第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。 

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間の世界経済・日本経済は、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株の流行による感染再拡大の影響、ロシアによるウクライナ侵攻、原材料や原油価格の上昇、半導体をはじめとする電子部品や材料等のひっ迫など厳しい状況が続き、先行きは不透明で予断を許さない状況となっています。

このような状況の中、当社グループはカメラ用部品など需要が回復した製品の増産対応を進めたほか、ドキュメントスキャナーは商談が活発化してきた地域を中心に積極的な拡販活動を展開し、売上は堅調に推移しました。その結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は454億62百万円(前年同期比15.4%増)、連結経常利益は37億37百万円(前年同期比11.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は28億55百万円(前年同期比12.5%増)となりました。

なお、宇宙関連分野におきましては、2020年10月に打ち上げた当社製の超小型人工衛星「CE-SAT-ⅡB(シーイー・サット・ツービー)」と、打上げから5年が経過した「CE-SAT-I(シーイー・サット・ワン)」の実証実験を順調に進めており、地上の高精細画像を日々撮影しております。また、衛星本体や撮影画像、内製コンポーネントの受注も順次開始しています。

スペースワン株式会社では、和歌山県串本町で日本初の民間企業が所有するロケット打上げ射場「スペースポート紀伊」を建設し、2022年度中の小型ロケット打上サービスの開始を目指し、準備を進めております。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

(コンポーネント)

コンポーネントセグメントにおきましては、デジタルカメラ関係は、当第2四半期連結累計期間も前連結会計年度に引き続きミラーレスカメラの売上が好調に推移しており、当社が製造しているシャッターユニット・絞りユニット等のカメラ部品の生産数が大幅に回復し、前年同期と比べ売上が増加しました。レーザープリンター・複合機向けのレーザースキャナーユニットは、テレワーク等のワークスタイルの変化によりパーソナル向けを中心に受注が増加したことにより、前年同期と比べ売上が増加しました。なお、ベトナム子会社において生産を行っているプリンター部品は、プリンター本体増産により部品の生産数も増え、前年同期と比べ売上が増加しました。

これらの結果、当セグメントの売上高は261億50百万円(前年同期比25.4%増)となりましたが、原材料価格高騰等の影響により、営業利益は25億45百万円(前年同期比7.9%減)となりました。

 (電子情報機器)

電子情報機器セグメントにおきましては、ドキュメントスキャナーは、日本国内や米州、中国、韓国などで販売が好調に推移し、前年同期と比べ全体の売上は増加しました。ハンディターミナル関係では、業務用情報端末の新製品「GT-50シリーズ」が販売開始となり、ハンディターミナル本体の売上が前年同期を上回りましたが、モバイルプリンターや付属品の販売が前年同期を下回り、前年同期と比べ全体の売上は減少しました。レーザープリンター関係では、レーザープリンター本体やオプション等の生産を進め、前年同期と比べ売上は増加しました。

これらの結果、当セグメントの売上高は144億40百万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は19億92百万円(前年同期比15.0%増)となりました。
 なお、当セグメントにおいて、日本国内と欧州向けに、プリントされた写真をデジタル化する用途に対応したフォトスキャナー「RS40」を発売しました。また、可動式のスポットライトを搭載し、アルミ削り出しボディを使用したポータブルBluetoothスピーカー「albos Light & Speaker」の受注・生産を開始しました。

 

 (その他)

その他のセグメントにおきましては、情報関連事業は、各企業のシステムへの投資が縮小や延期となっておりましたが、情報セキュリティ対策ソフト「SML」においてテレワークや働き方の可視化に向けた分析パッケージの開発、提案を進めたほか、学校向け教務管理システム「SCHOOL AID(スクールエイド)」、顧客情報管理システム(CRM)等の受注活動を積極的に展開し、前年同期と比べ売上は増加しました。環境機器事業では、歯科用ミリングマシン「MD-500」ならびに前連結会計年度に発売した新製品「MD-500S」の販売台数を伸ばしました。医療関連機器では、血圧計は堅調に推移し、滅菌カートリッジの販売は増加したものの、一部製品の減産の影響を受け、前年同期と比べ売上が減少しました。また、スペースワン株式会社では、小型ロケット打上げサービス開始に向けて準備を進めているため、前年同期と比べ費用が増加しました。

これらの結果、当セグメントの売上高は48億71百万円(前年同期比8.7%減)、10億10百万円の営業損失(前年同期は5億78百万円の営業損失)となりました。

 

当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,301億83百万円となり、前連結会計年度末に比べ39億14百万円増加しました。流動資産は840億3百万円となり、23億4百万円増加しました。固定資産は461億80百万円となり、16億10百万円増加しました。うち有形固定資産は408億68百万円となり、18億7百万円増加しました。

当第2四半期連結会計期間末の負債は240億25百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億54百万円増加しました。流動負債は195億72百万円となり、7億87百万円増加しました。固定負債は44億53百万円となり、1億32百万円減少しました。

当第2四半期連結会計期間末の純資産は1,061億58百万円となり、前連結会計年度末に比べ32億60百万円増加しました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、195億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ26億93百万円減少しました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において、営業活動により資金は9億65百万円増加しました。これは、税金等調整前四半期純利益、減価償却費及び棚卸資産の増加等によるものです。なお、前第2四半期連結累計期間と比較して29億42百万円収入が減少しました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において、投資活動により資金は39億67百万円減少しました。これは、新製品投資、生産能力増強のための設備投資による支出によるものです。なお、前第2四半期連結累計期間と比較して15億95百万円支出が増加しました。

 以上の結果、営業活動及び投資活動によるキャッシュ・フローの合計であるフリーキャッシュ・フローは30億2百万円のマイナスとなりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第2四半期連結累計期間において、財務活動により資金は6億47百万円減少しました。これは、非支配株主からの払込みによる収入及び配当金の支払によるものです。なお、前第2四半期連結累計期間と比較して21億43百万円支出が増加しました。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありません。

 

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は22億53百万円であります。
 なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。