第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出の停滞や諸コストの増加により景気下振れ要因が高まっております。また、米国と中国の貿易摩擦あるいは日韓の問題等により、今後の不透明感が一層高まっております。

 このような環境の中、当社グループの主力事業である精密貼合及び高機能複合材部門におきましては、中国の電子産業分野の不安定な状況の影響を受けつつも、自動車業界向け等、高付加価値マーケットへの取組みを強化いたしました。一方でディスプレイ市場では、小ロット案件の増加による利益率の苦戦、また、環境ビジネス部門におきましては、国内再生可能エネルギー市場における制度の変更の影響を受ける状況となりました。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ301百万円減少し、13,790百万円となりました。当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ164百万円減少し、5,414百万円となりました。当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ137百万円減少し、8,376百万円となりました。

 また、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高3,420百万円(前年同四半期比50.4%増)、営業利益48百万円(同44.6%減)、経常利益49百万円(同51.4%減)を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は31百万円(同47.1%減)となりました。

 セグメントの経営成績は以下のとおりであります。

 

精密貼合及び高機能複合材部門

 国内外におけるディスプレイ市場は、スマートフォン向け市場の成長率が鈍化する一方で、テレビ用途のサイズアップ、車載用途市場が拡大しております。また、タッチパネル市場におきましても、スマートフォン向け市場の成長率が鈍化する一方で、車載用途市場の拡大、産業用分野や教育・医療分野、そしてアミューズメント分野等に使われる用途が広がっており、市場全体としては引き続き成長が見込まれます。一方で、様々な分野で多品種小ロット化が進んでいることや、必要部材等の高額化等により原価率も高まる傾向にあります。このような市場の変化の中、精密貼合技術やメカトロニクス技術を複合的に活用、新規生産設備の導入による生産の高度化を実施することにより新たな市場開拓に取組んでおります。更に、独自の技術を活かしたLED関連事業や車載関連ビジネス、そして新素材加工事業にも注力、ロボット技術等メカトロニクス技術を応用したファクトリーオートメーションビジネスへの取組みも順調に推移してまいりました。

 この結果、売上高3,170百万円(前年同四半期比62.4%増)、営業利益69百万円(同26.6%減)となりました。

 

環境ビジネス部門

 太陽電池の国内市場は、固定価格買取制度の見直しと買取価格の低下、また、海外生産品による価格競争の激化により、産業用市場の環境が一層厳しさを増しました。また、OEM供給品も生産量の拡大を目指し取組んでまいりましたが、市場環境の悪化の影響を受けており、減収の要因となっております。このような状況下、超軽量太陽電池モジュールの拡販、メンテナンス市場の開拓等の施策を実施、更にOEM供給品については、より製品開発・用途開拓等の開発要素が大きいものにも注力をしてまいりました。

 この結果、売上高250百万円(前年同四半期比22.3%減)、営業損失21百万円(前年同四半期は7百万円の営業損失)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、50,062千円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4)生産、受注及び販売の実績

 ①生産実績

当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第1四半期連結累計期間

(自 平成31年4月1日

至 令和元年6月30日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

2,935,501

72.1

環境ビジネス部門(千円)

153,562

△19.8

合計(千円)

3,089,064

62.8

(注)1.金額は製造原価によっております。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 ②受注実績

当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

受注高

(千円)

前年同四半期比(%)

受注残高

(千円)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門

3,283,498

57.0

403,707

△7.8

環境ビジネス部門

240,406

△36.2

118,978

△8.1

合計

3,523,905

42.8

522,686

△7.8

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 ③販売実績

当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第1四半期連結累計期間

(自 平成31年4月1日

至 令和元年6月30日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

3,170,348

62.4

環境ビジネス部門(千円)

250,236

△22.3

合計(千円)

3,420,584

50.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.当第1四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。

相手先

当第1四半期連結累計期間

(自 平成31年4月1日

至 令和元年6月30日)

金額(千円)

割合(%)

AGC株式会社

2,101,530

61.4

3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。