(1)財政状態及び経営成績の状況
経営成績
当第3四半期連結累計期間(2018年4月1日~12月31日)における世界経済は、米国経済は好調に推移しましたが、通商問題の影響や中国経済の鈍化傾向等により減速化が顕在化しつつあります。わが国経済は、企業収益が高水準で推移する中、個人消費の持ち直しや設備投資の増加等緩やかな回復基調となりましたが、世界経済に対する懸念から不透明感が高まっています。
このような状況のもと、当社グループは中期経営計画(2019年3月期から2021年3月期)に基づき、需要の増加が見込まれる半導体・電子部品、二次電池、新素材、医療医薬管理の成長市場、ならびに4つの市場に連関するIoT分野および産業の裾野が広い航空機・自動車分野に対して、温度に関わる計測・制御分野の製品・サービスの提案活動を展開し、生産・販売・開発部門が一体となって需要開拓を推進しています。
当期は、電子部品関連向けを中心に受注高は引き続き堅調に推移し、17,470百万円(前年同四半期比4.4%増)となりました。売上高は15,043百万円(前年同四半期比9.7%増)となり、第3四半期累計期間として過去最高でした。損益面においては、営業利益は975百万円(前年同四半期比80.9%増)となり、経常利益1,048百万円(前年同四半期比67.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益631百万円(前年同四半期比78.8%増)については、ともに過去最高となりました。
セグメント別の状況は、次のとおりであります。
①計測制御機器
売上高は5,886百万円(前年同四半期比11.1%増)、セグメント利益(営業利益)は1,094百万円(前年同四半期比37.3%増)となりました。電子部品関連の製造装置用を中心に増収基調が継続し、温度調節計およびサイリスタレギュレータの販売が国内、中国および韓国向けを中心に伸長しました。また電気炉用およびビル空調用についても需要が堅調でした。
②計装システム
売上高は5,134百万円(前年同四半期比9.0%増)、セグメント利益(営業利益)は330百万円(前年同四半期比10.4%増)となりました。電子部品関連の製造装置向けの制御盤の売上増加が前年度から継続しています。他には家電用エアコン開発用途を中心にコンプレッサー性能試験装置が好調なことに加え、研究開発需要を背景に、燃料電池評価試験装置の販売が伸びました。また、ライフサイエンス分野においては、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインに関連した、医薬品の輸送・保管に関わる温度管理の需要の高まりにより、売上が増加しています。
③センサ
売上高は3,400百万円(前年同四半期比8.6%増)、セグメント利益(営業利益)は617百万円(前年同四半期比32.6%増)となりました。半導体・電子部品関連の製造装置向けを中心に放射温度計および温度センサが引き続き好調でした。この他にも、石炭サイロ用の温度センサを中心に売上が伸長しました。
④その他
売上高は621百万円(前年同四半期比9.4%増)で、セグメント利益(営業利益)は120百万円(前年同四半期比58.6%増)となりました。
財政状態
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べて74百万円減少し、26,322百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ105百万円増加し、17,784百万円となりました。主な増減は、現金及び預金の増加701百万円、有価証券の増加193百万円、たな卸資産の増加658百万円、受取手形及び売掛金の減少1,829百万円等であります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ180百万円減少し、8,537百万円となりました。主な増減は、有形固定資産の増加32百万円、無形固定資産の減少120百万円、投資その他の資産の減少92百万円等であります。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べて70百万円減少し、10,965百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ126百万円増加し、8,468百万円となりました。主な要因は短期借入金の増加467百万円、支払手形及び買掛金の減少246百万円等であります。
固定負債は、長期借入金の減少等があり前連結会計年度末に比べ197百万円減少し2,497百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4百万円減少し、15,356百万円となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は769百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。