当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年12月31日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により経済活動が大幅な制限を受け、景気は低迷しました。各国の経済対策により、持ち直しの動きが見られるものの、国や地域により改善幅に差が見られました。わが国経済におきましても、各種政策効果により景気は持ち直しの動きが見られるものの、個人消費が低迷し設備投資が弱含むなど、厳しい状況が続きました。
当社グループを取り巻く事業環境は、半導体業界では、5GやAI、IoT向けの需要拡大に加え、リモートワークの急増に伴う需要の増加などにより、設備投資が増加しました。FPD業界では、大型液晶パネル向け投資に代わり、OLED用中小型パネル向け投資が中心となりました。印刷関連機器においては、景気低迷の影響を受け、設備投資が減少しました。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、現金及び預金や保有株式の時価上昇に伴い投資有価証券が増加したことなどから、前連結会計年度末に比べ259億9千8百万円(7.5%)増加し、3,739億6千2百万円となりました。
負債合計は、短期借入金は減少したものの、仕入債務や前受金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べ43億2百万円(2.5%)増加し、1,781億2千4百万円となりました。
純資産合計は、配当金の支払いの一方で、保有株式の時価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加や親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、前連結会計年度末に比べ216億9千5百万円(12.5%)増加し、1,958億3千8百万円となりました。
以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の自己資本比率は、52.3%となりました。
b. 経営成績
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は2,164億6千7百万円と前年同期に比べ、95億8千3百万円(4.2%)減少しました。利益面につきましては、売上は減少したものの、採算性の改善や固定費の抑制などにより、前年同期に比べ、営業利益は53億9千9百万円(73.0%)増加の127億9千6百万円、経常利益は40億6千9百万円(56.6%)増加の112億6千2百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は32億3千5百万円(68.4%)増加し79億6千4百万円となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(半導体製造装置事業:SPE)
半導体製造装置事業では、前年同期に比べ、ロジック向けの売上は減少したものの、ファウンドリー向けの売上が増加しました。地域別では、北米向けの売上は減少しましたが、中国向けや国内向けの売上が増加しました。その結果、当セグメントの売上高は1,620億1千9百万円(前年同期比2.2%増)となりました。利益面では、採算性の改善や固定費の抑制などにより、152億1千1百万円の営業利益(前年同期比41.3%増)となりました。
(グラフィックアーツ機器事業:GA)
グラフィックアーツ機器事業では、コロナ禍による景気低迷の影響を受け、装置売上が減少したことなどから、当セグメントの売上高は262億5千3百万円(前年同期比23.5%減)となりました。利益面では、固定費を抑制したものの売上の減少などにより、2千4百万円の営業損失(前年同期は10億3千8百万円の営業利益)となりました。
(ディスプレー製造装置および成膜装置事業:FT)
ディスプレー製造装置および成膜装置事業では、OLED用中小型パネル用製造装置の売上は増加したものの、大型液晶パネル用製造装置の売上が減少したことから、当セグメントの売上高は198億1千万円(前年同期比21.7%減)となりました。利益面では、前年同期に比べ採算性は改善したものの、売上が低調であったことから、8億7千6百万円の営業損失(前年同期は27億9千9百万円の営業損失)となりました。
(プリント基板関連機器事業:PE)
プリント基板関連機器事業では、韓国向けの売上は減少したものの、中国向けの売上が増加したことから、当セグメントの売上高は69億6千3百万円(前年同期比6.1%増)となりました。利益面では、売上の増加や固定費の抑制などにより、3億円の営業利益(前年同期は1億8千7百万円の営業損失)となりました。
(その他事業)
その他事業の外部顧客への売上高は15億5千9百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ137億6千3百万円増加し、492億8千3百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益、仕入債務の増加、減価償却費などの収入項目により、329億8千万円の収入(前年同期は12億8千9百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、研究開発設備等の有形固定資産を取得したことなどにより、36億5千2百万円の支出(前年同期は82億2千6百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済や配当金の支払いなどにより、154億5千1百万円の支出(前年同期は146億2千2百万円の収入)となりました。
(3)経営方針、経営環境及び対処すべき課題等
当社は、2020年7月29日開催の取締役会において、2021年3月期を初年度とする中期経営計画「Value Up 2023」を策定いたしました。詳細につきましては、第80期第1四半期報告書をご参照ください。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間は研究開発費として154億9千1百万円を投入いたしました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に完了したものは次のとおりであります。
|
会社名 |
事業所名 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資額 |
完成年月 |
完成後の増加能力 |
|
Laser Systems & Solutions of |
本社事業所 ジュヌヴィリエ市) |
SPE |
半導体製造装置生 |
1,388 |
2020年6月 |
100% |
(注)投資額には使用権資産への投資(952百万円)が含まれております。
(6)設備の新設、除却等の計画
当連結会計年度における新設、除却等の計画は、前連結会計年度の有価証券報告書提出日時点において未定でありましたが、2020年7月29日開催の取締役会において策定いたしました。
第80期第1四半期報告書に記載の内容からの重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。