第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、株式市況の好調さ等を背景に明るい兆しが見え始めておりましたが、新型コロナウイルスの感染収束が見通せない状況下で、本格的な企業収益や雇用環境の改善には遠い状況となっております。また、先行きの見通しにつきましても、ワクチン接種等の感染症対策が十分浸透していない状況下、新型コロナウイルス感染症の影響が続くことが予想され、依然として先行きが不透明な状況にあります。

 このような環境の中、当社グループの主力事業である精密貼合及び高機能複合材部門を取り巻く環境におきましては、半導体不足による影響等も予想されるものの、エレクトロニクス関係製品向け、自動車業界あるいは医療機器業界向け等の、高付加価値マーケットからの引合いが順調に推移しております。一方、環境住空間及びエンジニアリング部門におきましては、国内再生可能エネルギー市場に対する期待は高まっているものの、従来型の太陽光発電事業は海外製品の流入により、引き続き厳しい市場環境となりました。

 また、当第1四半期連結会計期間より、株式会社飯沼ゲージ製作所を株式取得のため連結の範囲に含めており、当第1四半期連結会計期間においては貸借対照表のみ連結しております。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ2,599百万円増加し、17,280百万円となりました。当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,727百万円増加し、8,685百万円となりました。当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ128百万円減少し、8,595百万円となりました。

 また、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高4,414百万円(前年同四半期比70.2%増)、営業利益106百万円(同18.9%減)、経常利益105百万円(同18.1%減)を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は42百万円(同51.4%減)となりました。

 セグメントの経営成績は以下のとおりであります。

 

精密貼合及び高機能複合材部門

 国内外におけるディスプレイ・タッチパネル市場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、市場規模は一時的に縮小いたしましたが、中国の企業活動が早期に回復したことにより再度市場規模は拡大基調となっております。車載用途市場は、従来のカーナビゲーションシステムが自動車機能と一体化が進むことで、センターインフォメーションディスプレイとなり、メータークラスターパネルもディスプレイ化が急速に進む等、多様なディスプレイが増加してきております。医療機器用途市場は各種機器・装置がデジタル化されることにより、ディスプレイが多用されてきております。また、大型モニター市場、デジタルサイネージを中心としたパブリックディスプレイ市場も拡大しており、市場全体としては今後も引き続き成長が見込まれます。このような市場の変化の中、精密貼合技術により一層磨きを掛け、最先端生産設備の開発・導入による生産の高度化を実施することにより、難易度の高い技術を求められる用途製品の受注・開発に取組んでおります。

 この結果、売上高3,790百万円(前年同四半期比93.8%増)、営業利益89百万円(同31.4%増)となりました。

 

環境住空間及びエンジニアリング部門

 太陽電池の国内市場は、国内制度の変更あるいは海外メーカーの台頭により、国内メーカーにとっては厳しい状況が続いております。そのため当社グループも、コスト削減を進めながら、OEM供給を主軸とし、その中でも製品開発・用途開拓等の開発要素が大きいものに注力してまいりました。また、太陽電池だけに留まらず、環境に配慮した住空間・生活空間あるいは製造環境の構築に貢献するために、メカトロニクス技術も活用した省人化あるいは省エネルギー化ビジネスにも注力しております。また、新型コロナウイルス感染症に対応して、各種の抗菌フィルムを活用した住空間ビジネス等にも注力しております。

 この結果、売上高624百万円(前年同四半期比2.0%減)、営業利益15百万円(同75.3%減)となりました。

 

(2)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、78,469千円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(5)生産、受注及び販売の実績

 ①生産実績

当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第1四半期連結累計期間

(自 令和3年4月1日

至 令和3年6月30日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

3,518,047

97.7

環境住空間及びエンジニアリング部門(千円)

496,194

50.0

合計(千円)

4,014,242

90.3

(注)金額は製造原価によっております。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 ②受注実績

当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

受注高

(千円)

前年同四半期比(%)

受注残高

(千円)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門

3,790,262

93.8

環境住空間及びエンジニアリング部門

873,266

27.1

518,553

14.1

合計

4,663,529

76.4

518,553

14.1

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 ③販売実績

当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第1四半期連結累計期間

(自 令和3年4月1日

至 令和3年6月30日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

3,790,262

93.8

環境住空間及びエンジニアリング部門(千円)

624,412

△2.0

合計(千円)

4,414,675

70.2

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.当第1四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。

相手先

当第1四半期連結累計期間

(自 令和3年4月1日

至 令和3年6月30日)

金額(千円)

割合(%)

AGC株式会社

1,600,794

36.3

株式会社リョーサン

1,349,035

30.6

 

3【経営上の重要な契約等】

 当社は、令和3年4月14日開催の取締役会において、株式会社飯沼ゲージ製作所の株式を取得し、子会社化することについて決議し、同日付で株式譲渡契約を締結し、令和3年4月26日付で株式を取得いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりです。