当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当社グループは、2020年3月期第1四半期連結会計期間からIFRSを適用しております。また、前第3四半期連結累計期間及び前連結会計年度の財務数値もIFRSベースに置換えて比較・分析を行っております。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く経済環境は、景気の先行きに対する不透明感はあるものの、海外においては、米国では景気は回復が続いており、欧州では弱い回復となっております。一方、中国では、景気は緩やかに減速しております。また、国内においては、景気は緩やかに回復しております。
このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の売上収益は、主力の楽器事業が堅調を持続したものの、部品・装置事業の市況低迷及び為替による112億円の減収影響により、前年同期に対し90億97百万円(2.7%)減少の3,226億15百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間の損益については、事業利益は、部品・装置事業の悪化と為替による52億円の減益影響により、前年同期に対し24億61百万円(5.5%)減少の423億96百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、9億37百万円(2.8%)減少の327億18百万円となりました。
(※)事業利益とは、売上総利益から販売費及び一般管理費を控除して算出した日本基準の営業利益に相当するものです。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 楽器事業
当第3四半期連結累計期間の売上収益は、為替による78億円の減収影響を吸収して、前年同期に対し1億37百万円(0.1%)増加の2,133億36百万円となりました。
国内は消費税増税の影響もあり販売が減少しましたが、それ以外の地域は好調に推移しました。
商品別には、アコースティックピアノは中国で二桁成長が継続したほか、その他の新興国や欧州でも売上げを伸ばしました。電子楽器及び管楽器は国内を除く各地域で販売が好調を持続し、ギターは全ての地域で売上げが伸長し二桁成長となりました。
事業利益は、為替による39億円の減益影響を吸収して、前年同期に対し10億36百万円(3.1%)増加の348億2百万円となりました。
② 音響機器事業
当第3四半期連結累計期間の売上収益は、為替による32億円の減収影響があり、前年同期に対し43億94百万円(4.9%)減少の861億89百万円となりました。
商品別には、業務用音響機器は全ての地域で販売を伸ばしたことに加え、国内の音響設備工事が好調に推移しました。オーディオ機器及びICT機器は販売が伸び悩みました。
事業利益は、為替による13億円の減益影響があり、前年同期に対し9億98百万円(12.3%)減少の71億37百万円となりました。
③ その他の事業
当第3四半期連結累計期間の売上収益は、前年同期に対し48億40百万円(17.3%)減少の230億90百万円となりました。
商品別には、電子デバイスの売上げは回復しましたが、FA機器は市況低迷が続き販売が減少しました。
事業利益は、前年同期に対し24億99百万円(84.5%)減少の4億56百万円となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末の5,159億24百万円から117億42百万円(2.3%)増加し、5,276億66百万円となりました。
負債は、前連結会計年度末の1,569億17百万円から39億66百万円(2.5%)増加し、1,608億84百万円となりました。
資本は、前連結会計年度末の3,590億7百万円から77億75百万円(2.2%)増加し、3,667億82百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間において現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、34億15百万円増加(前年同期は152億97百万円減少)し、期末残高は992億31百万円となりました。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間において営業活動の結果得られた資金は、主として税引前四半期利益により、402億86百万円(前年同期に得られた資金は113億95百万円)となりました。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間において投資活動の結果使用した資金は、主として有形固定資産及び無形資産等の取得による支出により、129億73百万円(前年同期に使用した資金は179億42百万円)となりました。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当第3四半期連結累計期間において財務活動の結果使用した資金は、自己株式の取得や配当金の支払い等により、228億10百万円(前年同期に使用した資金は84億19百万円)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、183億83百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。