第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経営環境は、主力取引先である中国及び東南アジアの自動車及びタイヤ業界を中心とした設備投資が、前連結会計年度の下半期は減少傾向で推移いたしましたが、当連結会計年度に入り回復基調で推移しております。また、国内自動車関連メーカーの設備投資につきましては、低燃費エンジンや燃料電池・電気自動車等、環境や省エネに配慮した研究開発分野への設備投資に集中しておりましたが、ターボエンジン部品等の生産ライン向けの試験設備にも波及し始めております。

このような状況のもと、当社グループは、生産ライン用の試験装置であるバランシングマシンと共に、研究開発用の各種電気サーボモータ式振動試験機の営業活動を、国内はもとより韓国・中国をはじめとするアジアを中心に積極的に展開いたしました。当第2四半期連結累計期間につきましては、中国をはじめとするアジアのタイヤメーカーからの生産ライン用タイヤ関連試験機及び国内、アジアの自動車部品メーカーより電気サーボモータ式振動試験機を中心に70億8千5百万円(前年同四半期比30.8%減)の受注を獲得いたしました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、76億9千4百万円(前年同四半期比1.0%減)、営業利益は14億3千1百万円(前年同四半期比19.7%減)、経常利益は14億3千6百万円(前年同四半期比19.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9億3千万円(前年同四半期比18.4%減)となりました。

売上高につきましては、自動車関連部品メーカー向けバランシングマシンや電気サーボモータ式振動試験機の出荷・検収は増加したものの、中国及び東南アジアの中堅タイヤメーカー向けの生産ライン用タイヤ関連試験機の出荷を第3四半期に繰り越した影響により、前年同四半期と比較して減少しております。

利益面につきましては、前年同四半期に発生したデリバティブ評価損が当第2四半期連結累計期間は発生しなかったものの、原価率の上昇による売上総利益の減少や為替差益から為替差損に転じたことなどにより、前年同四半期と比較して減少しております。

 

 

セグメントの状況は以下のとおりであります。

 

〔日本(国際計測器株式会社)〕

中国及び東南アジアの中堅タイヤメーカーへの生産ライン用タイヤ関連試験機の出荷が、第3四半期に繰り越した案件等の影響により減少いたしました。また、子会社からの受取配当金が減少いたしました。その結果、売上高は53億3千6百万円(前年同四半期比20.9%減)、セグメント利益(経常利益)は11億9千8百万円(前年同四半期比42.1%減)となりました。

 

〔日本(東伸工業株式会社)〕

主力製品である金属材料の高温強度試験装置の大型案件が検収されたものの、原価率は上昇しております。その結果、売上高は2億8千3百万円(前年同四半期比61.1%増)、セグメント損失(経常損失)は1億6千4百万円(前年同四半期は9千1百万円の損失)となりました。なお、中国の大学材料試験センター向けの大型案件の出荷は第4四半期を予定しております。

 

〔米国〕

日系の大手自動車メーカーやタイヤメーカーへのバランシングマシンの出荷が、好調に推移いたしました。その結果、売上高は7億5千4百万円(前年同四半期比31.1%増)、セグメント利益(経常利益)は2千1百万円(前年同四半期比17.8%減)となりました。

 

〔韓国〕

韓国及び日系の自動車関連メーカーへのタイヤ関連試験機の検収が順調に行われており、原価率は改善しております。その結果、売上高は16億8千5百万円(前年同四半期比34.3%増)、セグメント利益(経常利益)は4億4千2百万円(前年同四半期比162.2%増)となりました。なお、韓国の自動車部品メーカーへの電気サーボモータ式振動試験機の大型案件等の納入は、第3四半期以降を予定しております。

 

〔中国〕

家電及び自動車部品関連メーカーへのバランシングマシン及びシャフト歪自動矯正機の出荷が、順調に推移いたしました。その結果、売上高は4億6千9百万円(前年同四半期比12.8%増)、セグメント利益(経常利益)は5千9百万円(前年同四半期比1,041.5%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

 

①流動資産

当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、128億2千4百万円(前連結会計年度末比17億4千3百万円減)となりました。これは、売上債権が回収されたことにより受取手形及び売掛金が減少(前連結会計年度末比11億3千8百万円減)したことや受注残高の減少により仕掛品が減少(前連結会計年度末比5億5百万円減)したことが主たる要因であります。

 

②固定資産

当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、51億9千万円(前連結会計年度末比1億3千1百万円減)となりました。これは、役員及び従業員を対象とした保険積立金が減少(前連結会計年度末比3千5百万円減)したことや株価の下落により投資有価証券が減少(前連結会計年度末比3千4百万円減)したことが主たる要因であります。

 

③流動負債

当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、64億3千4百万円(前連結会計年度末比19億7千4百万円減)となりました。これは、受注の減少により前受金が減少(前連結会計年度末比7億9千6百万円減)したことや仕入の減少により支払手形及び買掛金が減少(前連結会計年度末比6億9千2百万円減)したこと、並びに法人税等の納付により未払法人税等が減少(前連結会計年度末比6億8千5百万円減)したことが主たる要因であります。

 

④固定負債

当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、14億7千6百万円(前連結会計年度末比1億9千2百万円減)となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金に振替えたことにより長期借入金が減少(前連結会計年度末比2億1千3百万円減)したことが主たる要因であります。

 

⑤純資産

当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、101億4百万円(前連結会計年度末比2億9千2百万円増)となりました。これは、円高ウォン安などの影響により連結子会社の為替換算調整勘定が減少(前連結会計年度末比1億3千3百万円減)したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことにより利益剰余金が増加(前連結会計年度末比4億3千9百万円増)したことが主たる要因であります。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動により6億3千7百万円増加し、投資活動により2億8千7百万円増加し、財務活動により4億8百万円減少した結果、現金及び現金同等物は前第2四半期連結累計期間に比べ4億2千9百万円減少し、42億5千8百万円となりました。

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、6億3千7百万円の収入(前年同四半期比17億3千8百万円の収入減少)となりました。これは、法人税等の支払額が11億2千7百万円あったことや受注の減少により前受金が7億5千8百万円の減少となったものの、税金等調整前四半期純利益を14億3千6百万円計上したことや売上債権の回収により11億3百万円の収入となったことなどによるものであります。

 

②投資活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、2億8千7百万円の収入(前年同四半期は6千1百万円の支出)となりました。これは、資金運用のために定期預金の預入による支出が1億6千万円あったものの、満期が到来したことにより定期預金の払戻による収入が4億4千3百万円あったことなどによるものであります。

 

③財務活動によるキャッシュ・フロー

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、4億8百万円の支出(前年同四半期比1億1千3百万円の支出減少)となりました。これは、配当金を4億8千9百万円支払ったことなどによるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間における当社グループが支出した研究開発費の総額は8百万円であります。