当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
2021年第3四半期の世界経済・日本経済は、前年より新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響が続いておりますが、先進国を中心にワクチンの接種が進み、経済も徐々に回復しております。一方、半導体をはじめとする材料の供給が引き続き世界的にひっ迫しており、先行きは不透明で予断を許さない状況が続いています。
このような状況の中、当社グループはカメラ用部品など需要が回復した製品の増産対応を進めたほか、スキャナー関係では欧米を中心に積極的な拡販活動を展開しました。その結果、当第3四半期連結累計期間の連結売上高は601億18百万円(前年同期比10.5%増)、連結経常利益は42億56百万円(前年同期比9.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は32億86百万円(前年同期比15.6%増)となりました。
なお、宇宙関連分野におきましては、2020年10月29日に打ち上げた当社製の超小型人工衛星「CE-SAT-ⅡB(シーイー・サット・ツービー)」と、打上げから4年が経過した「CE-SAT-I(シーイー・サット・ワン)」の実証実験を順調に進めており、地上の高精細画像を日々撮影しております。現在、撮影した画像の販売を始め、今後は衛星本体や内製コンポーネントの受注も順次開始してまいります。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(コンポーネント)
コンポーネントセグメントにおきましては、デジタルカメラ関係は、スマートフォンのカメラ機能の充実により厳しい状況が続いていますが、当四半期はミラーレスカメラの売上が好調に推移しています。これにより当社が製造しているシャッターユニット・絞りユニット等のカメラ部品の生産数が大幅に回復し、売上が増加しました。レーザープリンター・複合機向けのレーザースキャナーユニットは、テレワーク等の生活スタイルの変化により個人向けを中心に受注が回復しましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大や材料供給のひっ迫により、売上は減少しました。なお、ベトナム子会社において生産を行っているプリンター部品は、ベトナム国内での新型コロナウイルス感染症の再流行により生産が当初の予定を下回り、売上が減少しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は323億58百万円(前年同期比11.8%増)、営業利益は40億77百万円(前年同期比6.2%減)となりました。
(電子情報機器)
電子情報機器セグメントにおきましては、スキャナー製品関係では、中国における国内生産品の優遇傾向が強まり販売が落ち込んだものの、欧州やインドでは増加し、全体の売上は増加しました。ハンディターミナル関係では、前年に発売した新製品「BP-F400」をはじめとするモバイルプリンターの販売が前年を上回りましたが、ハンディターミナル本体やモバイル決済端末の販売が前年を下回り、売上は減少しました。レーザープリンター関係では、レーザープリンター本体やオプション等の生産を推し進め、売上は増加しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は199億58百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は25億81百万円(前年同期比36.1%増)となりました。
(その他)
その他のセグメントにおきましては、情報関連事業は、情報セキュリティ対策ソフト「SML」においてテレワーク向け分析パッケージの開発、提案を進めたほか、学校向け教務管理システム「SCHOOL AID(スクールエイド)」、顧客情報管理システム(CRM)等の受注活動を積極的に展開しましたが、各企業のシステムへの投資が縮小や延期となっており、売上は減少しました。環境機器事業は、小型電動射出成形機、歯科用ミリングマシン「MD-500」の販売が前年を上回ったほか、工場向け生産装置の販売により売上は増加しました。医療関連機器では、滅菌器や薬剤分包機の販売が前年を上回り、売上は増加しました。
これらの結果、当セグメントの売上高は78億1百万円(前年同期比8.0%増)、13億88百万円の営業損失となりました。
当第3四半期連結会計期間末の総資産は1,228億93百万円となり、前連結会計年度末に比べ56億81百万円増加しました。流動資産は799億10百万円となり、39億76百万円増加しました。固定資産は429億83百万円となり、17億5百万円増加しました。うち有形固定資産は370億71百万円となり、17億89百万円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末の負債は227億59百万円となり、前連結会計年度末に比べ31億76百万円増加しました。流動負債は169億83百万円となり、27億83百万円増加しました。固定負債は57億76百万円となり、3億93百万円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は1,001億34百万円となり、前連結会計年度末に比べ25億5百万円増加しました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は40億6百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。