当社は、平成28年4月14日開催の取締役会において、新規国内時計製造会社と長期安定製品供給に関する合意書を締結することを決議し、同日付けで取引基本契約書を締結いたしました。
(1) 契約の目的
新規国内時計製造会社向けに、腕時計バンドの安定的生産と継続的供給を行うこととし、これを保証します。
(2) 契約の締結日
平成28年4月14日
(3) 契約の期間
契約の締結日から10年間
(4) 契約の内容
新規国内時計製造会社は生産準備金を支払い、当社はそれを現在のNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.の敷地内での新工場の建設、製造設備・生産人員の確保に充当します。
(5) 契約の締結が業績に与える影響
生産準備金を製品安定供給準備金200,000千円として特別利益に計上しております。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間(以下、当第1四半期という。)における我が国経済は、米国経済は堅調に推移しているものの、英国のEU離脱、中国や新興国経済の減速懸念などの海外情勢に加え、国内ではインバウンド需要に陰りが見られ、為替相場も不安定な状態が続き、先行き不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社グループは、平成30年3月期の利益計画「ASEANプロジェクト」の4年目を迎え、「生産能力の増強」「サプライチェーンの構築」「更なる付加価値製品の提供」をテーマに、計画の達成に向けて引き続き取り組んでおります。製造子会社であるNISSEY VIETNAM CO.,LTD.においては、表面処理専用の新工場が4月に完成し6月から本格稼働を開始しました。半自動化・オートメーション化も引き続き推進しております。また、新規国内時計製造会社との間で長期安定製品供給に関する契約を締結しました。今後は、高品質の製品を安定的に供給することで受注の拡大に努めてまいります。これらの取り組みと並行して、その他事業であるウエアラブル関連や健康器具等の新規顧客との取引開始など受注促進にも注力してまいりました。一方、円高の影響に加え、国内眼鏡市場の一層の冷え込みが売上高の伸びを圧迫しました。その結果、当第1四半期の連結売上高は2,211,186千円(前年同四半期は2,095,811千円)となりました。
損益につきましては、売上総利益は、NISSEY VIETNAM CO.,LTD.において、円高の影響による製造コストの低減はありましたが、円換算時の利益額としては減少し、半自動化・オートメーション化は推進しているものの一時的な人手不足による生産遅延と残業時間の増加による人件費の増加、そして仕掛品の減少など、複数のマイナス要因が重なり341,985千円(前年同四半期は486,560千円)となりました。営業損失は、売上総利益の減少により130,584千円(前年同四半期は営業利益23,799千円)となりました。経常損失は、四半期末にかけての急激な円高による外貨預金及び外貨建て債権、在外子会社の円建て債務等の為替評価損の計上などにより267,757千円(前年同四半期は経常利益19,769千円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、製品安定供給準備金を特別利益に計上しましたが、個別の黒字決算による法人税等の計上などもあり90,417千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益9,595千円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 時計関連
時計関連の売上高は1,711,025千円となり、前年同四半期比で167,814千円増加しました。このうち、時計バンドの売上高は、高付加価値製品やウレタン製腕時計バンドの受注増加が円高の影響による減少をカバーし、大幅な増加となりました。また、時計部品の売上高は、ほぼ前年同四半期並みに推移しました。
しかしながら、前述した売上総利益の減少などにより、セグメント損失は114,349千円(前年同四半期はセグメント利益79,784千円)となりました。
② メガネフレーム
メガネフレームの売上高は337,245千円となり、前年同四半期比で123,003千円減少しました。このうち、㈱村井の売上高は、とくに国内の市場環境が一層厳しくなっており、中小型チェーン店からの受注は前年同四半期並みであったものの、大型チェーン店からの受注減少の影響が大きく91,237千円の大幅な減少となりました。また、当社のメガネフレーム部門は、大型チェーン店や大手メーカーからの受注減少などにより31,765千円の大幅な減少となりました。
一方で、円高による仕入コストの低減などにより赤字幅は縮小し、セグメント損失は49,839千円(前年同四半期は62,020千円)となりました。
③ その他
その他の売上高は162,914千円となり、前年同四半期比で70,564千円増加しました。釣具用部品及び静電気除去器は微増でしたが、新規製品であるウエアラブル関連及び健康器具の売上分が増加しました。
これにより、セグメント利益は26,186千円(前年同四半期は6,289千円)となりました。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間の研究開発費については、特記すべきものはありません。
当第1四半期連結累計期間において、その他の受注高(前年同四半期比61.0%増)、受注残高(前年同四半期比173.8%増)及び販売実績(前年同四半期比76.4%増)がそれぞれ著しく増加しております。
これは、新規製品であるウエアラブル関連及び健康器具の受注及び販売などによるものであります。
当第1四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の計画は次のとおりであります。
会社名 | 事業所名 | セグメント | 設備の | 投資予定金額(千円) | 資金調 | 着手年月 | 完了予定 | 完成後の | |
総額 | 既支払額 | ||||||||
NISSEY | カンボジア (カンボジア) | 時計関連 | 製造設備 | 未定 | ― | 契約先からの生産準備金の受取 | 平成28年 | 平成29年 | 未定 |
(注) 金額には、消費税等は含まれておりません。