第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載

した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症拡大による事業への影響については、今後の状況を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(2020年5月1日~2021年1月31日)における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大により経済活動が制限され、先行き不透明な状況が継続しております。また、米中貿易摩擦につきましては米国で新政権が誕生したものの、現時点では前政権の政策からの大きな変更はなく、米中関係の大幅な改善は期待できず、当面現在の状況が続くものと見込まれます。わが国経済につきましては、活動制限の緩和や国の景気浮揚政策により一部で経済活動が戻りつつありましたが、2021年1月に首都圏を中心に再度発出された新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の影響により、経済活動の回復に遅れが見られる状況が続いております。

 このような経営環境の中、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は1,245百万円(前年同期比27.9%減)、営業損失は272百万円(前年同期は営業利益40百万円)、経常損失は238百万円(前年同期は経常利益77百万円)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、投資有価証券評価損及びのれん償却額の特別損失計上などにより862百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益54百万円)となりました。

 

セグメントの業績は、次のとおりであります。

 

①半導体パッケージ基板・精密基板検査装置関連事業(当社)

 当第3四半期連結累計期間の前半におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止策として2020年4月に発出された緊急事態宣言後は出張自粛などにより受注活動が一時停滞するなどの影響を受け、海外案件におきましては現地での受け入れ態勢が整っていないことなどによる納入遅延が発生しました。当期間の後半から、徐々に納入遅延が解消されつつありましたが、依然として続いている海外への渡航制限や2020年前半の受注活動停滞による影響を受けた結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は当初計画を下回りました。

 なお、当第3四半期連結累計期間の受注の状況につきましては、主に国内及び海外顧客からフラットベッド型検査装置を複数台受注し、受注額は659百万円(前年同期比25.6%減)、受注残高は592百万円(前年同期比30.2%減)となりました。受注状況につきましては、前年同期を下回っておりますが、停滞しておりました受注活動が徐々に回復基調にあり、また、海外におきましては中国企業向けの引き合いや商談が再開するなど全体として受注活動が持ち直してきております。

 この結果、当事業の売上高は996百万円(前年同期比26.6%減)となり、セグメント損失は159百万円(前年同期はセグメント利益106百万円)となりました。

 

 

②精密基板製造装置関連事業(First EIE SA)

 当第3四半期連結累計期間におきましては、当事業の主力製品でありますフォトプロッター(基板のフィルム原版を印刷する装置)が売上を牽引しております。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により世界的に受注活動が停滞する中で中国市場において一早く回復の兆しが見られ、その他の地域でも受注活動が徐々に持ち直してきておりましたが、当第3四半期連結累計期間の売上高は当初計画を下回りました。

 この結果、当事業の売上高は248百万円(前年同期比32.4%減)となり、セグメント損失は116百万円(前年同期はセグメント損失69百万円)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末における資産の部は、前連結会計年度末に比べ639百万円減少し、3,166百万円となりました。これは主に、現金及び預金213百万円の増加、仕掛品98百万円の減少、のれん償却額計上に伴うのれん140百万円の減少及びパスイメージング株式会社株式並びにクラーロ株式会社(現社名:パスイメージング株式会社)第1回無担保転換社債型新株予約権付社債の評価損の計上に伴う投資有価証券505百万円の減少によるものであります。

 負債の部では、前連結会計年度末に比べ190百万円増加し、2,046百万円となりました。これは主に、短期借入金600百万円の減少、前受金104百万円の減少、長期借入金859百万円の増加によるものであります。

 純資産の部では、前連結会計年度末に比べ830百万円減少し、1,119百万円となりました。これは主に、資本金18百万円の増加、資本剰余金18百万円の増加及び親会社株主に帰属する四半期純損失862百万円の計上によるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当第3四半期連結累計期間における、新型コロナウイルス感染症の影響に係る会計上の見積りについては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載のとおりであります。

 

(4)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

 当第3四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針を決定する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、136百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

(シンジケート方式によるコミットメントライン契約の締結)

 当社は、2020年12月25日開催の取締役会決議に基づき、安定的な資金調達を確保することを目的として、株式会社秋田銀行をアレンジャーとする金融機関3行との間でシンジケート方式によるコミットメントライン契約の更新契約を締結いたしました。

 契約日   2020年12月25日

 契約金額  2,000,000千円

 契約期限  2021年12月30日