第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対応ワクチン接種が進んだことにより社会・経済活動が回復基調となったものの、年末にかけての変異種の拡大により、景気の先行きは不透明な状況が続いております。海外においても同様の状況から各種部品製造が不安定な状況となっており、更に半導体業界の需給逼迫により自動車業界等の製造に影響を及ぼしています。

 このような環境の中、当社グループの主力事業である精密貼合及び高機能複合材部門におきましては、自動車業界及びエレクトロニクス業界でのディスプレイ化、タッチパネル化ニーズを取り込み、当社の精密貼合技術を活用した加工ビジネスを拡大してまいりました。一方、環境住空間及びエンジニアリング部門におきましては、太陽光発電事業は引き続き厳しい市場環境の中で苦戦を強いられておりますがOEM生産は順調に推移し、エンジニアリング部門では、第1四半期に子会社化した株式会社飯沼ゲージ製作所(令和4年1月11日付で「プレマテック株式会社」に商号変更)との協業により経営基盤の強化を行っております。

 また、第1四半期連結会計期間より、株式会社飯沼ゲージ製作所を株式取得のため連結の範囲に含めております。

 この結果、当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,017百万円増加し、17,698百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,847百万円増加し、8,805百万円となりました。当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ170百万円増加し、8,893百万円となりました。

 また、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高14,050百万円(前年同四半期比69.1%増)、営業利益498百万円(同108.6%増)、経常利益502百万円(同94.7%増)を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は329百万円(同95.6%増)となりました。

 セグメントの経営成績は以下のとおりであります。

 

精密貼合及び高機能複合材部門

 国内外におけるディスプレイ・タッチパネル市場は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、市場規模は一時的に縮小しましたが、中国の企業活動が早期に回復したことにより再度市場規模は拡大基調となっております。車載用途市場は、部品供給不足等の影響により完成車メーカーの生産に影響を及ぼしていますが、第3四半期までは当社の受注は順調に推移しております。センターインフォメーションディスプレイ、メータークラスターパネル、各種スイッチ類等自動車の電子化・ディスプレイ化が急速に進み当社の商機が増加してきております。更に、医療機器用途拡大、大型モニター普及、高機能通信機器拡大等ディスプレイ市場全体としては今後も引き続き成長が見込まれます。このような市場の変化の中、精密貼合技術により一層磨きを掛け、最先端生産設備の開発・導入による生産の高度化を実施することにより、難易度の高い技術を求められる用途製品の受注・開発に取組んでおります。

 この結果、売上高11,319百万円(前年同四半期比68.8%増)、営業利益346百万円(同84.9%増)となりました。

 

環境住空間及びエンジニアリング部門

 太陽電池の国内市場は、国内制度の変更あるいは海外メーカーの台頭により、国内メーカーにとっては厳しい状況が続いております。そのため当社グループも、コスト削減を進めながら、OEM供給を主軸とし、その中でも製品開発・用途開拓等の開発要素が大きいものに注力してまいりました。また、環境に配慮した住空間・生活空間あるいは製造環境の構築に貢献するために、株式会社飯沼ゲージ製作所のリソースも活用しながら、メカトロニクス技術を活用した省人化あるいは省エネルギー化ビジネスにも注力しております。

 この結果、売上高2,731百万円(前年同四半期比70.2%増)、営業利益148百万円(同209.3%増)となりました。

 

(2)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、235,857千円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の重要な変更はありません。

 

(5)生産、受注及び販売の実績

 ①生産実績

当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第3四半期連結累計期間

(自 令和3年4月1日

至 令和3年12月31日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

10,557,959

70.7

環境住空間及びエンジニアリング部門(千円)

2,129,103

136.5

合計(千円)

12,687,063

79.0

(注)金額は製造原価によっております。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 ②受注実績

当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

受注高

(千円)

前年同四半期比(%)

受注残高

(千円)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門

11,319,041

68.8

環境住空間及びエンジニアリング部門

4,407,435

143.4

1,945,348

218.6

合計

15,726,477

84.7

1,945,348

218.6

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 ③販売実績

当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第3四半期連結累計期間

(自 令和3年4月1日

至 令和3年12月31日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

11,319,041

68.8

環境住空間及びエンジニアリング部門(千円)

2,731,787

70.2

合計(千円)

14,050,828

69.1

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.当第3四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。

相手先

当第3四半期連結累計期間

(自 令和3年4月1日

至 令和3年12月31日)

金額(千円)

割合(%)

AGC株式会社

5,001,170

35.6

株式会社リョーサン

3,795,811

27.0

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。