当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクは、新型コロナウイルス感染症が拡大した場合の生産拠点の操業停止や減産などであります。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行は、各地域でのサプライチェーンや生産活動に混乱をきたしております。当社グループの一部の生産拠点でも、政府等当局からの出勤禁止令発令により、一時的な操業停止や減産などが生じました。第2四半期連結会計期間までには概ね通常稼働に戻っておりますが、足元の再拡大の経過によっては、当社グループの事業活動及び収益確保に影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間末(2020年10月31日)現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け停滞していた経済活動が徐々に再開され、持ち直しが見られるものの、感染再拡大の懸念や米中貿易摩擦の長期化など、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主たる供給先の状況として、自動車業界においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により一時は低迷していた自動車の生産・販売台数が回復傾向となり、また、電動車関連の需要については成長基調に変わりなく推移いたしました。半導体業界においては、情報通信機器関連向け半導体や5G向け半導体の需要は拡大が継続し、車載向け半導体の一部には回復も見られますが、今後の需要動向については予想し難い状況にあります。
このような事業環境のもと、当社グループは、省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の受注拡大及び、全グループを挙げて生産性向上と原価低減に取り組みました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は695億1百万円(前年同期比7.8%増)となりました。利益面では、電子部品事業と電機部品事業が増収となったことなどにより、営業利益は18億8千4百万円(前年同期は営業損失1億4百万円)、経常利益は20億1千4百万円(前年同期は経常損失2千2百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億8千1百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失3億1千7百万円)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
(金型)
金型事業については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、景気の先行きに対する懸念が続いたことにより需要は低迷しました。その結果、売上高は63億6千5百万円(前年同期比4.3%減)となりました。営業利益は今後の需要回復を見据えた生産能力増強のための設備投資を実施したことにより減価償却費などの営業費用が増加した結果、6億4千万円(前年同期比25.4%減)となりました。
(電子部品)
電子部品事業については、今後の需要動向に不透明さがあるものの、情報通信機器関連向け半導体や5G向け半導体の需要拡大、車載向け半導体の需要回復などの受注変動に適宜対応しました。その結果、売上高は290億6千8百万円(前年同期比6.8%増)となりました。営業利益は増収と固定費の削減に取り組んだ結果、8億8千5百万円(前年同期は営業損失11億8千1百万円)となりました。
(電機部品)
電機部品事業については、自動車メーカーの操業停止・減産の影響で一時は低迷したものの、電動車向け駆動・発電用モーターコアの需要の成長基調は変わっておらず、売上高は369億2千6百万円(前年同期比13.6%増)となりました。営業利益は増収の結果、25億7千2百万円(前年同期比17.0%増)となりました。
(工作機械)
工作機械事業については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による景気の先行きに対する懸念から需要は低迷し、販売台数は大幅に減少しました。その結果、売上高は6億3千7百万円(前年同期比50.7%減)、営業損失は1億5千8百万円(前年同期は営業利益9千5百万円)となりました。
なお、上記セグメント売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高34億9千6百万円を含めて表示しております。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ59億4千3百万円増加し954億5千1百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金や有形固定資産が増加したことによるものであります。
負債合計は55億7千万円増加し492億1千9百万円となりました。これは主に長期借入を実施したことによるものであります。
純資産合計は3億7千3百万円増加し462億3千2百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により増加したものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、記載を省略しております。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はなく、また、新たに生じた課題はありませんが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響については、今後も経過を注視し、必要な対策を適宜実施する予定であります。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、293百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第3四半期連結累計期間に重要な変更があったものは、次のとおりであります。
重要な設備の新設等
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会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメントの 名称 |
設備の内容 |
投資予定金額 |
資金調達 方法 |
着手及び完了予定年月 |
完成後の 増加能力 |
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|
総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
着手 |
完了 |
||||||
|
提出会社 八幡事業所 |
福岡県 北九州市 八幡西区 |
電機部品 |
電機部品の製造設備 |
6,137 |
1,947 |
自己資金 及び借入金 |
2020年2月 |
2022年7月 |
20% |
|
三井高科技(上海) 有限公司 |
中華人民 共和国 上海市 |
電子部品 電機部品 |
電子部品及び電機部品の 製造設備 |
5,060 |
336 |
自己資金 及び借入金 |
2020年1月 |
2022年5月 |
80% |
|
提出会社 岐阜事業所 |
岐阜県 可児市 |
電機部品 |
電機部品の製造設備 |
4,362 |
1,998 |
自己資金 及び借入金 |
2020年2月 |
2021年10月 |
90% |
|
ミツイ・ハイテック (ヨーロッパ) エスペーゾー |
ポーランド オポーレ県 |
電機部品 |
建物及び 電機部品の 製造設備 |
5,263 |
3,067 |
自己資金 及び借入金 |
2020年2月 |
2022年11月 |
新規 |
|
三井高科技(広東) 有限公司 |
中華人民 共和国 東莞市 |
電機部品 |
電機部品の 製造設備 |
3,228 |
1,054 |
自己資金 及び借入金 |
2020年5月 |
2022年4月 |
200% |
|
㈱三井スタンピング |
福岡県 北九州市 八幡東区 |
電機部品 |
電機部品の 製造設備 |
1,262 |
633 |
自己資金 及び借入金 |
2020年5月 |
2022年2月 |
90% |
(8)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、金型事業の受注実績が21億9千6百万円(対前年同期比31.4%減)、工作機械事業の販売実績が5億2千4百万円(対前年同期比52.7%減)、生産実績が5億2千3百万円(対前年同期比52.7%減)と著しく減少しております。
なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。