第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限が緩和されたことにより経済社会活動も正常化に向かいました。一方、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格の上昇、欧米でのインフレ抑制に向けた金融引き締め政策に起因する円安の進行、それに伴う燃料価格の高騰による物価上昇懸念等、依然として予断を許さない状況が続いております。

 このような環境の中、精密貼合及び高機能複合材部門におきましては、自動車業界及びエレクトロニクス業界でのディスプレイ化、タッチパネル化ニーズを取込み、当社の精密貼合技術を活用した加工ビジネスを拡大してまいりました。車載市場での受注は順調に推移してまいりましたが、世界的に半導体をはじめとする電子部品供給状況が不安定であったことから、完成車メーカーの生産計画にも影響を及ぼし、当社の受注にも影響を及ぼす結果となっております。環境住空間及びエンジニアリング部門におきましては、太陽光発電事業は引き続きOEM供給を中心とした生産を実施、エンジニアリング部門では、機械製造販売子会社のプレマテック株式会社との協業が順調に推移し、半導体不足に起因する半導体関連設備の需要増にも対応することで好調を維持しております。

 この結果、当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ363百万円増加し、17,198百万円となりました。当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ303百万円増加し、7,598百万円となりました。当第1四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ59百万円増加し、9,599百万円となりました。

 また、当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高3,772百万円(前年同四半期比14.8%減)、営業利益285百万円(同3.5%増)、経常利益295百万円(同3.5%増)を計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益は202百万円(同1.1%減)となりました。

 セグメントの経営成績は以下のとおりであります。

 

精密貼合及び高機能複合材部門

 国内外におけるディスプレイ・タッチパネル市場は、引き続き各分野でデジタル化が進むことにより、市場規模は拡大基調となっております。一方で、半導体あるいは各種部品の供給問題が継続しており、納期の長期化問題等が各方面に影響を与えています。車載用途市場では、部品供給不足等の影響により完成車メーカーの生産計画に影響を及ぼしており、当社受注もその影響を受ける状況となっています。今後もセンターインフォメーションディスプレイ、メータークラスターパネル、各種スイッチ類等自動車の電子化・ディスプレイ化は確実に進み、当社の商機は増加しておりますが、一方で市場参入者も増加し激しい受注競争となってきております。スマートフォンの高度化、ディスプレイサイズの大型化など市場が変化する中で、当社は精密貼合技術により一層磨きを掛け、最先端生産設備の開発・導入による生産の高度化を実施することにより、難易度の高い技術を求められる用途製品の受注・開発に取組んでおります。

 この結果、売上高2,291百万円(前年同四半期比27.3%減)、営業利益54百万円(同16.8%減)となりました。

 

環境住空間及びエンジニアリング部門

 太陽電池の国内市場は、国内制度の変更あるいは海外メーカーの台頭により、国内メーカーにとっては厳しい状況が続いております。そのため当社グループも、コスト削減を進めながら、OEM供給を主軸とし、その中でも製品開発・用途開拓等の開発要素が大きいものに注力してまいりました。また、エンジニアリング部門においてはプレマテック株式会社の半導体関連向け装置の受注が順調に推移し、好調を維持しております。装置製造用部品の長納期化は一部部品では解消しておりませんが、早期手配を進めることで、装置製造を受注通りに進めております。また当社のメカトロニクス技術を活用した省人化あるいは省エネルギー化ビジネスにも引き続き注力しております。

 この結果、売上高1,481百万円(前年同四半期比15.9%増)、営業利益230百万円(同9.9%増)となりました。

 

(2)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、72,075千円であります。

 なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(5)生産、受注及び販売の実績

 ①生産実績

当第1四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第1四半期連結累計期間

(自 令和5年4月1日

至 令和5年6月30日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

2,112,882

△28.0

環境住空間及びエンジニアリング部門(千円)

1,087,816

19.4

合計(千円)

3,200,698

△16.8

(注)金額は製造原価によっております。なお、セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 ②受注実績

当第1四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

受注高

(千円)

前年同四半期比(%)

受注残高

(千円)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門

2,291,048

△27.3

環境住空間及びエンジニアリング部門

1,416,669

3.0

1,439,556

8.3

合計

3,707,718

△18.1

1,439,556

8.3

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 ③販売実績

当第1四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、以下のとおりであります。

セグメントの名称

当第1四半期連結累計期間

(自 令和5年4月1日

至 令和5年6月30日)

前年同四半期比(%)

精密貼合及び高機能複合材部門(千円)

2,291,048

△27.3

環境住空間及びエンジニアリング部門(千円)

1,481,429

15.9

合計(千円)

3,772,478

△14.8

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.当第1四半期連結累計期間の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。

相手先

当第1四半期連結累計期間

(自 令和5年4月1日

至 令和5年6月30日)

金額(千円)

割合(%)

AGC株式会社

927,102

24.6

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。