当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、欧米及び中国等海外の景気回復に伴う、輸出の増加及び円安等を背景に、製造業を中心に景気持ち直しの兆しが見え始めています。また、新型コロナウイルス感染症についても、ワクチン接種の進行に伴い、鎮静化の方向にあります。一方で、世界的な半導体不足を始めとした各種部品不足等の影響により、自動車メーカーが減産を余儀なくされる等、引き続き不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社グループの主力事業である精密貼合及び高機能複合材部門におきましては、自動車業界及びエレクトロニクス業界でのディスプレイ化、タッチパネル化ニーズを取り込み、当社の精密貼合技術を活用した加工ビジネスを拡大してまいりました。一方、環境住空間及びエンジニアリング部門におきましては、太陽光発電事業は引き続き厳しい市場環境の中で苦戦を強いられておりますがOEM生産は順調に推移し、エンジニアリング部門では、第1四半期に子会社化した株式会社飯沼ゲージ製作所との協業により経営基盤の強化を行っております。
また、第1四半期連結会計期間より、株式会社飯沼ゲージ製作所を株式取得のため連結の範囲に含めております。
この結果、当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,079百万円増加し、17,760百万円となりました。当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,101百万円増加し、9,059百万円となりました。当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ21百万円減少し、8,701百万円となりました。
また、当第2四半期連結累計期間における経営成績は、売上高9,499百万円(前年同四半期比90.9%増)、営業利益225百万円(同52.8%増)、経常利益232百万円(同61.1%増)を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は127百万円(同34.0%増)となりました。
セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
精密貼合及び高機能複合材部門
国内外におけるディスプレイ・タッチパネル市場は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、市場規模は一時的に縮小しましたが、中国の企業活動が早期に回復したことにより再度市場規模は拡大基調となっております。車載用途市場は、今後部品供給不足等の影響により、完成車メーカーの減産が予定されていることから、自動車市況は一時的な下振れが想定されておりますが、第2四半期までは当社の受注は順調に推移しております。従来のカーナビゲーションシステムが自動車機能と一体化が進むことで、センターインフォメーションディスプレイとなり、メータークラスターパネルもディスプレイ化が急速に進む等、多様なディスプレイが増加してきております。更に、医療機器用途市場は各種機器・装置がデジタル化されることにより、ディスプレイが多用されてきております。また、大型モニター市場、デジタルサイネージを中心としたパブリックディスプレイ市場も拡大しており、市場全体としては今後も引き続き成長が見込まれます。このような市場の変化の中、精密貼合技術により一層磨きを掛け、最先端生産設備の開発・導入による生産の高度化を実施することにより、難易度の高い技術を求められる用途製品の受注・開発に取組んでおります。
この結果、売上高7,904百万円(前年同四半期比99.5%増)、営業利益202百万円(同123.1%増)となりました。
環境住空間及びエンジニアリング部門
太陽電池の国内市場は、国内制度の変更あるいは海外メーカーの台頭により、国内メーカーにとっては厳しい状況が続いております。そのため当社グループも、コスト削減を進めながら、OEM供給を主軸とし、その中でも製品開発・用途開拓等の開発要素が大きいものに注力してまいりました。また、太陽電池だけに留まらず、環境に配慮した住空間・生活空間あるいは製造環境の構築に貢献するために、飯沼ゲージ製作所のリソースも活用しながら、メカトロニクス技術を活用した省人化あるいは省エネルギー化ビジネスにも注力しております。
この結果、売上高1,594百万円(前年同四半期比57.3%増)、営業利益20百万円(同63.1%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ395百万円増加の3,458百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、338百万円(前年同四半期は317百万円の獲得)となりました。
これは主として、棚卸資産の増加493百万円があったものの、売上債権の減少628百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は、178百万円(前年同四半期は343百万円の使用)となりました。
これは主として、有形固定資産の取得による支出95百万円があったものの、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入206百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、122百万円(前年同四半期は402百万円の使用)となりました。
これは主として、長期借入れによる収入1,000百万円があったものの、長期借入金の返済による支出794百万円、配当金の支払額171百万円があったことによるものであります。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、159,562千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の重要な変更はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第2四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当第2四半期連結累計期間 (自 令和3年4月1日 至 令和3年9月30日) |
前年同四半期比(%) |
|
精密貼合及び高機能複合材部門(千円) |
7,757,069 |
112.4 |
|
環境住空間及びエンジニアリング部門(千円) |
940,090 |
79.5 |
|
合計(千円) |
8,697,160 |
108.2 |
(注)金額は製造原価によっております。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。
②受注実績
当第2四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
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セグメントの名称 |
受注高 (千円) |
前年同四半期比(%) |
受注残高 (千円) |
前年同四半期比(%) |
|
精密貼合及び高機能複合材部門 |
7,904,693 |
99.5 |
- |
- |
|
環境住空間及びエンジニアリング部門 |
2,624,247 |
134.2 |
1,299,587 |
154.2 |
|
合計 |
10,528,940 |
107.1 |
1,299,587 |
154.2 |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
③販売実績
当第2四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当第2四半期連結累計期間 (自 令和3年4月1日 至 令和3年9月30日) |
前年同四半期比(%) |
|
精密貼合及び高機能複合材部門(千円) |
7,904,693 |
99.5 |
|
環境住空間及びエンジニアリング部門(千円) |
1,594,359 |
57.3 |
|
合計(千円) |
9,499,053 |
90.9 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当第2四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。
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相手先 |
当第2四半期連結累計期間 (自 令和3年4月1日 至 令和3年9月30日) |
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金額(千円) |
割合(%) |
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AGC株式会社 |
3,651,337 |
38.4 |
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株式会社リョーサン |
2,712,534 |
28.6 |
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。