(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、自動車および電子部品業界をはじめとして成長分野に対する設備投資が本格化するなか、緩やかな回復基調で推移しました。海外経済については、北朝鮮問題等のリスク要素はあるものの、中国や欧米における電気自動車(EV)シフトの動きや、スマートフォンの高機能化が後押しする形で比較的安定した成長が続きました。
このような環境の下、当社は中期の経営構想の中で3つの経営ビジョン「温度ソリューションにおいて、グローバルナンバーワンを目指す」「現場に密着したエンジニアリング活動により、顧客に感動される企業を目指す」「すべてのステークホルダーを尊重し、企業価値の向上と持続的成長を目指す」を掲げ、積極的な成長戦略を展開してまいります。
そのための方策として、製品毎に企画から発売までの開発プロセスをすべて統括するプロダクトマネージャーを設置して製品ロードマップを策定し、半導体、新素材、エネルギー、ライフサイエンス等の成長産業を対象に IoT技術などを組み込んで市場を開拓するプロジェクト活動を展開しております。
また、国内各地域および海外各国の営業拠点単位で、顧客毎のニーズにマッチした製品やソリューションを提供すべく個社戦略を策定し、ベースロード受注と成長戦略での機器やシステムの受注拡大に、生販一体で取り組んでおります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績につきましては、売上高は9,046百万円(前年同四半期比14.8%増)となりました。利益面につきましては、営業利益が258百万円(前年同四半期比448.0%増)、経常利益312百万円(前年同四半期は経常利益9百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益170百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失62百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①計測制御機器
売上高は3,528百万円(前年同四半期比8.9%増)、セグメント利益(営業利益)は524百万円(前年同四半期比1.4%減)となりました。電子部品関連の製造用途向けの販売が総じて順調であり、海外では中国での販売が増加いたしました。主要顧客に対する販売促進活動も一定の成果をあげましたが、一部の高付加価値製品の販売が伸び悩んだため、セグメント利益は微減となりました。
②計装システム
売上高は3,065百万円(前年同四半期比29.3%増)、セグメント利益(営業利益)は145百万円(前年同四半期比572.0%増)となりました。家電用のコンプレッサー性能試験装置の販売が好調であり、カーエアコン用の同装置も増加しました。その他、電子部品関連の製造用途向けについても好調に推移いたしました。
③センサ
売上高は2,067百万円(前年同四半期比5.8%増)、セグメント利益(営業利益)は319百万円(前年同四半期比23.7%増)となりました。半導体および二次電池関連の製造用途向けの温度センサ、ならびに高温新素材関連の製造用途向けの放射温度計の販売が順調に推移いたしました。
④その他
売上高は383百万円(前年同四半期比21.3%増)で、セグメント利益(営業利益)は50百万円(前年同四半期比42.8%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて96百万円減少し、24,133百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ69百万円減少し、15,917百万円となりました。主な増減は、現金及び預金の増加298百万円、有価証券の増加99百万円、受取手形及び売掛金の減少507百万円、たな卸資産の減少57百万円であります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ27百万円減少し、8,215百万円となりました。主な増減は、投資その他の資産の増加143百万円、有形固定資産の減少72百万円、無形固定資産の減少98百万円であります。
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて103百万円減少し、9,669百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ109百万円増加し、6,858百万円となりました。主な要因は支払手形及び買掛金の増加37百万円等であります。
固定負債は、長期借入金の減少等があり前連結会計年度末に比べ213百万円減少し2,810百万円となりました。
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7百万円増加し、14,463百万円となりました。主な要因はその他の包括利益累計額合計の増加182百万円等であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
①営業活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期の271百万円の支出と比べ1,477百万円増加し1,205百万円の収入となりました。税金等調整前四半期純利益は342百万円で、減価償却費394百万円、売上債権の減少589百万円等が主な増加要因となりました。一方、減少要因は、貸倒引当金の減少24百万円、受取利息及び受取配当金26百万円等であります。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期の80百万円の支出と比べ217百万円支出増となり298百万円の支出となりました。主な支出は有形固定資産の取得195百万円、有価証券・投資有価証券の取得100百万円、無形固定資産の取得54百万円等であります。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは前年同四半期の525百万円の支出と比べ94百万円増の619百万円の支出となりました。これは主に短期借入金の返済104百万円、長期借入金の返済141百万円、配当金の支払297百万円等によるものであります。
これらの結果、現金及び現金同等物の当第2四半期連結会計期間末残高は前連結会計年度末3,843百万円に比べ298百万円増加し、4,142百万円となりました。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は426百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。