及び借入金

16

81,018

26,319

その他の金融負債

16

20,188

21,842

未払法人所得税

 

11,276

7,834

引当金

 

20,598

34,305

その他の流動負債

 

136,912

132,819

小計

 

329,549

270,591

売却目的で保有する資産に直接関連する負債

7

4,221

25,027

流動負債合計

 

333,770

295,618

非流動負債

 

 

 

社債及び借入金

10,16

199,897

333,172

その他の金融負債

16

30,733

41,973

退職給付に係る負債

 

49,607

50,357

引当金

 

7,281

5,332

繰延税金負債

 

13,147

9,395

その他の非流動負債

 

9,270

13,537

非流動負債合計

 

309,935

453,766

負債合計

 

643,705

749,384

資本

 

 

 

資本金

 

124,643

124,643

資本剰余金

 

91,157

91,250

自己株式

11

98,135

98,076

その他の資本の構成要素

 

22,751

21,853

売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素

 

75

利益剰余金

 

275,833

258,736

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

370,747

354,775

非支配持分

 

1,211

1,062

資本合計

 

371,958

355,837

負債及び資本合計

 

1,015,663

1,105,221

 

(2)【要約四半期連結損益計算書】

【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

  至 2020年12月31日)

継続事業

 

 

 

売上高

5,13

561,335

513,584

売上原価

 

193,740

190,090

売上総利益

 

367,595

323,494

販売費及び一般管理費

 

278,188

250,177

持分法による投資損益

 

316

207

その他の収益

14

1,524

4,251

その他の費用

14

6,567

13,041

営業利益

5

84,680

64,734

金融収益

 

1,476

836

金融費用

 

5,636

3,652

税引前四半期利益

 

80,520

61,918

法人所得税費用

 

14,975

7,986

継続事業からの四半期利益

 

65,545

53,932

非継続事業

 

 

 

非継続事業からの四半期損失

17

6,404

52,287

四半期利益

 

59,141

1,645

 

 

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

59,138

1,624

非支配持分

 

3

21

四半期利益

 

59,141

1,645

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(△は損失) (円)

 

 

 

継続事業

15

49.61

41.93

非継続事業

15

4.85

40.67

基本的1株当たり四半期利益

15

44.76

1.26

希薄化後1株当たり四半期利益(△は損失) (円)

 

 

 

継続事業

15

49.59

41.91

非継続事業

15

4.85

40.65

希薄化後1株当たり四半期利益

15

44.74

1.26

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

  至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結会計期間

(自 2020年10月1日

  至 2020年12月31日)

継続事業

 

 

 

売上高

 

192,940

197,084

売上原価

 

68,128

69,548

売上総利益

 

124,812

127,536

販売費及び一般管理費

 

93,199

88,719

持分法による投資損益

 

157

126

その他の収益

 

576

1,238

その他の費用

 

3,484

5,739

営業利益

 

28,862

34,442

金融収益

 

587

306

金融費用

 

2,381

1,161

税引前四半期利益

 

27,068

33,587

法人所得税費用

 

2,544

5,532

継続事業からの四半期利益

 

24,524

28,055

非継続事業

 

 

 

非継続事業からの四半期損失

 

1,447

3,733

四半期利益

 

23,077

24,322

 

 

 

 

四半期利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

23,075

24,326

非支配持分

 

2

4

四半期利益

 

23,077

24,322

 

 

 

 

1株当たり四半期利益

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益(△は損失)(円)

 

 

 

継続事業

15

19.08

21.82

非継続事業

15

1.13

2.90

基本的1株当たり四半期利益

15

17.95

18.92

希薄化後1株当たり四半期利益(△は損失)(円)

 

 

 

継続事業

15

19.07

21.81

非継続事業

15

1.13

2.90

希薄化後1株当たり四半期利益

15

17.94

18.91

 

(3)【要約四半期連結包括利益計算書】

【第3四半期連結累計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

  至 2020年12月31日)

四半期利益

 

59,141

1,645

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

2,427

3,051

確定給付制度の再測定

8

326

7,098

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

2,101

4,047

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

2,865

872

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

322

129

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

82

102

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

2,625

845

その他の包括利益合計

 

524

4,892

四半期包括利益

 

58,617

3,247

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

58,614

3,268

非支配持分

 

3

21

四半期包括利益

 

58,617

3,247

 

【第3四半期連結会計期間】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

  至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結会計期間

(自 2020年10月1日

  至 2020年12月31日)

四半期利益

 

23,077

24,322

その他の包括利益

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

1,688

884

確定給付制度の再測定

 

1,154

2,234

純損益に振り替えられることのない項目合計

 

534

3,118

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

10,632

712

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

117

70

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

32

44

純損益に振り替えられる可能性のある項目合計

 

10,781

738

その他の包括利益合計

 

11,315

3,856

四半期包括利益

 

34,392

28,178

 

 

 

 

四半期包括利益の帰属

 

 

 

親会社の所有者

 

34,390

28,182

非支配持分

 

2

4

四半期包括利益

 

34,392

28,178

 

(4)【要約四半期連結持分変動計算書】

前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配

持分

資本合計

 

資本金

資本

剰余金

自己株式

その他の

資本の

構成要素

利益

剰余金

合計

2019年4月1日 残高

 

124,606

91,310

4,764

8,234

238,275

441,193

1,194

442,387

四半期利益

 

 

 

 

 

59,138

59,138

3

59,141

その他の包括利益

 

 

 

 

524

 

524

524

四半期包括利益

 

524

59,138

58,614

3

58,617

自己株式の取得

11

 

 

93,380

 

 

93,380

 

93,380

自己株式の処分

 

 

2

2

 

 

0

 

0

剰余金の配当

12

 

 

 

 

10,243

10,243

125

10,368

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替額

 

 

 

 

178

178

 

株式報酬取引

 

37

24

 

 

 

13

 

13

非支配持分との資本取引

 

 

158

 

 

 

158

158

所有者との取引額等合計

 

37

184

93,378

178

10,065

103,768

33

103,735

2019年12月31日 残高

 

124,643

91,126

98,142

8,936

287,348

396,039

1,230

397,269

 

当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配

持分

資本合計

 

資本金

資本

剰余金

自己株式

その他の

資本の

構成要素

売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素

利益

剰余金

合計

2020年4月1日 残高

 

124,643

91,157

98,135

22,751

275,833

370,747

1,211

371,958

四半期利益

 

 

 

 

 

 

1,624

1,624

21

1,645

その他の包括利益

 

 

 

 

4,892

 

 

4,892

 

4,892

四半期包括利益

 

4,892

1,624

3,268

21

3,247

自己株式の取得

 

 

 

1

 

 

 

1

 

1

自己株式の処分

 

 

29

29

 

 

 

0

 

0

剰余金の配当

12

 

 

 

 

 

12,856

12,856

170

13,026

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替額

8

 

 

 

5,865

 

5,865

 

株式報酬取引

 

 

122

31

 

 

 

153

 

153

売却目的で保有する処分グループに関連するその他の資本の構成要素への振替

 

 

 

 

75

75

 

 

所有者との取引額等合計

 

93

59

5,790

75

18,721

12,704

170

12,874

2020年12月31日 残高

 

124,643

91,250

98,076

21,853

75

258,736

354,775

1,062

355,837

 

(5)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

  至 2020年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

税引前四半期利益

 

80,520

61,918

非継続事業からの税引前四半期損失

17

6,329

52,083

減価償却費及び償却費

 

50,524

44,491

受取利息及び受取配当金

 

1,516

865

支払利息

 

2,922

3,050

映像事業譲渡に関する損失

17

44,656

持分法による投資損益(△は益)

 

316

207

営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

11,444

15,114

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

15,011

2,179

営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

 

3,194

10,582

退職給付に係る負債の増減額(△は減少)

 

203

1,896

退職給付に係る資産の増減額(△は増加)

 

329

2,739

引当金の増減額(△は減少)

 

2,371

8,136

その他

 

1,450

644

小計

 

120,091

111,250

利息の受取額

 

1,091

530

配当金の受取額

 

425

335

利息の支払額

 

2,895

2,448

法人所得税の支払額

 

12,973

20,645

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

105,739

89,022

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

定期預金の預入による支出

 

40,004

有形固定資産の取得による支出

 

28,526

26,976

有形固定資産の売却による収入

 

140

1,540

無形資産の取得による支出

 

17,376

14,261

関連会社の取得による支出

 

1,078

貸付けによる支出

 

799

451

貸付金の回収による収入

 

642

696

投資の売却及び償還による収入

 

1,727

3,543

子会社の取得による支出

18

40,075

事業の取得による支出

 

462

事業譲渡による収入

 

2,122

その他

 

383

66

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

45,037

115,010

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

  至 2019年12月31日)

 当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

  至 2020年12月31日)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

短期借入金及びコマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)

 

44,602

71,968

リース負債の返済による支出

 

11,851

12,096

社債の発行による収入

10

49,793

49,757

長期借入れによる収入

10

39,780

99,180

長期借入金の返済による支出

 

48,000

配当金の支払額

12

10,243

12,856

非支配持分への配当金の支払額

 

125

170

自己株式の取得による支出

11

93,380

1

その他

 

464

125

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

28,960

51,971

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

1,462

1,014

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

30,280

24,969

現金及び現金同等物の期首残高

 

114,563

162,717

現金及び現金同等物の四半期末残高

6

144,843

187,686

 

【要約四半期連結財務諸表注記】

1.報告企業

 オリンパス株式会社(以下、「当社」)は日本に所在する株式会社であり、その登記されている本社の住所は東京都八王子市です。当社の要約四半期連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下、「当社グループ」)、並びに当社の関連会社に対する持分により構成されています。

 当社グループは、主に内視鏡、治療機器、科学、映像及びその他の製品の製造・販売を行っておりましたが、第2四半期連結会計期間に映像事業を非継続事業に分類したことに伴い、報告セグメントの区分を変更しています。詳細は注記「5.事業セグメント」に記載のとおりです。

 

 

2.作成の基礎

(1)要約四半期連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、IAS第34号に準拠して作成しています。当社は四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同第93条の規定を適用しています。要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報が含まれていないため、前連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

 なお、本要約四半期連結財務諸表は、2021年2月12日に取締役代表執行役社長兼CEO竹内康雄及び執行役CFO武田睦史によって承認されています。

 

(2)測定の基礎

 当社グループの要約四半期連結財務諸表は、公正価値で測定されている特定の金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成されています。

 

(3)機能通貨及び表示通貨

 要約四半期連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しています。

 

(4)表示方法の変更

 (映像事業を非継続事業に分類したことによる変更)

 第2四半期連結会計期間において、当社は、日本産業パートナーズ株式会社が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社との間に映像事業の譲渡に関する株式譲渡契約を締結いたしました。

 これに伴い、第2四半期連結累計期間より、映像事業を非継続事業に分類しております。この結果、当第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結会計期間の表示形式に合わせ、前第3四半期連結累計期間及び前第3四半期連結会計期間の要約四半期連結損益計算書、要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書及び関連する要約四半期連結財務諸表注記を一部組替えて表示しております。

 

(要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書)

 前第3四半期連結累計期間において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に含めていた「引当金の増減額(△は減少)」は、金額的重要性が増したため、当第3四半期連結累計期間より独立掲記しています。この表示方法の変更を反映させるため、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結財務諸表の組替えを行っています。

 この結果、前第3四半期連結累計期間の要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「その他」に表示していた921百万円は、「引当金の増減額(△は減少)」2,371百万円、「その他」△1,450百万円として組み替えています。

 

 

3.重要な会計方針

 当社グループの本要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の非継続事業を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。

(非継続事業)

 当社グループは、経営上の意思決定を行う単位としての事業について、既に売却された場合、あるいは売却目的保有として分類すべき要件を満たした場合に、当該事業を非継続事業として分類することとしております。

 

 

4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

 IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用、資産、負債、収益及び費用の金額に影響を及ぼす判断、見積りおよび仮定を行うことが要求されています。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されており、その影響は、その見積りを見直した期間及びそれ以降の期間において認識しています。

 要約四半期連結財務諸表における重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断の詳細については、前連結会計年度に係る連結財務諸表に記載した内容から変更ありません。

  なお、前連結会計年度に係る連結財務諸表に記載したとおり、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響については、地域ごとに状況は異なるものの、総じて当連結会計年度の第3四半期以降、徐々に収束し、当社の営業活動についても正常化に向かうとの仮定を置いております。

 

5.事業セグメント

(1)報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、分離された財務情報が入手可能であり、経営資源の配分の決定及び業績の評価を行うために、定期的に報告を行う単位となっているものです。
 当社グループは、従来「内視鏡事業」「治療機器事業」「科学事業」「映像事業」及び「その他事業」の5区分を報告セグメントとしておりましたが、第2四半期連結会計期間より「内視鏡事業」「治療機器事業」「科学事業」及び「その他事業」の4区分を報告セグメントとすることに変更しております。
 この変更は、当社が、映像事業を新会社として分社化し、日本産業パートナーズ株式会社に譲渡することに関する正式契約を締結したことに伴い、映像事業を非継続事業に分類したことによるものです。その結果、映像事業に配賦されていた全社費用は、調整額に含めております。
 非継続事業の詳細については、注記「17.非継続事業」に記載しております。

 なお、報告セグメントに属する主要な製品及びサービスは以下のとおりです。

報告セグメント

 

主要な製品及びサービス

内視鏡事業

 

消化器内視鏡、外科内視鏡、内視鏡システム、修理サービス

治療機器事業

 

内視鏡処置具、エネルギー・デバイス、泌尿器科・婦人科及び耳鼻咽喉科製品

科学事業

 

生物顕微鏡、工業用顕微鏡、工業用内視鏡、非破壊検査機器

その他事業

 

生体材料

 

(2)報告セグメントの収益及び業績

 当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は以下のとおりです。なお、報告セグメントの会計処理の方法は、注記「3 重要な会計方針」で記載している当社グループの会計方針と同一です。

 

前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注2)

要約四半期連結財務諸表計上額

 

内視鏡

治療機器

科学

その他

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

315,123

163,589

76,636

5,987

561,335

561,335

セグメント間の売上高(注1)

42

366

408

408

売上高計

315,123

163,589

76,678

6,353

561,743

408

561,335

営業利益(又は損失)

91,580

22,537

8,009

1,924

120,202

35,522

84,680

金融収益

 

 

 

 

 

 

1,476

金融費用

 

 

 

 

 

 

5,636

税引前四半期利益

 

 

 

 

 

 

80,520

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

持分法による投資損益

376

60

316

316

減価償却費及び償却費

23,734

13,514

5,054

846

43,148

6,525

49,673

減損損失(非金融資産)

90

381

471

223

694

(注1) セグメント間の売上高は、市場実勢価格に基づいています。

(注2) 営業利益(又は損失)の調整額は、セグメント間取引消去並びに報告セグメントに帰属しない一般管理費及び基礎的研究費等からなる全社費用です。

 

 

当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注2)

要約四半期連結財務諸表計上額

 

内視鏡

治療機器

科学

その他

売上高

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上高

294,489

146,142

66,941

6,012

513,584

513,584

セグメント間の売上高(注1)

4

166

170

170

売上高計

294,489

146,142

66,945

6,178

513,754

170

513,584

営業利益(又は損失)

76,753

20,332

2,956

1,531

98,510

33,776

64,734

金融収益

 

 

 

 

 

 

836

金融費用

 

 

 

 

 

 

3,652

税引前四半期利益

 

 

 

 

 

 

61,918

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

持分法による投資損益

242

35

207

207

減価償却費及び償却費

22,865

9,565

5,480

521

38,431

5,685

44,116

減損損失(非金融資産)

65

401

466

466

(注1) セグメント間の売上高は、市場実勢価格に基づいています。

(注2) 営業利益(又は損失)の調整額は、セグメント間取引消去並びに報告セグメントに帰属しない一般管理費及び基礎的研究費等からなる全社費用です。

 

 

6.現金及び現金同等物

 要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書上、現金及び現金同等物の四半期末残高に含まれるものは以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年12月31日)

要約四半期連結財政状態計算書における現金及び現金同等物

144,697

163,420

売却目的で保有する資産に含まれる現金及び現金同等物

146

24,266

要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書における現金及び現金同等物の四半期末残高

144,843

187,686

 

 

7.売却目的で保有する資産及び直接関連する負債

 売却目的で保有する資産及び直接関連する負債の内訳は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2020年12月31日)

資産

 

 

現金及び現金同等物

223

24,266

土地

27

建物及び構築物

274

機械装置及び運搬具

543

建設仮勘定

308

その他の有形固定資産

19

61

のれん

310

その他の金融資産

4,482

246

その他の流動資産

88

36

その他の非流動資産

418

合計

6,274

25,027

負債

 

 

引当金

4,196

24,133

その他の流動負債

25

650

その他の非流動負債

244

合計

4,221

25,027

 

前連結会計年度末に売却目的保有に分類した資産及び直接関連する負債は、以下の通りです。

(Olympus (Shenzhen) Industrial Ltd.の持分譲渡)

 当社は、当社連結子会社である Olympus (China) Co. Ltd.の保有する中国・深圳市にある当社の中国現地法人 Olympus (Shenzhen) Industrial Ltd.(以下、「OSZ」といいます。)の持分全部をShenzhen YL Technology Co. Ltd.(以下、「YL」といいます。)に対して譲渡すること(以下、「本持分譲渡」)に関する契約(以下、「本持分譲渡契約」といいます。)をYLとの間で締結し、本持分譲渡に向けて準備を進めておりましたが、最終的なクロージング条件が整わなかったため、YLとの本持分譲渡契約は解除される運びとなり、本持分譲渡は中止されることとなりました。

 一方で、OSZの持分を譲渡する方針に変更はなく、譲渡に向けた活動を継続しているため、OSZの資産・負債については、売却目的で保有する処分グループに引き続き区分し、表示しており期末日から1年以内に譲渡することを予定しております。

 

(米国ノーウォーク工場の譲渡)

 前連結会計年度に売却目的保有に分類した資産は、子会社の所有する治療機器事業に関する資産のうち売却を決定した資産であり、期末日から1年以内に売却することを予定しております。

 

当第3四半期連結会計期間末に売却目的保有に分類した資産及び直接関連する負債は、以下の通りです。

(Olympus (Shenzhen) Industrial Ltd.の持分譲渡)
 当社は、連結子会社である Olympus (China) Co. Ltd.が保有する中国現地法人Olympus (Shenzhen) Industrial Ltd.(中国・深圳市)の持分につき、引き続き、譲渡に向けた取り組みを推し進めておりますが、譲渡に至るまでには一定の期間を要することが見込まれるため、売却目的で保有する処分グループへの分類を当第3四半期連結会計期間において一旦中止しております。各資産及び負債の属性に応じて「売却目的で保有する資産」については流動資産に、「売却目的で保有する資産に直接関連する負債」については流動負債に振り替えております。

 

(米国ノーウォーク工場の譲渡)

 当第3四半期連結会計期間において、米国における治療機器の製造拠点Olympus Surgical Technologies America の一つであるノーウォーク工場(以下、「同工場」)をNISSHA株式会社(以下、「NISSHA」)の100%子会社Nissha Medical Technologies(以下、「NMT」)に譲渡することについて、NISSHAとの間で契約を締結し、同工場のNMTへの引き渡しは2020年11月2日で完了いたしました。

 

 

(映像事業の譲渡)

 当社は、2020年9月30日付で、日本産業パートナーズ株式会社が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社と、映像事業の譲渡に関する株式譲渡契約を締結いたしました。これにより、第2四半期連結会計期間より、当社グループの映像事業に関する資産および負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類しています。なお、当社グループの映像事業の譲渡は、2021年1月1日付で完了しています。詳細については、注記「20.後発事象」に記載しています。

 

 

 

8.従業員給付

(当社子会社における年金バイインの実施)

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの英国所在の主要な年金制度にて年金バイイン(Buy-in)を実施しました。当第3四半期連結累計期間の要約四半期連結包括利益計算書の「確定給付制度の再測定」には、当該年金バイイン取引の実施に伴い発生した制度資産の公正価値の再測定による差額△8,382百万円が含まれております。取引の実施に際して、当該年金制度は、保有していた制度資産の一部を保険会社に対して拠出し、保険会社との間で、将来にわたって年金受給者への年金給付に相当する金額の受領を保証する保険契約を締結しました。この結果、当該年金制度は、制度資産の運用リスク及び受給者の長寿化等による確定給付制度債務の増加リスクから解放されています。ただし、保険会社が保険証券に定められている従業員給付を従業員に対し支払わない場合に、当社グループが追加で支払う法的又は推定的債務を引き続き有しています。

 

(社外転進支援制度の実施)

 当社は、2020年12月18日の取締役会において、社外転進支援制度を実施することを決議いたしました。

 

(1)実施理由

当社は、真のグローバルなメディカル・テクノロジーカンパニーとして成長し、持続的な成長を実現させるための新たな経営戦略を達成するために、従業員の専門性や人間性を成長させる機会にあふれる文化を醸成し、従業員一人ひとりがその職責を十分に理解して活動を継続しているパフォーマンス志向の組織を目指しております。この変革期において、(ⅰ)社外で自らの力を発揮することを希望する社員への支援、(ⅱ)変革を推進する人材の適所適材への採用と登用、(ⅲ)グローバル・メドテックカンパニーに相応しい収益性の達成を目的として、社外転進支援制度を実施します。

 

(2)社外転進支援制度の実施概要

①対象会社:当社および当社国内グループ会社

②対 象 者:

2021年3月31日時点で40歳以上かつ勤続3年以上の正社員

定年後再雇用者

無期契約社員

③募集人員:950名程度

④募集期間:2021年2月1日~2021年2月19日(予定)

⑤退 職 日:2021年3月31日

(特定の理由がある場合、2021年9月30日を期限とし、退職日を調整)

⑥支援内容:

 通常の退職金に加え、特別支援金を支給する。

 希望者には再就職支援を実施する。

 

(3)今後の見通し

 今回の社外転進支援制度の実施に伴って発生する特別支援金等の費用は、2021年3月期第4四半期連結会計期間において「その他の費用」に計上する予定です。

9.引当金

(当社製品の自主回収)

 当社が行う自主的な市場調査の結果、当社の品質基準に照らし合わせ、患者様の安全確保を最優先に考え、対象の気管支ビデオスコープおよび胆道ファイバースコープの自主回収を行うことを決定いたしました。この市場対応に係る費用として、当第3四半期連結累計期間において法的製造責任を負う当社製造子会社オリンパスメディカルシステムズ株式会社は、内視鏡事業の売上原価に5,823百万円を引当金として計上しています。

 

 

10.社債及び借入金

(1)社債

 前第3四半期連結累計期間において、第24回無担保社債30,000百万円(利率0.06%、償還期限2022年12月5日)および第25回無担保社債20,000百万円(利率0.20%、償還期限2024年12月5日)を発行いたしました。

 

 当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響を鑑み、事業資金及び長期運転資金として、第26回無担保社債25,000百万円(利率0.25%、償還期限2025年7月18日)及び第27回無担保社債25,000百万円(利率0.47%、償還期限2030年7月19日)を発行いたしました。

 

(2)借入金

 前第3四半期連結累計期間において、重要な取引はありません。

 

 当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症拡大による業績への影響を鑑み、事業資金及び長期運転資金として、50,000百万円(借入金利0.32%(固定)、返済期限2025年4月30日)及び40,000百万円(借入金利(変動金利(TIBORに基づく基準金利+スプレッド))、返済期限2024年5月31日)並びに10,000百万円(借入金利(変動金利(TIBORに基づく基準金利+スプレッド))、返済期限2024年5月15日)の借入を実施いたしました。

 

11.資本及びその他の資本項目

前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 当社は、2019年8月29日開催の取締役会において、会社法第165条第3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式を取得すること及びその具体的な取得方法について決議し、以下のとおり実施いたしました。

(1)

取得した株式の種類

当社普通株式

(2)

取得した株式の総数

80,153,100株

(3)

取得価額の総額

93,378,361,500円

(4)

取得日

2019年8月30日

(5)

取得方法

東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付け

 

当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
 重要な取引はありません。

 

 

12.配当金

 配当金の支払額は以下のとおりです。

前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

決議日

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2019年6月25日

定時株主総会

普通株式

10,243

30

2019年3月31日

2019年6月26日

(注)当社は、2019年4月1日付けで普通株式1株につき4株の株式分割を行っています。上記の1株当たり配当額は、当該株式分割前の実際の配当金の額を表示しています。

 

 

当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

決議日

株式の種類

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2020年7月30日

定時株主総会

普通株式

12,856

10

2020年5月31日

2020年7月31日

(注)当社は、2019年4月1日付けで普通株式1株につき4株の株式分割を行っています。上記の1株当たり配当額は、当該株式分割後の実際の配当金の額を表示しています。

 

 

13.売上高

 当社グループは、内視鏡事業、治療機器事業、科学事業、映像事業及びその他事業を基本にして組織が構成されていましたが、映像事業を非継続事業に分類したため、内視鏡事業、治療機器事業、科学事業、及びその他事業を基本にした組織構成に変更しました。これらは、事業毎に分離された財務情報が入手可能であり、経営資源の配分の決定及び業績の評価を行うために、定期的に報告を行う単位となっていることから、これらの事業で計上する収益を売上高として表示しています。また、売上高は顧客の所在地に基づき地域別に分解しています。これらの分解した売上高と各報告セグメントの売上高との関連は以下のとおりです。

 

前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

内視鏡

治療機器

科学

その他

日本

46,678

32,635

9,961

5,616

94,890

北米

108,997

61,302

23,528

139

193,966

欧州

73,484

38,666

15,383

54

127,587

中国

51,890

15,479

13,404

7

80,780

アジア・オセアニア

26,704

12,928

10,271

171

50,074

その他

7,370

2,579

4,089

0

14,038

合計

315,123

163,589

76,636

5,987

561,335

 

当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

内視鏡

治療機器

科学

その他

日本

40,179

29,640

8,406

5,027

83,252

北米

97,605

51,117

17,314

109

166,145

欧州

76,439

37,418

13,190

694

127,741

中国

51,118

14,185

15,455

10

80,768

アジア・オセアニア

24,398

12,015

9,214

172

45,799

その他

4,750

1,767

3,362

0

9,879

合計

294,489

146,142

66,941

6,012

513,584

 

 内視鏡事業においては、消化器内視鏡、外科内視鏡や内視鏡システムなどの医療機器の販売、リース及び修理サービスを行っており、国内外の医療機関を主な顧客としています。

 治療機器事業においては、内視鏡処置具、エネルギーデバイス並びに泌尿器科・婦人科及び耳鼻咽喉科製品などの医療機器の販売を行っており、国内外の医療機関を主な顧客としています。
 科学事業においては、生物顕微鏡、工業用顕微鏡、工業用内視鏡及び非破壊検査機器などの販売を行っており、国内外の研究機関や医療機関等を主な顧客としています。
 その他事業においては、生体材料などの販売を行っているほか、新規事業に関する研究開発や探索活動が含まれています。

 これらの製品の販売等にかかる収益は、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一の会計方針に従って、会計処理しています。

 

 

 

14.その他の収益及びその他の費用

(1)その他の収益

 その他の収益のうち、主なものは以下のとおりです。

 

前第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 重要な取引はありません。

 

当第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

(政府補助金)

 政府補助金収入として2,206百万円を「その他の収益」に計上しています。これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、各国の政府、自治体等からの助成金の適用を受けたものです。

 

(2)その他の費用

 その他の費用のうち、主なものは以下のとおりです。

 

前第3四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

(事業構造改革費用)

 当社における企業変革プラン「Transform Olympus」を推進するための関連費用として、2,397百万円を「その他の費用」に計上しています。

 

当第3四半期連結累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

(事業構造改革費用)

 当社における企業変革プラン「Transform Olympus」を推進するための関連費用として、4,915百万円を「その他の費用」に計上しています。

 当社の事業ポートフォリオの選択と集中を推進するため、映像事業における分社による新会社の設立及び譲渡に係る費用として、5,332百万円を「その他の費用」に計上しています。

 

15.1株当たり利益

(1)基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益(△は損失)(円)

 

 

 継続事業

49.61

41.93

 非継続事業

△4.85

△40.67

 基本的1株当たり四半期利益

44.76

1.26

希薄化後1株当たり四半期利益(△は損失)(円)

 

 

 継続事業

49.59

41.91

 非継続事業

△4.85

△40.65

 希薄化後1株当たり四半期利益

44.74

1.26

 

 

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結会計期間

(自 2020年10月1日

至 2020年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益(△は損失)(円)

 

 

 継続事業

19.08

21.82

 非継続事業

△1.13

△2.90

 基本的1株当たり四半期利益

17.95

18.92

希薄化後1株当たり四半期利益(△は損失)(円)

 

 

 継続事業

19.07

21.81

 非継続事業

△1.13

△2.90

 希薄化後1株当たり四半期利益

17.94

18.91

 

 

(2)基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の算定上の基礎

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

59,138

1,624

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益(△は損失)(百万円)

59,138

1,624

継続事業

65,542

53,911

非継続事業

△6,404

△52,287

四半期利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益(△は損失)(百万円)

59,138

1,624

継続事業

65,542

53,911

非継続事業

△6,404

△52,287

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する普通株式の加重平均株式数

 

 

普通株式の加重平均株式数(千株)

1,321,187

1,285,599

普通株式増加数

 

 

ストック・オプションによる新株予約権(千株)

570

542

業績連動型株式報酬による普通株式(千株)

9

事後交付型譲渡制限付株式報酬による普通株式(千株)

63

希薄化後の普通株式の期中平均株式数(千株)

1,321,766

1,286,204

 

 

 

 

 

前第3四半期連結会計期間

(自 2019年10月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結会計期間

(自 2020年10月1日

至 2020年12月31日)

基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益

 

 

親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円)

23,075

24,326

親会社の普通株主に帰属しない四半期利益(百万円)

基本的1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益(△は損失)(百万円)

23,075

24,326

継続事業

24,522

28,059

非継続事業

△1,447

△3,733

四半期利益調整額(百万円)

希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する四半期利益(△は損失)(百万円)

23,075

24,326

継続事業

24,522

28,059

非継続事業

△1,447

△3,733

 

 

 

 

 

 

基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益の計算に使用する普通株式の加重平均株式数

 

 

普通株式の加重平均株式数(千株)

1,285,579

1,285,614

普通株式増加数

 

 

ストック・オプションによる新株予約権(千株)

570

538

業績連動型株式報酬による普通株式(千株)

8

事後交付型譲渡制限付株式報酬による普通株式(千株)

94

希薄化後の普通株式の期中平均株式数(千株)

1,286,157

1,286,246

 

 

16.金融商品

金融商品の公正価値

 公正価値の測定レベルは、測定に用いた評価技法へのインプットの観察可能性に応じて以下の3つに区分しています。

レベル1:同一の資産又は負債に関する活発な市場における(無調整の)市場価格により測定された公正価値

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算定された公正価値

レベル3:観察可能な市場データに基づかないインプットを含む評価技法から算定された公正価値

金融商品のレベル間の振替は、各四半期連結会計期間末に発生したものとして認識しています。なお、前連結会計年度及び当第3四半期連結累計期間において、レベル間の振替が行われた重要な金融商品はありません。

 

(1)公正価値で測定される金融商品

 公正価値で測定される主な金融商品の測定方法は以下のとおりです。

(その他の金融資産、その他の金融負債)

 上場株式はレベル1に区分し、各期末の市場価格によって測定しています。

 非上場株式等はレベル2またはレベル3に区分し、類似公開会社比較法等の評価技法を用いて測定しています。

 デリバティブ資産・負債はレベル2に区分し、通貨デリバティブは先物為替相場、金利デリバティブは市場金利や信用リスク、満期までの期間等の観察可能なデータに基づいて、それぞれ測定しています。

 企業結合により生じた条件付対価の公正価値は、レベル3に区分し、将来の支払い可能性を見積り測定しています。

 

公正価値で測定される主な金融商品の、公正価値の測定レベル別の内訳は以下のとおりです。

 

前連結会計年度(2020年3月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

1,455

1,455

株式等

845

845

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式

14,423

813

15,236

金融負債

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

1,960

1,960

条件付対価

163

163

 

当第3四半期連結会計期間(2020年12月31日)

(単位:百万円)

 

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

金融資産

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

デリバティブ資産

1,197

1,197

株式等

1,376

1,376

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

株式

15,238

838

16,076

金融負債

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

1,810

1,810

条件付対価

3,426

3,426

 

レベル3に区分された金融資産の増減は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年12月31日)

期首残高

1,774

1,658

利得及び損失(注)

 

 

純損益

△14

△24

その他の包括利益

△185

1

購入

145

619

売却

△6

その他

△15

△40

期末残高

1,699

2,214

(注) 純損益に認識した利得又は損失は、要約四半期連結損益計算書上の「金融収益」又は「金融費用」に表示しており、その他の包括利益に認識した利得又は損失は、要約四半期連結包括利益計算書上の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に表示しています。

 純損益に認識した利得又は損失合計の内、各四半期連結会計期間末において保有する金融商品に係るものは、前第3四半期連結累計期間及び当第3四半期連結累計期間において、それぞれ△14百万円及び△24百万円です。

 

レベル3に区分された金融負債の増減は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年12月31日)

期首残高

584

163

企業結合

3,266

決済

△462

その他

△12

△3

期末残高

110

3,426

 

 

 

(2)償却原価で測定される金融商品

 償却原価で測定される主な金融商品の公正価値の測定方法は以下のとおりです。なお、これらの金融商品は主としてレベル2に区分しています。

(現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権、営業債務及びその他の債務)

 短期間で決済されるものについては、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によって測定しています。

 リース債権は、一定の期間ごとに区分した債権毎に、債権の額を満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割引いた現在価値に基づいて測定しています。

(その他の金融資産、その他の金融負債)

 短期間で決済されるものについては、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によって測定しています。

(社債及び借入金)

 固定金利による社債及び借入金は、将来キャッシュ・フローを同様の社債の発行や新規借入を行った場合に想定される利率で割引いて測定しています。

 変動金利による借入金は、短期間で市場金利を反映し、また、信用状態は実行後大きく異なっていないため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によって測定しています。

 なお、短期借入金及びコマーシャル・ペーパーは、短期間で決済されるため、公正価値は帳簿価額にほぼ等しいことから、当該帳簿価額によって測定しています。

 

 償却原価で測定される主な金融商品の帳簿価額と公正価値は以下のとおりです。なお、帳簿価額と公正価値がほぼ等しい金融商品は下表に含めていません。

(単位:百万円)

 

 

前連結会計年度

(2020年3月31日)

当第3四半期連結会計期間

(2020年12月31日)

帳簿価額

公正価値

帳簿価額

公正価値

金融資産

 

 

 

 

リース債権

36,891

36,819

39,085

39,077

金融負債

 

 

 

 

社債

69,737

69,513

119,567

120,548

借入金

116,036

118,053

164,221

167,883

 

17.非継続事業

(1)非継続事業の概要

 当社は、2020年9月30日付で、日本産業パートナーズ株式会社が設立した特別目的会社であるOJホールディングス株式会社と、当社の映像事業の譲渡に関する株式譲渡契約を締結いたしました。れに伴い映像事業に関わる損益を、当第3四半期連結累計期間において非継続事業に分類するとともに、前第3四半期連結累計期間についても再表示しています。なお、映像事業の譲渡は、2021年1月1日付で完了しています。詳細については、注記「20.後発事象」に記載しています。

 

(2)非継続事業の損益

 非継続事業の損益は、以下の通りです。

(単位:百万円)

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年12月31日)

売上高

33,736

20,915

売上原価

20,385

14,640

売上総利益

13,351

6,275

販売費及び一般管理費

18,177

13,572

持分法による投資損益

-

-

その他の収益

40

64

その他の費用(注)

1,409

44,760

営業利益(△は損失)

△6,195

△51,993

金融収益

42

0

金融費用

176

90

税引前四半期利益(△は損失)

△6,329

△52,083

法人所得税費用

75

204

非継続事業からの四半期利益(△は損失)

△6,404

△52,287

(注) 前第3四半期連結累計期間のその他の費用には、映像事業における事業用資産について、市場環境の変化等により取得時に想定していた収益を見込めなくなったことから回収可能価額まで減額したことによる減損損失1,376百万円が含まれております。

 当第3四半期連結累計期間のその他の費用には、映像事業譲渡に関する損失44,656百万円(譲渡契約に基づく費用負担に係る引当額28,136百万円、棚卸資産14,910百万円、固定資産等1,610百万円)が含まれております。

 

(3)非継続事業のキャッシュ・フロー

 非継続事業のキャッシュ・フローは、以下の通りです。

(単位:百万円)

非継続事業のキャッシュ・フロー

前第3四半期連結累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2020年4月1日

至 2020年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△3,427

△2,970

投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△2,023

△856

財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)

△35

△68

 

 

 

18.企業結合

前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)

 該当事項はありません。

 

当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)

(Arc Medical Design Limitedの取得)

(1)企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称  Arc Medical Design Limited(以下、「Arc Medical Design社」)

事業の内容     大腸内視鏡を用いた診断及び治療に対する補助デバイスの開発及び製造

② 企業結合を行った主な理由

 当社は、早期診断及び低侵襲治療に対する当社のコアコンピタンスをより強固なものとするため、自社開発にとどまらず、最適なパートナーを買収することを通じて、消化器疾患治療機器のラインアップ拡充や大腸がんの診断・治療補助デバイスの開発に努めています。

 今回の買収により、当社はArc Medical Design社の革新的な製品に関するすべての権利を取得いたしました。当社はこれまでもArc Medical Design社の主力製品であるENDOCUFF VISION™について、欧米市場で独占販売契約を有していましたが、今後は全ENDOCUFF製品群に関する設計、製造、販売、事業戦略を担うことになります。本製品群の導入により、医療コストの削減、及び患者様のQOL向上にさらに貢献してまいります。

③ 取得した議決権付資本持分の割合

100%

④ 取得日

2020年8月7日

⑤ 被取得企業の支配を獲得した方法

現金を対価とする株式取得

 

(2)取得関連費用

 取得関連費用として67百万円を「販売費及び一般管理費」に計上しています。

 

(3)取得日における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値

 

(単位:百万円)

 

金額

支払対価の公正価値

 

 現金

3,472

 条件付対価

484

合計

3,956

 

 

取得資産及び引受負債の公正価値

 

 現金及び現金同等物

79

 有形固定資産

0

 無形資産

1,239

 その他の資産

5

 繰延税金負債

△236

 その他の負債

△48

取得資産及び引受負債の公正価値(純額)

1,039

のれん

2,917

合計

3,956

 

 支払対価は、取得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しています。なお、これらの配分は完了していないため、上記金額は現時点での最善の見積りによる暫定的な公正価値であり、取得日時点で存在していた事実や状況に関する追加的な情報が得られ評価される場合は、取得日から1年間は上記金額を修正することがあります。

 

 のれんの内容は、主に、期待される将来の超過収益力の合理的な見積りにより発生したものです。なお、当該のれんについて税務上、損金算入を見込んでいる金額はありません。

 

(4)条件付対価

 条件付対価は、Arc Medical Design社製品の売上高に応じて将来の一定期間に渡りArc Medical Design社の旧株主に対して支払われるロイヤルティであり、その公正価値は、将来の販売予測や貨幣の時間的価値を考慮して計算しております。なお、当該ロイヤルティについては支払額の上限は設けられておりません。

 条件付対価の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。条件付対価に係る公正価値変動額のうち、貨幣の時間的価値の変動に基づく部分を「金融費用」に計上するとともに、貨幣の時間的価値以外の変動に基づく部分を「その他の収益」または「その他の費用」に計上しております。

 

(5)当社グループに与える影響

 当該企業結合に係る取得日以降の損益情報及び当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の損益情報は、要約四半期連結損益計算書に与える影響額に重要性が乏しいため、記載を省略しています。

 なお、当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の損益情報は、監査法人の四半期レビューを受けていません。

 

 

(FH ORTHO SASの取得)

(1)企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称  FH ORTHO SAS(以下、「FH ORTHO社」)

事業の内容     整形外科用器具の開発・製造・販売

② 企業結合を行った主な理由

 当社は、子会社であるオリンパステルモバイオマテリアル株式会社を通じて、日本国内においてすでに整形外科事業を展開しており、人工骨、HTO(高位脛骨骨切り術)用金属プレート、その他関連製品の製造・販売を行っています。また、当社は、より正確で安全な生体組織(骨)の破砕、及び切除をサポートするために、関節鏡下で初めてとなる超音波技術を用いた手術装置を開発いたしました。

 今回の買収により、当社は靭帯再建術や足関節固定術、外傷手術などにおいて使用される、革新的で患者様のQOL向上に貢献する製品のポートフォリオを強化します。また、当社の整形外科向けの製品を、FH ORTHO社が持つグローバルな販売ルートで展開するとともに、FH ORTHO社の主力製品の一部を日本国内で販売することで、当社グループの販路拡大と事業の成長を促進します。低侵襲手術に貢献する、より多くの製品・ソリューションの導入、販路拡大により、当社はグローバル・メドテックカンパニーとしてのポジションを更に強化していきます。

③ 取得した議決権付資本持分の割合

100%

④ 取得日

2020年11月2日

⑤ 被取得企業の支配を獲得した方法

現金を対価とする株式取得

 

(2)取得関連費用

 取得関連費用として403百万円を「販売費及び一般管理費」に計上しています。

 

 

(3)取得日における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値

 

(単位:百万円)

 

金額

支払対価の公正価値

 

 現金

5,557

 条件付対価

194

合計

5,751

 

 

取得資産及び引受負債の公正価値

 

 現金及び現金同等物

120

 営業債権及びその他の債権

618

 棚卸資産

2,194

 その他の流動資産

1,135

 有形固定資産

993

 無形資産

507

 繰延税金資産

472

 営業債務及びその他の債務

△727

 社債及び借入金

△3,053

 引当金

△460

 その他の流動負債

△747

 退職給付に係る負債

△206

 その他の非流動負債

△338

取得資産及び引受負債の公正価値(純額)

508

のれん

5,243

合計

5,751

 

 支払対価は、取得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しています。なお、これらの配分は完了していないため、上記金額は現時点での最善の見積りによる暫定的な公正価値であり、取得日時点で存在していた事実や状況に関する追加的な情報が得られ評価される場合は、取得日から1年間は上記金額を修正することがあります。

 

 のれんの内容は、主に、期待される将来の超過収益力の合理的な見積りにより発生したものです。なお、当該のれんについて税務上、損金算入を見込んでいる金額はありません。

 

(4)条件付対価

 条件付対価は、企業結合後のFH ORTHO社の特定の業績指標の達成水準に応じて支払う契約となっており、支払額の上限は2,550千ユーロです。その公正価値は、将来の業績予測や貨幣の時間的価値を考慮して計算しております。

 条件付対価の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。条件付対価に係る公正価値変動額のうち、貨幣の時間的価値の変動に基づく部分を「金融費用」に計上するとともに、貨幣の時間的価値以外の変動に基づく部分を「その他の収益」または「その他の費用」に計上しております。

 

(5)当社グループに与える影響

 当該企業結合に係る取得日以降の損益情報及び当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の損益情報は、要約四半期連結損益計算書に与える影響額に重要性が乏しいため、記載を省略しています。

 なお、当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の損益情報は、監査法人の四半期レビューを受けていません。

 

(Veran Medical Technologies,Inc.の取得)

(1)企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称  Veran Medical Technologies,Inc.(以下、「VMT社」)

事業の内容     呼吸器科関連医療機器の製造・販売

② 企業結合を行った主な理由

 VMT社が持つ電磁ナビゲーションシステムは、細く枝分かれした気管支末梢部への気管支鏡や処置具の挿入を支援するシステムであり、気管支末梢部にある病変の位置の特定や、病変部の細胞採取をサポートします。気管支鏡およびラジアルEBUS(気管支内超音波)などの当社の既存の呼吸器科向け製品と組み合わせて使用することで、病変部へのスムーズなアクセスや、肺がんの確定診断における更なる貢献が期待できます。今回の買収により、当社の呼吸器事業の製品ラインアップが強化されるだけでなく、VMT社の経験豊富なセールススタッフにより北米における販売体制が大幅に強化されます。呼吸器科市場における当社の競争力を向上させることで、呼吸器疾患の早期診断・低侵襲治療により一層貢献してまいります。

③ 取得した議決権付資本持分の割合

100%

④ 取得日

2020年12月29日

⑤ 被取得企業の支配を獲得した方法

現金を対価とする株式取得

 

(2)取得関連費用

 取得関連費用として440百万円を「販売費及び一般管理費」に計上しています。

 

(3)取得日における支払対価、取得資産及び引受負債の公正価値

 

(単位:百万円)

 

金額

支払対価の公正価値

 

 現金

31,050

 条件付対価

2,588

合計

33,638

 

 

取得資産及び引受負債の公正価値

 

 現金及び現金同等物

384

 営業債権及びその他の債権

471

 棚卸資産

1,431

 有形固定資産

41

 その他の資産

174

 繰延税金資産

1,618

 営業債務及びその他の債務

△149

 その他の負債

△861

取得資産及び引受負債の公正価値(純額)

3,109

のれん

30,529

合計

33,638

 

 支払対価は、取得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しています。なお、これらの配分は完了していないため、上記金額は現時点での最善の見積りによる暫定的な公正価値であり、取得日時点で存在していた事実や状況に関する追加的な情報が得られ評価される場合は、取得日から1年間は上記金額を修正することがあります。

 

 のれんの内容は、主に、期待される将来の超過収益力の合理的な見積りにより発生したものです。なお、当該のれんについて税務上、損金算入を見込んでいる金額はありません。

(4)条件付対価

 条件付対価は、企業結合後のVMT社の特定の業績指標の達成水準等に応じて支払う契約となっており、支払額の上限は40,000千USドルです。なお、条件付対価の公正価値のヒエラルキーのレベルはレベル3であります。

 

(5)当社グループに与える影響

 当該企業結合に係る取得日以降の損益情報及び当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の損益情報は、要約四半期連結損益計算書に与える影響額に重要性が乏しいため、記載を省略しています。

 なお、当該企業結合が期首に行われたと仮定した場合の損益情報は、監査法人の四半期レビューを受けていません。

 

 

19.偶発債務

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事項から、重要な変動はありません。

 

 

20.後発事象

(取得による企業結合)

(1)企業結合の概要

① 被取得企業の名称及びその事業の内容

被取得企業の名称  Quest Photonic Devices B.V.(以下、「Quest社」)

事業の内容     医療機器の開発・製造・販売

② 企業結合を行った主な理由

 Quest社は、先進的な医療用蛍光イメージングシステムの開発、製造、販売を行っている企業で、外科領域のイメージング技術の革新に貢献しています。様々な光の波長を活用したイメージング技術の開発に強みを持っており、開腹手術や腹腔鏡手術における蛍光ガイド手術用のイメージングシステム「Spectrum®」をはじめ、光線力学療法向け機器など幅広い医療用イメージング機器を提供しています。

 当社はこれまでも外科内視鏡イメージングの分野において4K、3Dなどの技術を導入してきましたが、今回の買収により、蛍光イメージング技術および製品ラインアップを強化することで、より正確で安全な外科手術の実現に貢献してまいります。

③ 取得した議決権付資本持分の割合

100%

④ 取得日

2021年2月9日

⑤ 被取得企業の支配を獲得した方法

現金を対価とする株式取得

 

(2)取得対価

 50百万ユーロ(予定)

 なお、取得対価には条件付対価が含まれており、契約内容に基づき算出され得る取得対価の上限額を記載しています。

 

 要約四半期連結財務諸表の承認日までに当該企業結合の当初の会計処理が完了していないため、当企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の公正価値並びにその主な内訳、のれん、取得関連費用、当社グループに与える影響に関する詳細な情報は開示していません。

 

(映像事業の譲渡)

 当社は2020年9月30日に締結した日本産業パートナーズ株式会社(以下、JIP)との株式譲渡契約に基づき、当社が保有するOMデジタルソリューションズ株式会社の株式総数の95%(発行済株式総数の95%)を2021年1月1日付で譲渡いたしました。これにより、当社はOMデジタルソリューションズ株式会社に対する支配を喪失しています。

 

① 譲渡の理由

 近年では、スマートフォンの進化に伴う市場の急激な縮小等、デジタルカメラの市場環境は極めて厳しい状況にあります。当社はこれまでコスト構造の見直しや事業の効率化に向けたさまざまな施策に取り組んでまいりましたが、映像事業は2020年3月期まで3期連続で営業損失を計上するに至っています。このような状況の中で、当社は、映像事業をよりコンパクトで筋肉質かつ機動的な組織構造へとすべく分社化し、JIPのもとで事業を展開することが、映像事業の自律的かつ持続的な成長を実現に資すると判断いたしました。

② 譲渡した相手会社の名称

OJホールディングス株式会社

(OJホールディングス株式会社は、JIPが管理・運営等をする特別目的会社です)

③ 譲渡の時期

2021年1月1日

④ 譲渡する子会社の名称及び事業内容

名称

OMデジタルソリューションズ株式会社

事業内容

ミラーレス一眼を中心としたデジタルカメラや交換レンズ、ICレコーダーなどのオーディオ製品等の製造及び販売等に関する事業

⑤ 譲渡する株式の数及び売却後の持分

譲渡する株式の数

19株

譲渡後の持分

5%

⑥ 連結財務諸表への影響

 当該事業譲渡による損益影響は、譲渡契約に基づく費用負担に応じて当第3四半期連結累計期間に反映済みです。詳細については、注記「17.非継続事業」に記載しています。

 

 

(国内販売機能再編に係る会社分割の決定)
 当社は、会社分割の方法により、医療及び科学事業の国内販売機能(以下、「本対象機能」)に関する権利義務を、当社の完全子会社であるオリンパスメディカルサイエンス販売株式会社(以下、「OMSJ」)に承継させる会社分割(以下、「本会社分割」)を行うこととし、OMSJと吸収分割契約を締結することを、2021年2月12日付で、決定いたしました。

 

1.取引の概要

①対象となった事業の名称及びその事業の内容

事業の名称 内視鏡事業、治療機器事業及び科学事業

事業の内容 上記事業の国内販売機能

承継する資産、負債の帳簿価額

総資産 24,400百万円

負債    6,000百万円

純資産 18,400百万円

承継する資産、負債の帳簿価額は、2021年2月12日現在での見込み額であり、実際に承継する金額は、上記

の金額と異なります。

 

②会社分割の効力発生日

 2021年10月1日(予定)

 

③会社分割の法的形式

 当社を吸収分割会社とし、OMSJを吸収分割承継会社とする吸収分割

 

④会社分割後企業の状況

 当社の名称、所在地、代表者の役職・氏名、事業内容、資本金及び決算期について、本会社分割による変更はありません。OMSJは、本会社分割の効力発生日と同日付で、商号を「オリンパスマーケティング株式会社」に変更する予定です。その他、本会社分割によるOMSJの事業内容、資本金及び決算期の変更はありません。

 

2.取引の目的を含む取引の内容

 2020年11月13日付適時開示「当社グループにおける国内販売機能再編の検討開始に関するお知らせ」でお知らせいたしました通り、当社は、2021年10月1日に、当社グループにおける国内販売機能の再編を実施する予定です。
 現在、当社グループの国内販売機能は、当社及びOMSJが担っておりますが、この2社の医療及び科学事業の国内販売機能を統合することで、「柔軟な人員配置」や「パートナーとの連携強化」、さらには「全国統一の施策の展開」や「優秀人材の獲得・リテンション」等を実現し、販売体制の強化を目指します。
 本会社分割は、かかる国内販売機能の再編を実施し、当社の本対象機能に関する権利義務をOMSJに承継させることを目的として行うものです。

 なお、本件会社分割が当社の連結業績に与える影響は、軽微です。

 

 

2【その他】

(過去の損失計上先送り問題に関する旧取締役を被告とする損害賠償請求訴訟)

 当社の過去の損失計上先送り問題に関する当社旧取締役5名に対する損害賠償請求訴訟について、東京高等裁判所より2019年5月16日付で旧取締役3名に対して、当社の請求を認容する判決が下されましたが、当社は、当該判決の一部(旧取締役2名に対する請求の棄却)を不服として、最高裁判所に上告及び上告受理申立てをしておりました。(但し、上告については、上告受理申立理由書の提出と同時に取下げております。)また、請求が認容された2名は当該判決の一部を不服として、最高裁判所に上告及び上告受理申立てをしておりました。
 本件について、2020年10月22日付で、最高裁判所より、当社の上告不受理、また、旧取締役2名の上告棄却及び上告不受理の決定がなされました。
 これにより、過去の損失計上先送り問題に関する旧取締役を被告とする損害賠償請求訴訟は全て終結いたしました。