第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等または、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)業績の状況

当社グループの当第2四半期連結累計期間においては、継続して「ものづくり」「ヘルスケア」「創薬」「シニア・ライフ」「アグリ・フード」各分野の収益力の強化に取り組んでまいりました。当第2四半期連結累計期間における事業の状況は、以下のとおりです。

(売上収益)

ものづくりセグメントにおいて、ペン先部材・コスメ部材等のものづくりに関する事業の売上が堅調に推移したこと、ヘルスケアセグメントにおいて、医療情報に関する事業及び歯科材料・医療材料に関する事業が順調に成長したこと、並びにシニア・ライフセグメントにおいて、シニア向け雑誌の出版・通信販売に関する事業が堅調に推移したこと、及び少額短期保険事業を営む連結子会社が増加したことにより、売上収益は309億52百万円(前年同期比19.6%増)の増収となりました。

(営業利益)

全社費用配賦前のセグメント利益段階では、創薬セグメントでは、バイオ医薬品事業において前年同期に比べ研究開発費が減少し、シニア・ライフセグメントでは、シニア向け雑誌の出版・通信販売に関する事業において物流費の高騰が影響したものの増益となり、他のセグメントでは、会計方針の変更(IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」)、上場準備に向けた体制整備にかかる費用の計上、西日本豪雨及び台風21号の影響があったものの、前年同水準に推移しました。一方で、営業利益段階では、全社費用の一時的な増加及び遠隔画像診断事業の開発方針変更によるシステム資産の減損損失の計上(その他の費用)により、20億43百万円(前年同期比5.4%減)となりました。

全社費用配賦前のセグメント利益、セグメント利益及び営業利益の状況は、以下のとおりとなりました。各セグメント別の売上収益は外部顧客への売上収益を記載しており、またセグメント損益は各セグメント間取引の調整額を加算したものであります。

 

第2四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年9月30日)

(単位:百万円)

 

ものづくり

ヘルスケア

創薬

シニア・
ライフ

アグリ・
フード

その他

調整額

全社費用配賦前のセグメント利益

1,618

1,552

△612

76

△60

6

-

2,581

全社費用

△89

△163

△7

△146

△2

△2

-

△412

セグメント利益(△は損失)

1,528

1,389

△619

△70

△63

4

-

2,169

その他の収益・費用(純額)

 

△7

営業利益

 

2,161

 

第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)

(単位:百万円)

 

ものづくり

ヘルスケア

創薬

シニア・
ライフ

アグリ・
フード

その他

調整額

全社費用配賦前のセグメント利益

1,623

1,554

△469

173

△51

△5

△6

2,817

全社費用

△105

△205

△5

△239

△2

△1

-

△560

セグメント利益(△は損失)

1,517

1,348

△474

△66

△54

△7

△6

2,257

その他の収益・費用(純額)

 

△213

営業利益

 

2,043

 

(親会社の所有者に帰属する四半期利益)

前第2四半期連結累計期間においては一過性の金融収益が計上されていたため、税引前四半期利益は19億52百万円(前年同期比28.3%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は8億61百万円(前年同期比51.6%減)となりました。その影響額は税引前四半期利益において6億97百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益において4億84百万円であります。

 

以上の結果、当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、以下のとおりとなりました。

 

売上収益

309億52百万円

(前年同期比19.6%増)

営業利益

 20億43百万円

(前年同期比 5.4%減)

税引前四半期利益

 19億52百万円

(前年同期比28.3%減)

親会社の所有者に

帰属する四半期利益

 8億61百万円

(前年同期比51.6%減)

 

なお、当第2四半期連結累計期間における会計方針の変更(IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」)の影響は、ヘルスケアセグメント及びシニア・ライフセグメントの一部の事業において売上収益が従前の会計基準を適用した場合と比較して101百万円の減少でありました。また、この売上収益の減少の影響額は、営業利益で82百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益で57百万円となりました。

 

セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

① ものづくり

ペン先部材・コスメ部材等のものづくりに関する事業において、海外売上が伸長したことにより、売上収益は58億43百万円と前年同期と比べ2億円(3.6%増)の増収となりました。一方、生産体制強化に向けた人員増強及び製品別売上構成(プロダクトミックス)変化の影響により、セグメント利益は、15億17百万円(0.8%減)と前年同期と比べ11百万円の減益となりました。

 

② ヘルスケア

医療情報に関する事業及び歯科材料・医療材料に関する事業が順調に成長したことにより、売上収益は113億43百万円と前年同期と比べ10億97百万円(10.7%増)の増収となりました。一方、当第2四半期連結累計期間における会計方針の変更(IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」)の影響、上場準備に向けた体制整備にかかる費用計上、及びセグメントごとに配賦される全社費用の一時的な増加により、セグメント利益は、13億48百万円(2.9%減)と前年同期と比べ40百万円の減益となりました。

 

③ 創薬

バイオ医薬品事業において、売上計上時期が前期と異なっているため、売上収益は2億88百万円と前年同期と比べ1億53百万円(34.7%減)の減収となりました。バイオ医薬品事業において予定されていた研究開発費の一部が当第2四半期連結累計期間に計上されなかったことにより、セグメント損失は、4億74百万円と前年同期と比べ1億44百万円損失が減少いたしました。

 

④ シニア・ライフ

シニア向け雑誌の出版・通信販売に関する事業が堅調に推移したこと、及び少額短期保険事業を営む連結子会社が増加したことにより、売上収益は132億41百万円と前年同期と比べ40億14百万円(43.5%増)の増収となりました。シニア向け雑誌の出版・通信販売に関する事業は、物流費の高騰が影響したものの増益となりました。一方で、少額短期保険事業において、上述の連結子会社の増加によるセグメント利益が増加したものの、西日本豪雨災害による損害率の上昇、及び前第3四半期会計期間における企業結合が当第2四半期会計期間に完了したことによる無形資産の償却費の計上の影響により、セグメント利益はほぼ前年同水準となりました。加えて、セグメントごとに配賦される全社費用の一時的な増加により、セグメント損失は、66百万円(前年同期はセグメント損失70百万円)と前年同期と比べ4百万円の損失の減少に留まりました。

 

⑤ アグリ・フード

台風21号の被災により、植物工場において生産・出荷が中断したことにより、売上収益は1億52百万円と前年同期と比べ24百万円(13.6%減)の減収となりました。一方で、生産性の向上等により、セグメント損失は、54百万円(前年同期はセグメント損失63百万円)と前年同期と比べ9百万円損失が減少いたしました。

 

⑥ その他

その他の事業におきましては、売上収益が83百万円、セグメント損失が7百万円となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,433億円となり、前連結会計年度末と比較して53億44百万円減少いたしました。なお、当第2四半期連結会計期間末に前年度に取得した子会社の識別可能資産及び負債の認識並びに測定に関して新たに入手した情報に基づき取得対価の配分を完了しております。それに伴い、前連結会計年度末の無形資産、のれん、繰延税金負債及び利益剰余金を修正再表示しております。

流動資産は、31億34百万円の減少となりました。これは主に現金及び現金同等物が19億2百万円、売上債権及びその他の債権が11億50百万円減少したことによるものであります。

非流動資産は、22億9百万円の減少となりました。これは主にその他の金融資産が25億42百万円減少したことによるものであります。

負債合計は、38億51百万円の減少となりました。これは主に借入金(流動・非流動)が30億98百万円、仕入債務及びその他の債務が15億8百万円、その他の流動負債が11億83百万円減少したこと、及びIFRS第15号の適用により契約負債が22億8百万円計上されたことによるものであります。

資本合計は14億91百万円の減少となりました。これは主にその他の金融資産の時価評価、四半期利益の計上の他、IFRS第15号の適用により期首利益剰余金が3億84百万円減少したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ19億2百万円減少し247億60百万円となりました。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは29億43百万円の資金の増加となりました。資金の増加の主な要因は、税引前四半期利益19億52百万円、売上債権及びその他の債権の増減額14億86百万円、減価償却費及び償却費9億17百万円となっております。資金の減少の主な要因は、仕入債務及びその他の債務の増減額12億17百万円、法人所得税費用の支払額及び還付額9億47百万円となっております。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは9億96百万円の資金の減少となりました。資金の減少の主な要因は、その他の金融資産の取得による支出13億16百万円、有形固定資産の取得による支出が8億43百万円となっております。資金の増加の主な要因は、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の譲渡による収入12億62百万円となっております。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは38億53百万円の資金の減少となっております。資金の減少の主な要因は、短期借入金の減少が20億円、長期借入金の返済による支出が11億1百万円、非支配持分からの子会社新株予約権の取得による支出が10億97百万円となっております。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(5)研究開発活動

当社グループの当第2四半期連結累計期間の研究開発費に係る総額は528百万円(当第2四半期連結累計期間の総製造費用に計上した試験研究費0百万円を含む)となっております。

なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当期第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。