文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(以下、「当第3四半期」という。)における我が国経済は、米国経済は堅調に推移しているものの、中国や新興国経済の減速懸念、米国の大統領選挙や利上げの影響による急激な為替相場の変動など、先行きについては不透明感が強まっております。
このような状況下、当社グループは、平成30年3月期の利益計画「ASEANプロジェクト」の4年目を迎え、「生産能力の増強」「サプライチェーンの構築」「更なる付加価値製品の提供」をテーマに、計画の達成に向けて引き続き取り組んでおります。製造子会社であるNISSEY VIETNAM CO.,LTD.においては、表面処理専用の新工場(平成27年9月着工)が8月から本格稼働を開始したことにより、時計関連部品等の一貫生産工場としての効率が大幅に向上しました。また、更なる生産効率の向上に向けて、半自動化・オートメーション化も引き続き推進しております。同じくNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.の敷地内では、新工場(NISSEY CAMBODIA METAL CO.,LTD.)の建設に着工しました。これらの取り組みと並行して、その他事業であるウエアラブル関連や健康器具等の新規顧客との取引拡大など、受注促進にも注力してまいりました。一方、インバウンド需要の減速などにともない時計関連の受注は減少しており、販売単価の下落や消費の節約志向などにより、メガネフレームも厳しい環境が続いております。
この結果、当第3四半期の連結売上高は6,135,161千円(前年同四半期は6,968,251千円)となりました。
損益につきましては、売上総利益は、NISSEY VIETNAM CO.,LTD.において、残業時間の削減等の製造コストの圧縮に努めてまいりましたが、時計関連の取引先の在庫調整などによる受注の減少、そして繰越在庫の減少に加え、上期の円高によるグループ全体の売上の減少などの複数のマイナス要因が重なり1,031,520千円(前年同四半期は1,644,783千円)となりました。営業損失は、労務費や諸経費削減等の販管費の圧縮を行いましたが、売上総利益の減少により287,486千円(前年同四半期は営業利益231,767千円)となりました。経常損失は、第3四半期末にかけての円安による在外子会社の外貨建て債務等の為替評価損の計上などにより351,061千円(前年同四半期は経常利益166,058千円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、製品安定供給準備金200,000千円を特別利益に計上しましたが、個別の黒字決算による法人税等の計上などもあり206,947千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益112,881千円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 時計関連
時計関連の売上高は4,656,129千円となり、前年同四半期比で652,233千円減少しました。このうち、時計バンドの売上高は、海外の取引先からは新規モデルの受注などにより2割以上増加しましたが、国内の取引先については、取引先の在庫調整や上期の円高の影響などもあり、大幅な減少となりました。また同じく時計部品の売上高についても、国内の取引先からの受注の減少などにより大幅な減少となりました。
これにより、前述した売上総利益の減少もあり、セグメント損失は303,760千円(前年同四半期はセグメント利益360,017千円)となりました。
② メガネフレーム
メガネフレームの売上高は968,868千円となり、前年同四半期比で413,410千円減少しました。このうち、㈱村井の売上高は、新規に投入したブランドは好調なものの、海外売上の減少、また国内の市場環境は一層厳しくなっており、取引先の在庫調整等による受注の減少なども重なり、359,029千円の大幅な減少となりました。また、当社のメガネフレーム部門の売上高は、大型チェーン店や大手メーカーからの受注の減少などにより54,381千円の大幅な減少となりました。
しかしながら、㈱村井の利益重視の営業活動の強化、円高による仕入コスト及びロイヤルティの減少、販管費の削減などにより赤字幅は縮小し、セグメント損失は110,362千円(前年同四半期は164,769千円)となりました。
③ その他
その他の売上高は510,163千円となり、前年同四半期比で232,553千円増加しました。釣具用部品は減少、静電気除去器は微増でしたが、新規製品であるウエアラブル関連及び健康器具の売上分が著しい増加となりました。
これにより、セグメント利益は114,939千円(前年同四半期は23,251千円)となりました。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費については、特記すべきものはありません。
当第3四半期連結累計期間において、その他の生産高(前年同四半期比54.3%増)、受注高(前年同四半期比58.2%増)、受注残高(前年同四半期比59.2%増)、販売高(前年同四半期比83.8%増)がそれぞれ著しく増加しております。
これは、新規製品であるウエアラブル関連及び健康器具の生産、受注及び販売などによるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の計画は次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 |
セグメント |
設備の |
投資予定金額(千円) |
資金調 |
着手年月 |
完了予定 |
完成後の |
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総額 |
既支払額 |
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NISSEY |
カンボジア (カンボジア) |
時計関連 |
製造設備 |
未定 |
182,288 |
契約先からの生産準備金の受取 |
平成28年 |
平成29年 |
未定 |
(注) 金額には、消費税等は含まれておりません。