第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間末(2022年10月31日)現在において当社グループが判断したものであります。

第1四半期連結会計期間の期首より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しており、前年同期比較は、当該会計基準等の適用前の前第3四半期連結累計期間の数値を用いております。収益認識会計基準等の適用が業績に与える影響の詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (会計方針の変更)及び(セグメント情報) 2.報告セグメントの変更に関する事項」に記載しております。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、中国のロックダウンによるサプライチェーンの混乱や欧州における地政学リスクの顕在化、世界的なインフレ進行や各国の金融引き締め政策による急激な為替変動等により、先行き不透明な状況が続きました。

 当社グループの主たる供給先の状況として、自動車業界においては、中国のロックダウンや半導体不足により、自動車各社の減産が継続したものの、電動車関連の需要は堅調に推移しました。また、半導体業界においては、期初来、総じて好調に推移していましたが、情報端末向け半導体の需要減少による在庫調整の影響等から、市況は悪化へと転じました。

 このような事業環境のもと、当社グループは超精密加工技術を核として、省資源・省エネルギーに貢献する製品・部品の受注拡大を図るとともに、顧客ニーズに応えるため、グローバル供給体制の強化を推し進めました。加えて、全グループを挙げて生産性向上、原価低減等に取り組みました。

 これらの活動に加え、為替相場において大幅に円安が進行したことなどにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,309億2千2百万円(前年同期比32.7%増)となりました。利益面では、主に電機部品事業と電子部品事業が増収となったことなどにより、営業利益は184億9千7百万円(前年同期比93.6%増)となりました。加えて、営業外の外貨建て金融資産の円換算による為替差益の増加により、経常利益は212億円(前年同期比110.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は169億5千5百万円(前年同期比130.0%増)となりました。

 なお、自動車業界、半導体業界ともに需要環境が見通しづらい状況が続いておりますが、引き続き全グループを挙げて、収益拡大に取り組んで参ります。

 

  セグメントの業績は、次のとおりであります。

 なお、第1四半期連結会計期間から、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報) 2.報告セグメントの変更に関する事項」に記載しております。

 

(金型・工作機械)

 金型・工作機械事業については、電機部品事業、電子部品事業の好調な需要に対応しました。その結果、売上高は87億4千万円(前年同期比9.3%増)となりました。営業利益は増収の結果、9億3千5百万円(前年同期比54.6%増)となりました。

 

(電子部品)

 電子部品事業については、情報端末向け半導体の需要減少による在庫調整があったものの、好調な車載向け及び民生向け半導体の需要に対応しました。これに加え、収益性の改善に取り組んだことや大幅に円安が進行したこともあり、売上高は545億5千9百万円(前年同期比29.0%増)となり、営業利益は103億1千6百万円(前年同期比119.1%増)となりました。

 

(電機部品)

 電機部品事業については、電動車向け駆動・発電用モーターコアの堅調な需要に対応しました。その結果、売上高は730億7千4百万円(前年同期比38.3%増)となりました。営業利益は先行投資に伴う各種費用の増加があるものの、増収の影響が大きく、72億2千4百万円(前年同期比15.5%増)となりました。

 

  なお、上記セグメント売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高54億5千1百万円を含めて表示しております。

 

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ354億8千5百万円増加し1,695億2千2百万円となりました。これは主に、現金及び預金、受取手形、売掛金及び契約資産並びに有形固定資産が増加したことによるものであります。

 負債合計は145億6百万円増加し871億6千万円となりました。これは主に、買掛金が増加したこと及び長期借入を実施したことによるものであります。

 純資産合計は209億7千9百万円増加し823億6千2百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したこと及び為替換算調整勘定が増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、記載を省略しております。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はなく、また、新たに生じた課題はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費は、435百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(7)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、設備の新設、除却等の計画について重要な変更はありません。

 

(8)生産、受注及び販売の実績

 当第3四半期連結累計期間において、著しい増減があったものは次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当第3四半期連結累計期間

(自 2022年2月1日

    至 2022年10月31日)

前年同期比(%)

生産実績

電子部品(百万円)

54,448

28.8

電機部品(百万円)

74,386

39.9

受注実績

電機部品(百万円)

75,140

37.4

販売実績

電子部品(百万円)

54,559

29.0

電機部品(百万円)

73,071

38.3

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。