文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(以下、当第3四半期という。)における我が国経済は、世界経済はとくに米中の貿易摩擦などによる不透明感が残るものの全般的には回復傾向にあり、国内においても景気は緩やかな回復基調で推移しました。
このような状況下、当社グループは、ASEANエリアに有する生産拠点の活用などにより、「収益の拡大」「生産性の向上と原価低減」「サプライチェーンの強化」のテーマに取り組み、高品質な製品の安定供給の実現を推し進めてまいりました。平成29年11月に稼働を開始した製造子会社であるNISSEY CAMBODIA METAL CO.,LTD.は納品を開始、生産高も徐々に増加しております。また、時計関連の主力製品である高付加価値製品の受注の回復は、これまでのところ思わしくありませんが、そのほかの製品の受注が増加しました。しかしながら、メガネフレームにおいては、国内市場はまだ回復途上にあります。
その結果、当第3四半期の連結売上高は5,568,649千円(前年同四半期は5,606,001千円)となりました。時計関連の連結売上高は微増、その他は釣具用部品及び健康器具が増加しましたが、メガネフレームは減少しました。
損益につきましては、売上総利益は、製造子会社であるNISSEY VIETNAM CO.,LTD.における繰越在庫の減少並びに生産高の減少、NISSEY CAMBODIA METAL CO.,LTD.における在庫評価損の計上、また中国における外注費の増加やメガネフレームの販売子会社である㈱村井の売上高の減少などにより1,044,373千円(前年同四半期は1,291,589千円)となりました。営業損失は、売上総利益の減少により123,825千円(前年同四半期は営業利益60,848千円)となりました。経常損失は、在外子会社の外貨建て債権等の為替評価益35,676千円の計上はありましたが121,790千円(前年同四半期は11,649千円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、前期の製品安定供給準備金200,000千円の特別利益の計上の影響がなくなり、また個別の黒字決算による法人税等の計上などにより135,022千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益152,299千円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 時計関連
時計関連の売上高は4,200,454千円となり、前年同四半期比で92,160千円(2.2%)増加しました。このうち、時計バンドの売上高は、海外の取引先につきましては、取引先の在庫調整による受注減少などにより約35%の減少となりました。国内の取引先につきましては、前述した通り、主力の高付加価値製品の受注は減少しましたが、そのほかの製品の受注増加や新規ブランドの受注などにより約15%の増加となりました。また、時計部品の売上高は、国内の取引先からの受注が増加しており約5%の増加となりました。
しかしながら、前述した売上総利益の減少などにより、セグメント損失は71,239千円(前年同四半期はセグメント利益73,386千円)となりました。
② メガネフレーム
メガネフレームの売上高は930,296千円となり、前年同四半期比で213,527千円(18.7%)減少しました。㈱村井は、一部の大型チェーン店からの受注は増加するなど国内眼鏡市場に回復の兆しがみられるものの、中小チェーン店などからの受注が減少したため売上高は減少しました。
これにより、第4四半期では損益の改善が見込めるものの、セグメント損失は50,809千円(前年同四半期は18,777千円)となりました。
③ その他
その他の売上高は437,898千円となり、前年同四半期比で84,014千円(23.7%)増加しました。釣具用部品は、高級品向けパーツを中心に好調を維持し、52,946千円(18.9%)の増加となりました。また、ウエアラブル関連のスポット売上分は減少したものの、健康器具が50,781千円(863.8%)増加しました。なお、5月より新規受注製品として音響機器部品の納品を開始しております。
これにより、セグメント利益は26,686千円(前年同四半期は10,503千円)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は7,090,711千円となり、前連結会計年度末と比べ150,786千円増加しました。このうち、流動資産は4,025,406千円となり、213,017千円増加しました。これは主に受取手形及び売掛金、商品及び製品の増加、現金及び預金の減少などによるものです。固定資産は3,041,546千円となり、51,068千円減少しました。これは主に、NISSEY CAMBODIA METAL CO.,LTD.の工場建物の追加工事による増加、減価償却費の計上による減少などによるものです。繰延資産は23,758千円となり、11,162千円減少しました。これは主にNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.及びNISSEY CAMBODIA METAL CO.,LTD.の設立に伴う開業費の償却などによるものです。
負債合計は4,653,043千円となり、209,418千円増加しました。流動負債は3,166,110千円となり、132,881千円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金の増加、1年内返済予定の長期借入金の減少などによるものです。固定負債は1,486,932千円となり、76,537千円増加しました。これは主に長期借入金の増加などによるものです。
純資産は2,437,667千円となり、58,631千円減少しました。これは主に、第三者割当増資による資本金及び資本剰余金のそれぞれの増加、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による利益剰余金の減少などによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費については、特記すべきものはありません。
(5) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、その他の受注残高が著しく増加(70.5%)しております。これは、釣具用部品の増加などによるものであります。
主要な設備の除却の計画について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があった設備は、次のとおりであります。